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怪獣ビッグバトル “Last Stop: Danger”
- 2011 年 10 月 24 日 3:26 AM
- Pro Wrestling | Review
10月16日 Kaiju Big Battel “Last Stop: Danger” @ユニオン・トランスファー ペンシルベニア州フィラデルフィア
ニューヨーク大会にひきつづき格闘探偵団バトラーツから澤宗紀をむかえて開催されたフィラデルフィア大会。いきなり武田久美子の貝をフィーチャリングしたサイクロプトパスが登場!ヤースミンコと対決。
そこにラスベガス大会限定のキャラかと思われていた賭博怪獣ギャンブリング・バグが乱入。コーナーからダイビングボディプレスを狙うが、サイクロプトパスではなくビル群に誤爆するという失態!運よく勝利したサイクロプトパス。チカラプロのレフェリーによく似たブライスから勝ち名乗りをうける。うなだれて一人さびしく退場するギャンブリング・バグに哀愁がただよう。
司会者のラウデン・ノクシャスが澤宗紀をコール。澤が「リボルバー・ジャンキーズ」で入場。ラウデンが今夜の意気込みをたずねると澤は、「どうも!アメリカのみなさんこんにちはー!水谷ケイでーす!ギルガーメッシュ!!」とコメント。コメントの内容を知ってか知らずか「イェーイ!」と盛り上がるお客さん。その反応にしてやったりの澤。アメリカ最後だからってフリーダムすぎる。
するとそこにドクター・キューブ登場。グルーディンとトゥコール、それに腕がカニバサミになった新種のスーパー・ホラー・ミニヨンがうしろで臨戦態勢。ドクター・キューブは「ニューヨークではよくもこのワタシの顔面を殴ってくれたな澤!」と怒りをぶちまける。
澤は腕をぐるぐると回して伊良部パンチをねらおうとする。しかし、またしても懐中時計を取りだして催眠術をかけようとするドクター・キューブ。お客さんからは「ノー!やめろー!ひっかかるなー!」と声がかかる。澤のカラダがぐらぐらと揺れはじめるが、催眠術にかかるまいと必死で抵抗する。チカラをふりしぼってドクター・キューブにパンチを狙うが、スーパー・ホラー・ミニヨンにうしろから邪魔をされてしまう。
澤がスーパー・ホラー・ミニヨンにつれられ退場すると、のこったトゥコールとグルーディンがフィラデルフィアのビル群を壊しはじめる。そこにヒーロー軍のダストバニー登場!ドクター・キューブの手下ふたりを相手に試合がはじまる!ファイトー!
ダストバニーがホコリをまき散らしながらドロップキック。しかしツープラトン攻撃をくらったダストバニーは苦戦をしいられる。
もう駄目かと思われたその時、ヒーロー軍のカンフー・チキン・ヌードルが現れる!お得意のカンフーダンスそしてカンフーステップをふむと、必殺カンフーキックでトゥコールをノックアウト!
カンフー・チキン・ヌードルが助けに入るとダストバニーがむくむくと復活。グルーディンをジ・アンダー・テイカーばりのチョークスラムでノックアウト!最後はカンフー・チキン・ヌードルがコーナーからのボディプレスでスリーカウント勝利。カンフー・チキン・ヌードルのたたみかけるカンフー殺法にお客さんから大きな拍手がおくられる。
先日のニューヨーク大会でナンバー13に勝利したアメリカン・ビートルがインタビューを受ける。腰には天然ダイヤによく似たボタンが飾られた、怪獣チャンピオンシップベルトが巻かれている。
スーパー・ホラー・ミニヨンが澤を追いかけながら入場してくる。ボディスラムを放つと、澤は自分に気合を入れるように「カモーン!」と叫ぶ。どこか見覚えのあるレガースを着けているスーパー・ホラー・ミニヨンは、大きなカニバサミでモンゴリアンチャップ!澤はグーパンチで応戦。スーパー・ホラー・ミニヨンは澤をコーナーに投げ、ボディプレスを狙うがかわされてしまう。澤はスーパー・ホラー・ミニヨンの背中にドロップキック。
澤が投げっぱなしバックドロップ、ロープにふってレッグラリアットとたたみかけ、カバーに入るがツーでかえされる。謎のマスクから見え隠れするするどい眼光、名前に”ホラー”とつくあたり、改造前の正体はきっとあのレスラーに間違いない。
澤がコーナーに押しこみパンチとエルボーの連打。すると、あと一ヶ月ほどで引退するのにあえて新技を披露するがまったくきく気配なし。口あんぐりの澤は、スーパー・ホラー・ミニヨンに顔面パンチをくらって一回転。スーパー・ホラー・ミニヨンはチョークスラムをきめてカバーに入るが澤がツーでキックアウト。
ビルをリング中央にセットしたスーパー・ホラー・ミニヨンは、その上に澤をパイルドライバー。コーナーにかけ登りフライングボディプレスを狙うが澤がエスケープ。またもチョークスラムを狙おうとするスーパー・ホラー・ミニヨンに、澤が飛びヒザ蹴りからのシャイニングウィザード炸裂!カバーに入るがツーでキックアウト!めまぐるしい攻防がつづく。
ねばるスーパー・ホラー・ミニヨンだったが、腕をぐるぐると回しながらいつもよりも余計にジャンプする澤が、渾身の伊良部パンチ!最後はふらふらのスーパー・ホラー・ミニヨンにお卍固めがガッチリときまり、澤のタップアウト勝ち。勝利のコールをうけた澤は、両手を高くあげてから一礼、そして投げキッス。お客さんはスタンディングオベーションでそれに応えた。
スチーム・パワード・テンタクル・ボウルダーとフランス代表のワッフル・フレンチトーストの試合中に、なぜかチカラプロのトゥルサスがリングサイドに現れる。どうやらスチーム・パワード・テンタクル・ボウルダーのセコンドについているようだ。するとアメリカン・ビートルとヘルモンキーとの怪獣チャンピオンシップを邪魔するべく、ドクター・キューブが手下を大勢ひきつれてリングイン。アメリカン・ビートルはドクター・キューブ達に囲まれてしまう。
ぼこぼこにされるアメリカン・ビートル。試合前からノックダウン状態に。場内はブーイングの嵐。
トゥルサスがアメリカン・ビートルにムーンサルトプレスを狙うが自爆。するとそこに澤宗紀がかけつけてドクター・キューブ軍団をかたっぱしから倒していく。もう伊良部はいないけど伊良部パンチの乱れうち!トゥコールには飛びヒザ蹴り!トゥルサスにはシャイニングウィザード!ドクター・キューブ軍を一掃すると、アメリカン・ビートルとヘルモンキーとの怪獣チャンピオンシップがはじまる。
ほとんどノックアウト状態のアメリカン・ビートルは、ビルに投げつけられたり、ボストンクラブで絞め上げられたりと、一方的にやられてしまう。しかしステージ上から澤がエールを送ると、アメリカン・ビートルは息をふきかえし、邪魔をするドクター・キューブを振りはらってコーナーにのぼる。
最後は必殺のフライング・エルボー・ドロップが炸裂。そのままスリーカウントが入りアメリカン・ビートルの勝利。苦戦をしいられたが澤の援護もあり、怪獣チャンピオンシップベルトの防衛に成功した。
試合後、お客さんからサイン攻めにあう澤宗紀。アメリカでの現役最後の対戦相手は怪獣だった。
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怪獣ビッグバトル “Kaiju Express: Non Stop To Danger!”
- 2011 年 10 月 19 日 7:04 PM
- Pro Wrestling | Review
10月14日 Kaiju Big Battel “Kaiju Express: Non Stop To Danger!” @ワーソー ニューヨーク州ブルックリン
前回のラスベガス大会から約4ヶ月ぶりとなる怪獣ビッグバトル。なんと今回は、11月に引退する格闘探偵団バトラーツの澤宗紀をゲストにむかえ、プロレスラー対怪獣という特別バージョンで行われた。
まずは司会のラウデン・ノクシャスが入場するとお客さんにご挨拶。するとダストバニーが腰をクネらせてホコリをまき散らしながら入場。ヤースミンコとサイクロプトパスのルード軍団と対決。ヤースミンコが突如レフェリーを殴ると、リング上はレフェリー不在の無法地帯と化す。しかしダンシングしすぎて目がおかしいことになっているダストバニーは、コーナーからのダイビングボディプレスをきめてルード軍の二人から勝利。勝利者インタビューを受けるダストバニーの眼が充血しっぱなし。
澤宗紀が「ナーシャ!」叫びながら颯爽と登場すると、お客さんから大声援で迎えられる。澤が今年で引退するとラウデンから発表されると、場内から一斉にブーイングが発生。澤がファンに一礼する。ラウデンから今回の意気込みを聞かれると澤は、「どうもっ!アメリカの皆さん水谷豊でーす!ギルガメーッシュ!」と日本語で爽やかに答える。ごく一部のファンには大ウケ。
するとドクター・キューブが現れる。新参者は消え失せろとばかりに大声でまくし立てるドクター・キューブ。澤と一触即発の状態になる。ドクター・キューブはポケットから大きな懐中時計を取り出して、澤の目の前でゆっくりと振りはじめる。だんだんと眼がトロ~ンとなってしまう澤。見事なほど深く催眠術にかかってしまう。
お客さんから「ノー!目を覚ませ!」と大きな声がかかる。しかしドクター・キューブの命令でビルを壊しに掛かる澤。シャイニングウィザードでビル群が木っ端みじんに!悪の手に落ちてしまった澤を呆然と見つめるラウデン。澤とドクター・キューブが一緒に退場していく。
口ひげがナイスなペドロ・プランテイン入場。プランテインのコスプレをしたちびっ子ファンも大興奮。悪者トゥコールにキューバン・クローズラインからのボストンクラブがきまる。
するとそこにグルーディンが手にスタンガンのような武器を持ちながら乱入。真っ先にレフェリーを攻撃するとまたもやリング上は無法地帯と化してしまう。しかしバナナの化身ペドロ・プランテインが驚異的なねばりを見せて悪者二人をノックアウト状態に。最後はラウデンと組体操のような合体技がきまりペドロ・プランテインの勝利。名物スタッフのアンディも奪いとった武器を片手に大喜び。
催眠術でドクター・キューブの手下になってしまった澤は、ミニヨン(仮面ライダーのショッカー的ザコキャラ)に変身!しかも何故かブラジャー着用!これは恐らく、催眠術をかけられた際に、澤宗紀のもう一つの人格であるランジェリー武藤が中途半端に発動してしまい、更にミニヨン化してしまった過程で無意識のうちにブラジャーを装着してしまったとも考えられる。
ドクター・キューブの命令により、ニューヨークの街を破壊しはじめるランジェリー・ミニヨンとヘルモンキー。
ランジェリー・ミニヨンは無駄に胸を強調させながらキッカイな踊りを披露。そこにヒーロー軍のダストバニーが突如リングイン。ランジェリー・ミニヨンの顔面に白いマジックダストパウダーを投げつける!すると澤は、水をかけられたメカマミーのようなフニョフニョでピキピキな動作をしはじめる。
ランジェリー・ミニヨンは自分でマスクと取りブラジャーも外してお客さんに投げ込むといつもの澤宗紀に戻っていく!ダストバニーのマジックダストパウダーが澤宗紀を覚醒させたのだ。マジックダストパウダー欲しい!ヘルモンキーにグーパンチ顔面連打からの延髄斬りをきめる澤。カバーに入るがカウントツーでキックアウト。
さらに澤は正面飛び式ドロップキックをきめたあと、伊良部パンチをしようと振りかぶるとヘルモンキーがリング外にエスケープ。そのままヘルモンキーを澤が追いかけていく。
インターミッション後、スチーム・パワード・テンタクル・ボウルダーがミニヨンにボコボコにされる。蜂怪獣ダイ・ハチ・ハチとフランス代表のワッフル・フレンチトーストが対戦。ワッフル・フレンチトーストがコーナーからのボディプレスでダイ・ハチ・ハチを圧殺。
そしてこの日のメインイベント、怪獣チャンピオンシップベルトをかけてドクター・キューブの手下のナンバー13と、ヒーロー軍のアメリカンビートルが対戦。まずはドクター・キューブとナンバー13が入場すると、お客さんから大ブーイング。
ナンバー13とアメリカンビートルが戦っている間に、ドクター・キューブはちびっ子ファンと口喧嘩が勃発。
するとヘルモンキーを追っかけながら澤がリングイン。両者とももみ合いになり、澤宗紀 vs. ヘルモンキーの試合が急遽開始。ヘルモンキーはボディプレスからのブレーンバスター。カバーに入るが澤がツーでキックアウト。コーナーからファイヤーバードスプラッシュを狙うが澤にかわされる。あの大きな頭でファイヤーバードやるとは驚き。澤のローリングソバットからの延髄斬りがクリーンヒット。リング下のドクター・キューブは劣勢のヘルモンキーに右往左往。
ヘルモンキーをロープに振ってレッグラリアット。お客さんから「SAWA! SAWA!」の大チャント。澤はお卍固めを仕掛けるがヘルモンキーにかえされる。ヘルモンキーのナックルパートが澤にヒットするが全くきかない。逆に澤がミドルキック。澤はコーナートップに登るがヘルモンキーがそれをカット。
パワーボムを狙いにいくが澤がかえしてシャイニングウィザード。またも「SAWA! SAWA!」の大チャント発生。澤はお客さんのハートをガッチリ鷲掴み。
澤は腕をグルグルと回してから伊良部パンチ炸裂!ヘルモンキーのカラダが宙に舞う。澤がカバーに入ると会場のお客さん全員で「1!2!3!」とカウントを大合唱。澤はニューヨーク最初で最後の試合を勝利で飾った。
リング下からドクター・キューブが現れる。先ほどのお返しとばかりに澤は殴りかかろうとするが、ドクター・キューブは「まあ待て」と牽制。そして隠し持っていた懐中時計でまたしても催眠術をかけようとするが、澤が時計を奪いとりドクター・キューブの顔面に伊良部パンチ!!キューブヘッドが吹っ飛んで素顔があらわになってしまったドクター・キューブは、慌ててその場から退散。澤はドクター・キューブを追ってエントランスへと消えて行く。
澤とヘルモンキーの試合が決着すると、ナンバー13とアメリカンビートルのタイトル戦が再開。顔面の殴り合いからエルボー合戦。ナンバー13は怪力をいかしたスープレックス技をしかけていく。劣勢になったアメリカンビートルに、会場から「USA!USA!」の大チャント。勧善懲悪で応援の仕方がわかりやすいのも怪獣ビッグバトルの特徴だ。
最後はアメリカンビートルがランディ・サベージばりのフライング・エルボー・ドロップを炸裂させて勝利。怪獣チャンピオンシップの防衛に成功した。
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Chikara “Martyr Yourself to Caution”
- 2011 年 9 月 24 日 3:17 AM
- Pro Wrestling | Review
9月18日 Chikara ”Martyr Yourself to Caution” @ハイライン・ボールルーム ニューヨーク州マンハッタン
1. 12 Large Summit (Aブロック) ○サラ・デル・レイ vs. オフィーディアン×
はじめに怪獣ビッグバトルの司会者でもお馴染みのギャヴィン・ラウドスピーカーと、シニア・オフィシャル・レフェリーのブライスが入場。ラウドスピーカーは怪獣ビッグバトル仕様の髪の毛ツンツンスタイル。12ラージ・サミットで勝ち点6を狙うサラ・デル・レイは、コブラ男のオフィーディアンと対戦。オープニングマッチとは思えない激しい試合となった。最後はサラがロイヤル・バタフライをきめて貫禄の勝利。サラの勢いが止まらない。
2. ○ダッシャー・ハットフィールド&シュガー・ダンカートン vs. ソルジャー・アント&グリーン・アント×
人気タッグどうしの対戦となったこの試合。アリ軍団のソルジャー・アントとグリーン・アントが、息のあったツープラトン攻撃をきめるなど試合を優位に進めていく。シュガー・ダンカートンとベースボール男爵ことダッシャー・ハットフィールドのチーム・スローバックスは、コミカルな動きで観客の心をがっちりと掴んみ、試合中盤では欽ちゃんジャンプまで飛び出すはっちゃけぶり。最後はダッシャーがスモール・パッケージ・ホールドでグリーン・アントをうまく丸め込みチーム・スローバックスの勝利。これでスローバックスがチカラ世界タッグ王座への挑戦権をゲットした。
3. ○グレゴリー・アイアン vs. イカルス×
新しくチカラプロのロースター入りを果たしたグレゴリー・アイアンは、背中のタトゥーがアレでお馴染みのイカルスと対戦。イカルスがジャージを脱ごうとチャックを下ろしただけで観客から大ブーイング。どうしても背中のタトゥーが見たくない観客の反応が素晴らしい。のらりくらりとヒールに徹するイカルスは、アイアンの喉元をロープに押しこむ。結局ジャージを脱ぐが、それを機にアイアンの反撃がはじまる。最後はアイアンがフライング・サンセット・フリップをきめて勝利。いまグレゴリー・アイアンの人気が急上昇中。
4. ○マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン vs. ティム・ドンスト&トゥルサス×
ヤングバックスの二人は技の完成度がすべて高かった。さらに弟のニック・ジャクソンは巨漢トゥルサスを担ぎ上げるという驚きの身体力をみせた。最後はヤングバックスがモア・バング・フォー・バック(ファイヤーマンズ・キャリー・スラムからの450スプラッシュとムーンサルトの連続技)でトゥルサスから勝利。
5. ×マーシェ・ロケット vs. アレス○
ひと回りカラダが大きくなって逆水平チョップの威力が増したマーシェ・ロケット。対するアレスはデリリアスの首をチェーンで引っ張りながら入場。デリリアスの乱入により試合は荒れ模様となった。最後はアレスがタイガードライバーをきめてピン。FCWへ行ってしまったクロウディオの代わりに、今後のヒールチームBDKを牽引していくのは一体誰なのか。アレスか、ティム・ドンストか、それともデリリアスなのか。
6. ○ウルトラマンティス・ブラック&ハローウィキッド&フライトメア&クロスボーンズ vs. シン・ボディ&オバリオン&コダマ&コバルド×
前試合のアレスに突然襲いかかったウルトラマンティス・ブラック。次々と選手がリングインしてくるとその流れで試合がはじまる。そしてシークレットとされていたザ・スペクトラル・エンボイの選手は久々の登場となるクロスボーンズだった。因縁浅からぬこの両チーム、試合開始からいきなり場外戦となった。最後はウルトラマンティス・ブラックがコズミック・ドゥームをきめてコバルドから勝利。観客からは「This Is Awesome!!」チャント発生。
7. チカラ・カンペオナトス・デ・パレハス(チカラ世界タッグ王座戦) ×マイク・クワッケンブッシュ&ジグソー vs. チャック・テイラー&ジョニー・ガルガーノ○
三本勝負で行われたこの試合、開始早々わずか1分45秒でマイク・クワッケンブッシュ&ジグソー組が連携技をきめてジョニー・ガルガーノから一本先取。二本目、チャック・テイラーがレフェリーの死角をついて急所攻撃をされたと主張すると、レフェリーはそれをあっさり認めF.I.S.T.が勝利。なんと卑怯な!そして運命の三本目、ガルガーノがジグソーにガルガーノ・エスケープ(フェイスロック)をきめてタップアウト勝利。これによりF.I.S.T.が新タッグ王者となった。いま一番波に乗っているチームとはいえ、まさかタッグ王座を奪取してしまうとは驚いた。
8. 12 Large Summit (Bブロック) ○エディ・キングストン vs. ファイヤー・アント×
シングル初対決となったこの両者。翌日に来日を控えていつもよりどこか気合が入っているようにも見えた。パンチとキックを力任せにぶつけていくエディ。序盤は押され気味だったファイヤー・アントだったが、場外へのトペがジャストミートすると一気に逆転。思いっきりの良い飛び技を連発させる。しかし、そこへヴィン・ジェラルドが突如乱入。ジェラルドはエディをボコボコに踏みつけると一目散に帰っていく。
リングへ戻りグロッキー状態のエディだがここで根性を見せる。顔面キック、後頭部へのラリアット、投げっぱなしジャーマンを連発。そしてエルボー合戦から裏拳を食らったファイヤー・アントは意識朦朧。最後はエディがスライディングD(後頭部へのスライディングエルボー)をきめて勝利。これでBブロックのダントツ首位となったエディ。この勢いなら12ラージ・サミット優勝は十分ありえる。
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MASADA vs. 伊東竜二
- 2011 年 9 月 14 日 2:40 AM
- Pro Wrestling | Review
9月10日 CZW “Chri$ Ca$h Memorial Show” @アサイラムアリーナ ペンシルバニア州フィラデルフィア
この日のメインイベントは、CZW認定UVU王者とBJW認定デスマッチヘビー級王者の日米デスマッチ対決となった。ダブルタイトルマッチとして行われたこの試合は、ノーロープ有刺鉄線ラダーデスマッチ。天井から吊るされた両者のベルトを、ラダーを使い奪い取った方が王者の権利獲得するというシンプルなもの。このラダーマッチは2005年にバイク事故で亡くなったクリス・キャッシュ(CZWレスリングアカデミー出身者)が得意としていたもので、クリス・キャッシュ・メモリアルショーでは定番となっている。
両者が入場するとしばらく睨み合い。自然と観客から「CZW!CZW!」チャントが発生。伊東はそれを嫌ってか「BJW!BJW!」と叫んで観客にアピール。CZWのホームだけに観客からの声援はMASADAに軍配があがる。
序盤のエルボー合戦で、MASADAの強烈なエルボーが伊東のアゴにクリーンヒット。軽くグロッキー状態の伊東だったが、なんとか持ちなおして場外戦へ。MASADAをテーブルに寝かせ、二階のバルコニー席からドラゴンスプラッシュ。バリバリと鈍い音をたてながらテーブルが粉々に。胸を押さえながら立ち上がるMASADA。痛みで顔が歪んでいく。
両者リングに戻ると伊東がMASADAの額を有刺鉄線に押しつけてグリグリ攻撃。MASADAは伊東の背中に思いっきりラダーを叩きつける。伊東を持ち上げボディスラムにいこうと見せかけ有刺鉄線に投げるMASADA。受け身が取れない角度で有刺鉄線に突っ込んだ伊東は脇の下がパックリと切れて出血。してやったりの表情のMASADAは、伊東を起こしてラダーの上にブレーンバスター。
するとMASADAは我々マンハッタンドロップが差し入れした100本入りの竹串を袋から取り出すと、一束にまとめてから伊東の頭にグサッ!ぶっ刺した手を離すと竹串が放射状に広がって、伊東の頭頂部に興奮状態のハリネズミみたいなオブジェが出来上がり!これには観客から「You Sick Fuck!」チャントが発生。
伊東は頭から流血しながらラダーをコーナーに立てかけてバックドロップ。続けて「行くぞー!」と叫んでからラダーにのぼりムーンサルトプレス。しかしMASADAが膝を立てて阻止。伊東は腹押さえながら悶絶する。MASADAはお返しとばかりにラダーめがけ危険な角度で伊東をパワーボム。
するとMASADAはラダーにのぼりベルトを取ろうとするが、伊東がそれを阻止して有刺鉄線に投げる。「アッー!」叫ぶMASADAは右のふくらはぎから出血。その間に今度は伊東がラダーにのぼるが、MASADAがラダーを揺らして有刺鉄線に落とす。伊東の体重で有刺鉄線がグニャリと曲がる。伊東の腹にラダーの先をぶち当てると、MASADAは有刺鉄線をペンチで切りはじめる。
復活した伊東は、有刺鉄線を自分の足首に巻きつけてMASADAの胸にキック。するとそのワイヤーが花道まですっ飛ぶと、観客から悲鳴がおきる。MASADAはローブローで伊東をダウンさせ、ラダーと椅子の間にまたもう一つラダーを渡してそこに伊東を寝かす。有刺鉄線をエルボーに巻きつけて伊東の胸にグリグリ攻撃。そしてラダーに登りエルボーを落とす。観客から「CZW!CZW!」チャント。MASADAがエルボー連打、伊東がブレーンバスターを返すも、ラダーの上にパワーボム食らう。リング下から巨大ラダーをリングに入れるMASADA。天井に吊るされたUVUベルトめがけラダーをのぼりはじめる。
先ずはMASADAがUVUのベルトを奪取。さらに隣のBJW認定デスマッチヘビーのベルトも取りにかかるが、すかさず伊東がラダーからMASADAを落として阻止。すると伊東は巨大ラダー頂上からドラゴンスプラッシュ!観客から「キャー!」という悲鳴があがる。
完璧にきまったドラゴンスプラッシュでMASADAは動けなくなる。その間に伊東は巨大ラダーをのぼりBJWのベルトを奪取。しかし、突如蘇生したMASADAが巨大ラダーを倒し、伊東を場外のテーブに落としてしまう。しばらく身動きができない伊東だったが、リングインに戻りベルトを掲げてみせる。両者は向かい合いそれぞれのベルトをアピール。ルールにより両者とも王座防衛となった。
するとそこにCZWのボス、DJハイドがリングイン。「今日はこれからアナウンスすることがある」と言うと何故か伊東にマイクを渡す。伊東は「こんな試合で納得いかねーよ!今度は12月ここに来て、日本のデスマッチ、日本のプロレスを見せてやるよ!」とアピール。そしてDJハイドがマイクと取り、12月に日本からDDT、BJW、K-DOJO、FREEDOMSの4団体がCZWのリングにやってくると説明。CZWのテーマ曲が流れてショーは終了する。詳細についてはまだ分からないが、CZWと日本の団体がどのようなかたちで絡んでいくのか気になるところ。
両者の対決については、正直なところ完全決着が望ましかったと思う。それだけファンの期待値が高かったとも言える。少なからず試合後には観客からブーイングも出ていた。しかしそれは、試合内容というよりも、両者防衛というルール上の結果に対するブーイングだったように思う。結果を補って余りあるデスマッチの内容だったので、もし再戦することがあれば、つぎは是非とも完全決着ルールでお願いしたい。この二人にしかできないデスマッチがまだまだ観たい、そう感じさせる試合だった。
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Chikarasaurus Rex: King of Sequel – Night 2
- 2011 年 8 月 8 日 12:01 AM
- Pro Wrestling | Review
7月31日 Chikara ”Chikarasaurus Rex: King of Sequel″ @アサイラムアリーナ ペンシルバニア州フィラデルフィア
1. 真琴 vs. 藤本つかさ
ファンから大量の紙テープが投げ込まれ、場内はかなりの盛り上がり。昨夜よりもリラックスした表情の真琴と、満面の笑みで入場してきた藤本つかさ。アイスリボンのショーケースマッチと題されたこの試合、全米から駆けつけた”JOSHI”ファンの注目が集まった。真琴は一方的に攻め込まれる場面もあったが、自分の持ち味を十分に発揮できているように見えた。藤本は伸びのあるドロップキックや、場外へのダイブなどでファンから大きな歓声が上がっていた。
最後は藤本つかさがビーナスシュート(コーナーからの三角飛び延髄斬り)をきめてスリーカウント勝利。試合後バックステージでの藤本つかさのコメント、「試合中はお客さんの歓声がはっきりと聞こえました。とにかく凄い盛り上がりで、アメリカで試合が出来て本当に嬉しかったです」。真琴のコメント、「WWEもこんなに盛り上がるんですか?」。
2. ダッシャー・ハットフィールド vs. アーチボルド・ペック
鼓笛隊という珍しいキャラクターのアーチボルド・ペック。美人女性マネージャーのベロニカは、バトンを振りまわし試合を妨害する。一風変わったヒールだ。コミック要素満載の試合は、アーチボルド・ペックが野球男爵ダッシャー・ハットフィールドにアンチェインド・メロディをきめて勝利。
3. 下田美馬 vs. デイジー・ヘイズ
前日の六人タッグマッチでは、下田美馬がデイジーから豪快なスリーカウント勝利を奪っているが、この日のシングルマッチではデイジーがオコーナーズロールアップ(回転足折り固め)をきめて下田美馬に勝利。BDK結成時に比べて、痩せすぎな気がするデイジー。そのせいか技が軽く感じられてしまう。試合に勝ったものの、終始攻められる場面が多かった。一方の下田は、前日と同じく試合を優位にコントロール。技の一つ一つに説得力があった。全女スタイルてんこもり。役者の違いが際立っていた試合。
4. ウルトラマンティス・ブラック&ハロウウィキッド&フライトメア vs. スコット・パーカー&シェーン・マシューズ&エル・ジェネリコ
試合途中にBDKのティム・ドンストが乱入して、フライトメアを椅子で強襲する。そのすきにウルトラマンティス・ブラックがエル・ジェネリコにプレイング・マンティス・ボムをきめてスリーカウント。ウルトラマンティス・ブラック率いるザ・スペクトラル・エンボイの勝利。
5. アトランティス&レイ・ブカネロ vs. チャック・テイラー&ジョニー・ガルガーノ(F.I.S.T.)
先にF.I.S.T.の二人が入場するが相手チームが一向に現れない。すると新ディレクターのウインク・バーバサーが登場。リング上でくじを引いて対戦相手を決めはじめる。最初に引いたのはカール・アンダーソン&ジャイアント・バーナード!しかし現在は日本でツアー中ということでリングには現れない。次に引いたのはCMLLのアトランティスとレイ・ブカネロ!まさか今度も現れるわけないと思われたその時、本当に本人たちが入場してきてしまいF.I.S.T.の二人は動揺を隠せない。
CMLLの重鎮アトランティスとレイ・ブカネロの合体技は綺麗にきまったものの、レフェリー不在時にアトランティスから股間攻撃を受けたとガルガーノが嘘をついてF.I.S.T.の反則勝ち。アトランティスは反則などしていないとレフェリーに猛抗議するが聞き入れてくれない。これからというところで突然の反則判定。まだまだ本場のルチャが観たかった。CMLLの二人には再戦を願うばかりだ。
“12 Large: Summit” Tournament Match (Block B)
6. エディ・キングストン vs. ジグソー
エディ・キングストンがマサ斎藤ばりのバックドロップでジグソーからスリーカウント勝利。両者とも持っている技を全て使い果たして、後半は気力だけで戦っていた。やられてもやられても立ち上がる両者。チカラプロはルチャスタイルだけじゃないということを証明するかのような素晴らしい試合だった。
7. ジョニー・セイント&マイク・クワッケンブッシュ vs. コルト・カバーナ&ジョニー・キッド
両チームとも終始リラックスムードで、25分を超えるキャッチ・アズ・キャッチ・キャンだらけの濃いー試合。最後はジョニー・セイントが回転逆エビ固めでジョニー・キッドから勝利。試合終了後ジョニー・セイントはマイクと取りフィラデルフィアの観客へ感謝の言葉を伝えた。
Chikara’s “JOSHIMANIA”
メインイベント前に場内が暗転すると、プロジェクターにプロモが流れる。まず足元が映しだされそれが徐々に上半身へと。どこかで聞いたことのある声、見覚えのあるグローブ、それはアジャ・コングだった。アジャ、「おいチカラ!日本のプロレスラーがな豊田真奈美が最高だと思ってたら大間違いだぞ!それを12月、このアジャ・コング様がお前らにしっかり分からせてやるから楽しみに待っとけよ!!」
アジャ・コングの顔がアップになった瞬間、観客のどよめきが凄かった。今年12月、チカラプロの”JOSHIMANIA”に、アジャ・コング参戦決定!
“12 Large: Summit” Tournament Match (Block A)
8. サラ・デル・レイ vs. クロウディオ・キャスタニョーリ
同じBDKというヒールユニットメンバー同士の対決。現在アメリカインディー界トップの女子レスラーと言っても過言ではないサラ・デル・レイは、クロウディオ・キャスタニョーリと一進一退の好勝負を繰り広げた。最後はサラが一瞬のすきをついたクリスフィックスホールドで見事勝利。スリーカウントが入った瞬間、観客は総立ちにでスタンディングオベーション。更に「サーラ!サーラ!」の大チャントも加わった。
負けたキャスタニョーリは、サラのセコンドだったデイジーに、サッカーボールキックとチョークスラムを食らわす。完璧な仲間割れムード。これでBDKは完全に分裂もしくは消滅してしまうのか。だとしたらチカラプロの勢力図がガラっと変わることになる。一方でウルトラマンティス・ブラックの不穏な行動が謎すぎる。それに加えて”12 Large: Summit”の行方も気になるところ。8月末にはヤングライオンズ・カップも控えているチカラプロ。今後も目が離せない。
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