- 2010 年 5 月 26 日 4:00 PM
- Koneta | Pro Wrestling
「ネクロ・ブッチャーを大統領に!」を合言葉にやっております月刊ネクロ・ブッチャー。今回は、JAPWで行われたハードコアマッチの模様をダイジェストでお送りします。
5月22日 JAPW @ラーウェイ・レックセンター ニュージャージー州ラーウェイ
赤いバンダナに上半身裸で入場のネクロ・ブッチャー。右手首には「DANGER」と書かれた黄金のリストバンド装着済み。気持ち腹まわりがスッキリしたように見えるが、白くてだらしない体型は依然としてキープしている。キャラが被りぎみのブロディ・リーも入場時からハイテンション。いきなりダン・マフを客席に投げ込むと、ありえないほどスローな動きで自分も鉄柵を乗り越えるネクロ。すると観客は一斉にその場から避難しはじめハードコアマッチの準備完了。ブロディ・リーも加勢に入る。
ダン・マフの頭をゴツンゴツンと何度も地面に叩きつけるネクロ。全くもって容赦ない。そのままひな壇の上までダン・マフを連れて行くと殴り合いがはじまる。ひな壇のベンチシートに座らせて最初は逆水平チョップ合戦から次第にグーパンチ合戦へと突入。ダン・マフのグーパンチが顔面にクリーンヒットしても何食わぬ顔で殴り返すネクロ。タフすぎる。グーパンチから今度は頭突き合戦へと移行。頭突きでも一枚上手のネクロは、ダン・マフが怯んだところを無理やり担ぎ上げベンチシートに叩きつける。シートがかるく歪む。
パイプ椅子をダン・マフの背中に当てがってそのまま地面にボディスラム。グワシャーン!と底が抜けたような音がする。すると何を思ったのか、裏口近くに置いてあるパイプ椅子を収納するための巨大ハンガーに乗っかりはじめるネクロ。続いてダン・マフも乗っかり巨大ハンガーの上で殴り合いがはじまる。そのままエレクトリックパレードのように二人が乗っかったまま巨大ハンガーが会場を練り歩くという意味不明ムーブがつづく。
再びひな壇の方向へと練り歩くネクロとダン・マフ。会場備え付けのゴミ箱をネクロの顔面へ次々と投げつける。ゴミ箱がかなりいい角度でネクロに直撃。ひな壇の周囲がゴミだらけになっても巨神兵のように立ち上がるネクロ。右腕に彫られたヨーダのタトゥーがダサカッコいい。
戦場はエントランス周辺へと移動。蹴り倒されたネクロの顔面に長椅子を当てがって更に蹴りをぶち込むダン・マフ。ドンッ!と地味に痛そうな音があたりに響く。ダン・マフの容赦ない攻撃にネクロは少しグロッキー気味。するとブロディ・リーとやりあっていたチャーリー・ハースがネクロを攻撃しはじめる。鉄柵をネクロの顔面めがけぶん投げるチャーリー・ハース。実に大人気ない。そんな凶器攻撃の応酬のなか突然スモールパッケージホールドでスリーカウントを狙うネクロ。ある意味オールドスクールな流れ。しかしスモールパッケージホールドで観客は大盛り上がり。
ブロディ・リーがネクロの救出に入りチャーリー・ハースに鉄柵攻撃。そしてレスラー全員がリング上に戻る。リング上にパイプ椅子を置き、そこに怪我をしているネクロの右足を落とすチャーリー・ハース。椅子が折れ曲がりネクロが右膝を抱えながらもんどりうってエスケープ。するとブロディ・リーからパイプ椅子を取り上げるが、なんと仲間のチャーリー・ハースを攻撃。ノックダウンしたチャーリー・ハースをブロディ・リーが押さえ込んでスリーカウント。ダン・マフとチャーリー・ハースの仲間割れによりブロディ・リーが棚ぼた勝利。
試合結果はこの際置いておくとして、何度かエグい角度で膝に鉄柵攻撃を食らっていたネクロ。膝の具合が心配だ。病院へ行くことは絶対にしないネクロのことだからプロテクターを付ける程度だろう。来月には葛西純との大勝負が控えているので、それまでにはなんとか万全な体調へ回復してほしい。しかし、どんな状態であれ我々ネクロ・ブッチャーのファンとしては、葛西純との一騎打ち、大いに期待したい。
- 新しい: サミ・キャラハン インタビュー
- 古い: ダッシャー・ハットフィールド
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.m-drop.com/archives/3446/trackback
- トラックバックの送信元リスト
- 月刊 ネクロ・ブッチャー vol.8 - MANHATTAN DROP より