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ネクロ・ブッチャーvs潮崎豪

 

2008年10月25日 ROHエジソン大会

エイジ・オブ・ザ・フォールから離脱して一匹狼となったネクロ・ブッチャー。今回の対戦相手は、ラリー・スウィーニー率いるスウィートン・サワーズ・インクに加入したFIP世界ヘビー級王者の潮崎豪。ベルトをかけたタイトルマッチだ。ある意味これは、猪木ゲノムとプロレスリングノアとの代理戦争だといっても過言ではない(完全なる妄想)。トレーニングはおろかウォーミングアップすらもしないナチュラルボーンレスラーのネクロに、鍛え上げられた豪腕を武器にアメリカマット武者修行中の潮崎が迎え撃つ。

手をグルグルまわしながら入場してきたネクロは鼻息あらく早くも戦闘態勢。いつもどおりペース配分など頭にない。ゴングが鳴るまえに、いきなりネクロが潮崎の持っていたFIPベルトを奪い取り、寄り目になりながら殴りかかる。慌ただしくゴングが鳴らされる。なにを思ったか突然Tシャツを脱ぎ出すネクロ。「ウガーッ!」とか言いながら逆水平チョップ合戦を挑もうとする。いい度胸だとばかりに強烈な逆水平を放つ潮崎。やりかえすネクロ。会場からは大ネクロコール。

基本的に技は全て受けきるネクロ。潮崎の強烈な逆水平チョップを受けに受けまくってノックダウン。 潮崎のフットスタンプが寝ているネクロの顔面を強打。起こされたネクロはコーナーに振られるが、走ってきた潮崎にビッグブーツで切り返す。続けざまに潮崎の顔面へグーパンチ。そしてボディースラムのあとエルボーを落とす。技らしい技がやっと出た。

勢いにのるネクロは一気に場外戦へともちこむ。場外マットをはがして「ウガーッ!」と叫ぶと、パイプ椅子を潮崎の背中にあてがい、そのまま地面へ思いっきりボディースラム。グシャッという嫌な音が会場にひびく。しかしサラサラヘアーの潮崎はパイプ椅子でネクロの頭をガンガン殴り返す。もんどりうって倒れるネクロ。場外カウント14でリングに帰る。カウントツーでキックアウト。

一気に劣勢になったネクロは潮崎のフェイスロックで手をバタバタさせる。その手にチカラがなくなっていくがカウントツーで復活。そのまま潮崎をバックドロップで投げ捨てる。しばらく両者ノックダウン。鍛え上げられた潮崎のカラダと好対照にネクロは見事に腹が出ている。しかも白い。肌が白くて髭面で頭頂部が寂しくて腹が出ている身体的なハンデを感じさせない戦いっぷりがまた泣ける。

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そしてまた場外戦になり場内は大ネクロコール。二人とも客席へと雪崩れ込む。 ネクロがパイプ椅子で潮崎の頭をぶん殴る。グーパンチで応戦する潮崎は、しっかりとラフファイトにも対応できている。客からパイプ椅子を渡されるネクロ。それを潮崎めがけ思いっきり投げつける。バケツリレーのようにガンガン投げつける。客とネクロの連係プレーが炸裂。潮崎がパイプ椅子に埋もれる。会場からは「レッツゴー・ゴー(豪)!」コール。

潮崎を立たせて顔面めがけてグーパンチの連打。すると潮崎のトラースキックがネクロの顔面をとらえる。ネクロふーらふら状態。するとジミー・ジェイコブス、デリリアス、ブロディ・リー(先日チカラプロで関本大介と対戦した亜仁丸レスリー似の長身レスラー)の3人が突如乱入。リング上でデリリアスにグーパンチを食らわすが、ブロディ・リーのビックフットがネクロの顔面にヒットしてノックダウン。そして収拾が付かないまま両者リングアウトで試合終了。

 

試合の結果としてはアレでしたけれども試合内容は素晴らしく ファンの盛り上がりも半端なかった。ネクロとの場外乱闘にも対応できる潮崎のパワーと気迫とそれに度胸がなければ成立していなかった試合だったかもしれない。ただ一つ言えることは、ネクロの技の受けは世界一。技を受ければ受けるほど光るネクロのスタイルに、潮崎の強烈な攻めがカチッとうまくかみ合っていた。この二人の決着はノアのリングで、というのは無理だろうか。無理だろうな…。

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

チカラプロ vs 大日本プロレス (2)

 

(1)からのつづき

2008年10月19日 CHIKARAペンシルバニア州フィラデルフィア(旧ECWアリーナ)大会 “The Global Gauntlet - Night 2″

チカラプロと大日本プロレスとの対抗戦最終日は、フィラデルフィアにある旧ECWアリーナで開催された。満員の会場には普段どこで着るんだろうというグロ系のTシャツを着たコアなデスマッチファンや、小さな子供用のミル・マスカラスのマスクを被ってキャーキャーと応援する子供達の姿も見られる。この統一感の無さがたまらなく、いい。

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この日は、7対7のグローバル・ガントレット・マッチと銘打たれメインイベントに行われた。と、そのまえに、いまマンハッタンドロップで注目しているプレイヤー・ウノとプレイヤー・ドスのタッグチーム(Super Smash Bros.)が、タッグチームチャンピオンベルトをかけてオシリアン・ポータルと対戦した試合がこれまた素晴らしかった。笑いあり華麗な飛び技あり、そして頓智の効いたフィニッシュには思わず吹き出した。チカラプロのやりたいことはこれなんだ、というような試合だった。しかもプレイヤー・ウノは昇龍拳の使い手だったことが判明!

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インターミッションの後にメインのガントレット・マッチが開始される。レフェリーの李日韓が客席に手を振りながらリングインするとファンからは大きな声援が送られる。いよいよ試合開始のゴングが鳴り、沼澤邪鬼から入場。チカラプロからはグラン・アクマという冗談みたいなリングネームの選手が鼻息荒く入場。にしてもアクマて…。気むずかしいバス・ルッテンみたいな風貌のアクマは蹴り技を得意とした選手らしい。が、あっけなく沼澤のデスバレー・ドライバーにアクマ敗れる。

つづく2番手はマスクマンのファイヤー・アント。見たまんまのアリ覆面。しかしこれがまた機敏な動きをするアリで、リングインと同時に沼澤を一気に攻め込んでいく。すると沼澤は自分の肘パットを投げ捨て、レフェリーがそれに気を取られている隙に反則のローブロー。場内からは大ブーイング。また沼澤ペースに持ち込んだところで再びズルしていただき戦法をしようと肘パットを投げ捨てるが、日韓レフェリーはひっかからずローブローの反則を取られ沼澤失格。お約束だが笑った。

大日本の2番手は機敏な動きを見せる大橋篤。ローブローのダメージが残っているのかファイヤー・アントの動きがおかしい。大橋に押されるファイヤー・アント。アリだからって舐めるなよ!とばかりに触角を震わせながら反撃するも、最後は大橋のサンセットフリップ・パワーボムに惜しくも敗れる。チカラプロ3番手は同じくアリ軍団の一員ソルジャー・アント。兵隊アリね。分かり易すぎてまた笑った。敬礼をしながらヘッドバットや、敬礼をした手で相手の攻撃を避けるといった敬礼ムーブが炸裂。兵隊アリのアリパワーで大橋敗れる。

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大日本の3番手は若作りリーダーの井上勝正。地味ながらもグラウンドの攻めで優位に立つ井上は、疲れの見えるソルジャー・アントを逆水平チョップや関節技のコンビネーションで一気に攻め込む。最後はタイガー・スープレックスで兵隊アリ敗れる。チカラプロ4番手はアリ軍団の働きアリことワーカー・アント。どこまでアリが好きなんだよと。見た目だけでもドリフ的な条件反射で笑ってしまう。アリ軍団最高。そのワーカー・アントはラ・マヒストラルで井上をピン。

大日本の4番手は普段デスメタルしか聴かないという石川晋也。なんでも練習の時もデスメタルばかり聴いているという筋金入りのメタラー。そのデスメタル石川が、基本に忠実な動きでワーカー・アントを攻め、ローリング・エルボーであっさりと勝つ。しかしチカラプロ5番手は極悪野郎エディ・キングストン。キングストンの強烈な裏拳が石川のアゴにヒット。ここで石川退場。ここまでかなり目まぐるしい展開。

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ここでなんと伊東竜二が入場してくる。昨日と同様、伊東が大日魂Tシャツを脱ぐとオォーというどよめきが起きる。キングストンのラフ殺法にキックで対抗する伊東。防戦一方になったキングストンをドラゴンスプラッシュで仕留める。チカラプロ6番手はクワックことマイク・クワッケンブッシュ。派手さはないものの、小刻みなエルボーと素早いロープワークで伊東を翻弄していく。負けじと伊東もキャッチレスリングで対抗するも、クワックのテクニックの方が一枚も二枚も上手。最後は必殺技の固め技チカラスペシャルで伊東がタップアウト。大日本6番手の岡林裕二が猛ダッシュでリングへ。

アメリカ人レスラーに引けを取らない体格の岡林は、持ち前のパワーレスリングでクワックに猛然とアタック。いくら試合巧者のクワックとはいえ、岡林のパワーには苦戦。しかし、チカラプロ代表としての意地を見せたクワックが必殺のアリゲーター・クラッチ(フェイスロックの状態でキャメルクラッチ)を決め2連勝。もうあとがない大日本。大将の関本大介が入場。

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勢いにのるクワックだったが、日本人離れした関本の強烈なラリアットを食らってグロッキー状態に。関本のパワーは異常。一瞬にしてその場の雰囲気を変えてしまう威力がある。関本の逆水平チョップで何度もクワックがのけぞり、堪らなくマットに膝をつく。クワックへの容赦ない攻撃にホームのチカラプロファンから悲鳴のような声援が飛ぶ。しかし最後はスローモーションになったかのようなぶっこ抜きジャーマンスープレックスでクワックからスリーカウント奪取。

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チカラプロ最後の砦はROHでも活躍中のクラウディオ・キャスタニョーリ。ロープを使ってのぶつかり合いから、キャスタニョーリのヨーロピナン・アッパーカッターと関本の逆水平チョップの攻防へと展開。両者一歩も引かない緊迫した状況でファンも一段とヒートアップ。関本が飛び技を見せるが、負けじとキャスタニョーリも持ち前のパワーで対抗する。チカラとチカラの勝負。関本の表情がキラーの顔に変わっている。何発もラリアットと叩き込む関本。そのラリアットをすべて受けきるキャスタニョーリ。観ていて気持ちいい。最後はキャスタニョーリの必殺技リコラ・ボムで関本からピン。かなりの僅差だった。一時間近い熱戦はチカラプロに軍配が上がった。

 

何を今更というかもしれないが、プロレスに国境は無いと改めて実感した。言葉が通じなくても感動しあえるモノがある。良いコンテンツというものは、それを受け止めてくれる場所で然るべき評価を受けるべきだし、日本だけでなくもっと色々な嗜好のプロレスファンにも観てもらうべきだと思った。今回のチカラプロと大日本プロレスの合同興行は必ず次のステップへと繋がるに違いないと、最後の集合写真を撮りながら思った。

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

チカラプロ vs 大日本プロレス (1)

 

ルチャ主体のチカラプロが、デスマッチ主体の大日本プロレスと対抗戦をすると聞いたとき、それは何かの間違いでは、と思った。しかも大日本からは伊東竜二、関本大介、沼澤邪鬼、井上勝正、大橋篤、石川晋也、岡林裕二の7選手がエントリーされている。えらく大所帯だ。いままでにミラノ・コレクションAT、西村修、男色ディーノ、矢郷良明といった良くいえば「多種多様な」、悪く言えば「統一感のない」、そんな人選をしてきているチカラプロだけに、これはきっとボスであるマイク・クワッケンブッシュなりの思惑があるのだろう。何とも想像がつきにくいのだが、この2団体のコラボはいろんな意味で楽しみでもある。

 

2008年10月18日 CHIKARAペンシルバニア州イーストン大会 “The Global Gauntlet - Night 1″

いきなり第一試合から活きのいいタッグチーム”オシリアン・ポータル”が登場。対する大日本からは大橋篤と石川晋也が先発。そして去年デビューしたばかりの森島孝浩がレフェリーを務めた。冷静に試合を進めていく石川に対して、気迫を表に出していく大橋は「よっしゃー!いくぞー!」と日本語でアピール。あとすこしのところでオシリアン・ポータルの古代エジプト攻撃に敗れてしまう。しかしその後の岡林裕二とウルティモ・ブレックファーストの試合、そして沼澤邪鬼とウルトラマンティス・ブラックの試合は共に大日本の勝利。そのまま波に乗れるかと思われたが、ハローウィキッドのヤクザキックで井上勝正が惜しくも負けてしまう。これで勝敗は2勝2敗。

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そして、関本大介と2メートルの大男ブロディ・リーとの試合がまた盛り上がった。パワーで押しまくる関本に巨体のブロディも防戦一方。場外での逆水平チョップ連打。一発一発が重そう。こうして見ると関本のカラダはすごいことになっている。キン肉マン消しゴムかというくらいムキムキの筋肉だ。こうなるとアメリカ人と日本人の体格差とかいう心配なんて消えてしまう。逆に相手のアメリカ人を壊してしまうのではないかなと心配になるほどだ。最後は完璧なぶっこ抜きジャーマンスープレックスで関本の勝ち。これにはファンも口あんぐり状態。

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最後は大将の伊東竜二とマイク・クワッケンブッシュ(通称クワック)の試合。リング上の伊東の表情からは緊張がうかがえる。大日魂と書かれたTシャツを脱ぐと、最前列のファンからどよめきが起きる。伊東のカラダにはデスマッチの勲章ともいえる無数の傷が残っているからだ。無言の圧力。しかし序盤からクワックのペースで試合がすすむ。ロープを使った飛び技や複雑なジャベを使いつつ伊東のスタミナを減らしていく戦法だ。なかなかの試合巧者。クワックに対する見方がすこし変わった。勝ち越しを狙う大日本のエース伊東は、キック主体の攻めで徐々にクワックを追い詰めていく。ふんばるクワック。体格的には互角だが、気迫で上回った伊東がドラゴンスプラッシュでクワックから勝利をもぎ取った。全試合終了後には大日本勢がリング上を占拠して全員で勝ち名乗りをする。翌日へのアピールだ。

恐らくチカラプロの固定ファンにしてみれば「大日本プロレスって何者?」といった認識だったかもしれないが、選手の動きが良ければ盛り上がるし、失敗すればブーイングをするというアメリカ人のプロレスに対する楽しみ方はメジャーでもインディーでも基本的には変わりはないので、心配していたよりもファンから声が上がったと言うことは、まずまずの結果だったと思う。というか想像以上に反応があったのには正直驚いた。

(2)へ続く

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

チカラプロ(CHIKARA)という団体

 

いまチカラプロレスがおもしろいことになっている。と書いたところで、どれほどのプロレスファンが興味を持ってくれるだろうか。むしろ「チカラプロてネーミングはどうなの?」とか「ROHよりも知名度低いしいまいち分からん」といった声の方が多いのかもしれない。ま、確かに日本では知る人ぞ知るといった存在ではある。しかし、独特のキャラクターを持つマスクマン集団が、アメリカでは珍しいルチャスタイルを基本とした試合を展開しているということや、ヨーロッパなどへの海外進出、それとインターネットを有効に使ったプロモーションセンスなどからも、洗練されたプロレス魂をびんびんと感じざるを得ないわけで、これから日本でもチカラプロの名前を聞く機会も増えていくような気がします。

さて、ここで簡単にチカラプロの紹介をしてみたい思います。チカラプロはペンシルバニア州フィラデルフィアを拠点に活動しているプロレス団体で2002年に旗揚げ。トレードマークは漢字で『力』。創設者兼オーナーはみちのくプロレスにも参戦経験のあるマイク・クワッケンブッシュ。チャンピオンシップはトーナメント形式で優勝者を決めるチカラ・ヤングライオンズ・カップ(Chikara Young Lions Cup)と、タッグチームベルト(Chikara Campeonatos de Parejas)のふたつ。そしてチカラプロにはレスリングスクールもあり現在はマイク・クワッケンブッシュとクラウディオ・キャスタニョーリがコーチを務めている。

さらに専用ポッドキャストでストーリーの解説や試合ダイジェスト、選手プロモなども観ることができる。これがなかなか内容的にも面白い。

とまあこれからはチカラプロに注目ということで、キャラの立った選手達のインタビューや試合レビューなどの取材にもチカラを注いでいこうと考えています。どうぞお楽しみに。

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

ケニー・オメガvsジェイ・リーサル/Kenny Omega vs Jay Lethal

 

2008年9月19日 JAPWニュージャージー大会

右膝の怪我が完治していないものの、現JAPWヘビー級王者としてタイトルマッチをおこなうケニー・オメガの表情からは、心なしか緊張がうかがえた。しかも、対戦相手はかつてROHでも活躍していたジェイ・リーサル。現在は”マッチョマン”ランディー・サヴェージのギミックで、ブラック・マチズモを名乗ってTNAでも人気者なのだ。さすがにこれはグレプロのJOM太郎戦のようにイージーにはいくわけがない。

と、ここで補足。現在JAPWでのケニー・オメガはヒールチャンピオンということになっている。いつも卑怯な手を使って王座を防衛してはファンからのブーイングを浴びているが、ゴリゴリのヒールというわけでもなくコミカルでヘタレなヒールといった路線。彼にとって純血なベビースタイルよりも、ずる賢くて王道ヒールには成りきれない小悪党キャラの方が、プロレススタイルや本人の性格的にも合ってると思う。また彼自身それを楽しんでいるようにも見える。

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リック・ルードばりの腰つきで自分がチャンピオンであることを誇示するケニー・オメガは、何を思ったのかリングサイドの子供が持っているオモチャのチャンピオンベルトと自分の本物チャンピオンベルトを交換してリングに上がろうとするが、慌ててまたその子とベルトを交換しなおすという軽いボケ小ネタムーブを展開。一部のファンからは失笑がおきる。ジャブか、軽いジャブなのか。つかみはOKのようだ。一方、ジェイ・リーサルはブラックマチズモ仕様ではなくROHの頃のコスチューム(青タイツにレガース着用)で入場。地元ファンからの大声援で迎えられる。

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試合のゴングと同時に二人はロックアップ。グラウンドの攻防がはじまる。腕の取り合いからケニーが相手の足を取って締め上げると、リーサルは堪らずロープエスケープ。再びロックアップから腕の取り合い。そしてヘッドロックからバックの取り合いへと展開していく。その間、何度か気にするように右膝を曲げるケニー。序盤のレスリングを見た限りでは、足の怪我はそれほど悪いようには見えない。

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ケニーがリーサルをコーナーへと押し込み殴ろうとするところでハルク・ホーガンのポージングのまま一回転。当然ながらファンからはブーイングの嵐。あまりにも無駄すぎて、逆に殴るよりも相手への(精神的な)ダメージがあるのではないかとさえ思う。アームホイップの応酬でケニーが場外へ落ちる。トップロープとセカンドロープの間からトペを放つリーサル。倒れるケニーの髪の毛をつかんで場外マットに叩きつけ、胸板に逆水平チョップの連打。ケニーもやり返すがリーサルの方がやや押し気味。

場外のコーナーポストへ背中から投げつけられるリーサル。そこへケニーが逆水平チョップを放つが寸でのところでかわされ、チョップがコーナーポストにヒット。ドリフばりに痛い痛いの格好をするケニー。「あいたたっ!」と日本語で言っているようにも聞こえる。誤爆した手を集中攻撃するリーサル。その手を抱え最前列のちびっ子ファン達に叩かせながらリングの周りを一周。こういうときに限って手加減をしないちびっ子達は一段とヒートアップしていく。こういった参加型のエンタメに対するノリの良さは流石アメリカだなと思う。にしてもノリ良すぎ。

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両者リング上へ戻り、トップロープからリーサルが飛び技をしかけようとすると、レフェリーを突き飛ばしリーサルに当ててそれを阻止するケニー。その後も足でリーサルの首をぐいぐいと押し込んだり手で首をチョーク気味に締め上げたりと反則行為を続ける。客からは大リーサルコールが起きる。リーサルを寝かせてその場ムーンサルトをするケニーだが、右足の踏ん張りがいまひとつなのか、かたち的にあまりキレイではない。怪我の影響が出はじめてきているのか。

場外からトップロープを使ってのドロップキックを放つリーサルだったがカウント2でケニーがキックアウト。逆にリーサルの背後から飛び越えてのフェイスクラッシャーでケニーがフォールするもカウント2でキックアウト。そして「フィニッシュ!」とアピールしたケニーが、エレクトリックジャーマンを狙おうとするが、それをリーサルがエスケープ。ストップ延髄斬りを狙うが、またしてもリーサルにかわされ丸め込まれるケニー。そのまま立ち上がりリーサルを突き飛ばすとレフェリーに誤爆してしまう。

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レフェリーが失神している隙に、ケニーが場外のイスをリングに持ち込んでリーサルを殴ろうとするが失敗。逆にリーサルへイスが渡りケニーを殴ろうとするが、息を吹き返したレフェリーが反則でイスを奪い取ろうとする。リーサルとレフェリーがもみ合になっているところで、ケニーがリーサルの股間へ見事なまでのローブロー。「チーン!」と音がするかのようだ。つまりエディ・ゲレロの『ズルしていただき』そのまんま。最後は必殺の波動拳でリーサルを吹き飛ばしスリーカウント。ケニー・オメガの王座防衛に終わった。

 

明らかに飛び技への躊躇が見られるのと、膝を気にする場面が少なからずあったが、想像していたよりも動きが良かったのには正直びっくりした。試合後ケニー本人に話しを聞いてみると、やはり怪我の回復具合を試しながら試合をしたという。この夏、念願だったDDT参戦を果たし、飯伏幸太や高木三四郎との死闘、それに田中安全プロレスとの初遭遇の衝撃がジワジワと蓄積してきているようだ。試合は成立させたものの、まだまだ本来の動きには程遠いように見えた。ここは踏ん張りどころ。じっくり怪我を治して欲しい。してまた日本で狂った試合を見せて欲しい。頑張れケニー・オメガ。

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

DDT Kourakuen Hall (Aug.31) – Kenny Omega match result & details

 

DDT (Aug.31) – Kenny Omega match result & details

Kenny Omega (O) vs HARASHIMA (X)
(14:25 Hadoken)

Starting with lockups. Harashima’s necklock, Kenny returned. Then Kenny took Harashima’s arm and twisted. Then Harashima’s hammerlock to Kenny but Kenny returned it to headscissors. After the break, started with lockups, then Kenny’s armwhip and ran to the ropes. Harashima’s leapfrog and then ran to the ropes. Kenny’s leapfrog to dropkick – count 2. Kenny’s hammer-punch for 2 times, backhand-chop at the corner. Then threw Harashima to the opposite corner and ran to hi. But Harashima returned to Kenny from the corner but Kenny backflipped and Harashima couldn’t catch him. Kenny climbed up the corner and twisted cross body to Harashima but kicked by his knee to Kenny. Harashima delivered 2 guillotine drops to Kenny and dropkick to Kenny – count 2. Harashima delivered hammer-punch to Kenny, then necklock with knee on the belly. Kenny escaped somehow. Both stood up and delivered elbows each other, Harashima’s fistpunch to Kenny and Kenny lay down, Harashima’s stomping to Kenny. Then lifted up Kenny to stomach-block and knee drop – count 2.

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Harashima’s soccerball-kick, cobratwist. Then Kenny reversed with hiptoss. Kenny ran to the ropes but Harashima’s kitchen-sink to Kenny. Harashima lifted Kenny with brainbuster and threw him to the top rope. Kenny fell down to the ringside. Harashima gave swan-dive elbow to Kenny. Then came back to the ring again and elbow-smash each other. Kenny’s back-kick and Harashima’s back-kick. Harashima’s swan-dive press from the apron but Kenny blocked.

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Kenny shouldered Harashima to Death by Roderick and running hammer-punch for 2 times. Then tracekick to Kotaro-Face crusher to Harashima. Kenny’s middle kicks or 3 times and then Stop! Enzuigiri to Harashima and Harashima fell down from the ring. Then Kenny’s No touch Tope Con Hilo to Harashima ans came back to the ring. Kenny’s Aoi Shoudou (cross-armed fisherman’s buster) to count 2.

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Then after several back-and-forth, Kenny tried to delivered Hadoken but Harashima blocked it and gave reverse Frankensteiner. Harashima delivered Soumatou, and Kenny delivered Hadoken – both were knocked out. After stood up, both slapped each other, then clothline at the same time. Harashima’s firebird splash – count 2. Harashima tried to deliver reverse Frankensteiner from the corner but Kenny hold off and changed it to his electric chair German suplex (from the corner post). Then delivered Hadoken but it was count 1. Then Kenny’s dragon suplex to Harashima but count 2. Kenny delivered several knee kick to Harashima and delivered Hadoken again – this time count 3 to win.

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After the match, Kenny was on mic and promised DDT fans that he would come back to DDT again soon.

*This review is based on Extreme Party. Please visit this page to see more pictures.

Since this is his last match in Japan and he’ll be back to North America pretty soon, this is our final updates on his Japan tour. Thank you very much for checking us on Kenny’s updates in Japan. We also would like to thank Extreme Party for his detailed reports on every match. Without his support, we could not deliver such detailed report to you guys.

【writer: Shiori】

Great Puroresu (Aug.27) – Kenny Omega match result & details


Great Puroresu (Aug.27) – Kenny Omega match result & details

Kenny Omega (O) VS JomTaro (X)
(11:47 Dragon Revolution)

 

Let me explain about Great Puroresu – its’ really a minor indie promotion.

Kenny controlled whole match from the beginning to the end, and only “pro-wrestling moves” he made was Tony Jaa (Running Double Knee strike with opponent on chair) on the ramp and Dragon Revolution (pump-handle suplex) as finisher. According to Great Puroresu fan, it’s miracle that JomTaro “wrestled”  in a “single match”.  I guess this word tells you all.

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【writer: Shiori】

DDT (Aug.17) – Kenny Omega match result & details

 

DDT (Aug.17) – Kenny Omega match result & details

KUDO vs Masa Takanashi (X) vs Kenny Omega (O)
(8:03 Hadoken)

This is triple threat match. Kenny and Kudo ignored Takanashi and started match (this is a typical movement with DDT’s triple threat match). Both of them kept ignoring Takanashi and exchanged some armwhips. Takanashi tried to join the match but Kenny and Kudo let him out. Then Takanashi gave thumbing to both of them and pretended he didn’t do anything. Kenny’s armwhip, then Kudo’s armwhip, and then delivered dropkick at the same time.

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Kenny threw Kudo and Takanashi to the ropes. Takanashi landed at the apron from top rope and Kudo kicked him and fell to the floor. Kenny’s cyclone-whip, Kudo’s whip then gutshot to Kenny. Kenny leapfrog to dropkick to Kudo. Then Takanashi pinched Kenny’s nose and gave punch, dropkick but it was count 2.

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Takanashi gave chops and Kenny gave elbows. Takanashi’s thumbing again but Kudo kicked him when he ran to the ropes. Then Kudo’s swandive missile kick to Kenny but it was count 2. Kudo delivered middlekick and backspin kick and buzzsaw kick but Takanashi interfered Kudo’s cover. Then Kenny’s cross-legged fisherman’s buster but Takanashi schoolboy-ed Kenny and it was count 2.

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Takanashi ran to the floor but backed to the ring. Then thumbing again. Takanashi ran to the rope but both Kenny and Kudo gave me Stop Enzuigiri then Kenny’s powerbomb to Takanashi.Then Kudo rifted Takanashi and Kenny gave hipdrop to Takanashi by jumping over Kudo and cover – count 2. Kudo hold Takanashi and Kenny delivered Hadouken to Takanashi but he escaped and hit to Kudo. Then Takanashi came in and schoolboy-ed Kenny – count 2. Takanashi again tried to finish but count 2 again.

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Then Kenny’s fisherman’s buster to Takanashi. Kudo’s diving knee attack from the top rope then Takanashi kicked Kudo in the face. All 3 are down at this moment.

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Then Kenny’s Electric Chair German Suplex to Takanashi and delivered to Hadoken and finalized the match with count 3.

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At first this match was scheduled as Kenny vs Takanashi’s single match but was changed to triple threat mathc including Kudo. It looks like sloid match again.

Kenny’s next match in Japan is Aug.27 (Wed) at Great Puroresu against Jom-Taro.

*This review is based on Extreme Party. Please visit this page to see more pictures.

【writer: Shiori】

DDT Beer Garden Night #7 (Aug. 10) – Kenny Omega match details

 

DDT Beer Garden Night #7 (Aug. 10) – Kenny Omega match details

Sanshiro Takagi (O) vs Kenny Omega (X)
(21:57 Sit down Himawari Bomb) – Sanshiro Takagi retained DDT Extreme Championship

Before match start, ring announcer, Shindoh, explained as this is Anywhere Fall Street Fight style, with no holds barred except things really dangerous.

Kenny entered first. Then Takagi. Both shook hands and match started.

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Lockups – break – lockups – Takagi takes back – Kenny’s necklock – Takagi’s necklock. This was the first moves they had. Then Takagi’s shoulder through to armlock to Kenny but Kenny kicked Takagi’s head. Then Kenny’s lockup, Takagi’s headlock, Kenny threw Takagi to the ropes and jumped over Takagi by leapflog, then Takagi fell onto the floor. Referee Matsui describes this leapfrog was the highest leapfrog he has ever seen in his 15 years of referee career.

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Takagi drag Kenny to Southside bleechers and bodyslamed to cover – count 2. Then clothline to Kenny but also count 2.

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Then Takagi screamed “Go to Jusco! (Jusco is a name of Japanese supermarket)” and drag him to outside. They punched several times in front of vending area then Takagi screamed “Go to Shinkiba Station! (nearest train station to the venue)” and drag Kenny out to street. Takagi kicked Kenny, Kenny screamed “Michinoku Driver!” but Takagi blocked. Double Axe handle by Takagi from the topof guardrail, then brawl on the street. Kenny’s moonsalt from the top of guardrail. Then Kenny tried to go back to the ring with screaming “Back to Ring!” but Takagi denied :Go to Station!”.

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On their way back to the ring, Takagi delivered Diving Knee Drop from the top of DDT’s van. Kenny escaped left leg to the rear bumper, referee Matsui approved this was “escape”. Then moved back to vending area and Kenny bodyslammed Takagi, place a table on him, and footstamped. Count 2.

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They went back to the ramp. Kenny lay Takagi onto the table and delivered diving body press to Takagi. Count 2. Then went back to the ring, Kenny’s flying forearm from the rope, and facecrusher to Takagi. Count 2. Several back-and-forth at apron, then Takagi tried to deliver Thunderfire power bomb but Kenny escaped. Kenny caught Takagi and tried to fall by schoolboy. Count 2. Then after delivered Stop! Enzuigiri, Takagi escaped out of the ring. Then Kenny’s Tope Con Hilo over the top rope to Takagi. This time he landed on the table and broke into pieces. Kenny tried to powerbomb Takagi from the top rope but Takagi blocked. Kenny delivered Hadouken and Takagi was blown away down to the ring. Kenny covered but count 2. Then back to the ring, Takagi delivered powerbomb from the top rope and table was broke into pieces again.

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Takagi delivered Thunderfire Power Bomb but count 2. Then Takagi’s Kamehameha (!), then Kenny’s Shinku-Hadouken (yes, Shinku-Hadouken this time). Elbow rush from both side, chop rush from both side, then Kenny tried to deliver Electric Chair German Suplex but Takagi escaped. Takagi delivered StoneCold Stunner but count 2. Then Takagi delivered Sitdown Himawari Bomb and finalized the match with count 3.

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This is the last match for DDT’s Beer Garden event this year. Kenny’s first match in Japan was just one week ago but he is now very much appreciated by DDT fans. Actually, they are C R A Z Y on him right now. As for huge Omega mark, we are so glad everything went well and he obtained popularity in Japan.
His next match is vs Masa Takanashi on 8/17. Of course we will report details.

*This review is based on Extreme Party. Please visit this page to see more pictures.

【writer: Shiori】

DDT Beer Garden Night #7 (Aug. 10) – Kenny Omega match result

 

DDT Beer Garden Night #7 (Aug. 10) – Kenny Omega match result  “DDT Extreme Championship”

Sanshiro Takagi (O) vs Kenny Omega (X) – Sanshiro Takagi retained DDT Extreme Championship

Looks like another solid, good match. I will update detailed report once available.

【writer: Shiori】

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