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2009年12月のアーカイブ

オースティン・エリーズ vs タイラー・ブラック


12月19日 ROHファイナルバトル @グラウンドボールルーム ニューヨーク州マンハッタン

一年を締めくくるファイナルバトルは今年もニューヨークで開催された。メインイベントは挑戦者タイラー・ブラックと王者オースティン・エリーズのROH世界王座戦が行われ、60分フルタイムドローという結果に終わった。これによりオースティン・エリーズが王座防衛を果たした。

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試合開始から30分が経過したあたりで何となくフルタイム行くんじゃないかという雰囲気は確かにあった。それはエリーズが度重なる場外エスケープやチープな反則攻撃といった時間稼ぎとしかとれない試合運びから察することができた。問題なのは観客の反応だった。それは比較的遅い時間(23時頃)からメインイベントが始まったことに加え、エリーズのノラリクラリ戦法で観客の意識が「早くこの試合を終わらせてくれ」というネガティブな方へと傾いていたことだ。

次第に応援チャントが少なくなり、客のしゃべり声が目立ち始め、試合に集中できない状況になっていた。メインイベントだというのに試合途中で帰りはじめる客の姿も…。ここで一つ断言しておきたいのは今までのROHでは考えられない異常事態だということ。いくら試合がダレたとしても今までこんなことはなかった。恐らくこの一年でファン層がかなり変わってきているという証拠だろう。

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試合開始から45分が経過したころ、突然試合を放棄してバックステージへ帰ろうとするエリーズをブラックが追いかけまたエリーズが逃げるという鬼ごっこ的な展開に。すると観客から失笑と共に「ディス・イズ・ブルシット!」という前代未聞のチャントが発生。ストレスと怒りを通り越して、なんともいえない笑いの境地へと。

もしかしたら59分あたりでブラックが奇跡的にサプライズ勝ちしまうのではないかと妄想してみたものの、結果はやはりフルタイムドローだった。やっぱり感というかどうしようもなく重苦しい雰囲気が会場を包んでいた。ガックリとうなだれたブラックには観客から拍手が送られていた。しかし本人は全く納得していない様子でリングをあとにした。

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ファイナルバトルのメインイベントということで期待値が高かっただけにこの試合内容の落胆ぶりはかなりのものだった。何故にこのタイミングで60分フルタイムドローなのか。ファイナルバトルがこれで本当に良いのだろうか。エリーズのこのキャラはこのまま続いてしまうのかなど、色んな意味で考えさせられる一戦となった。

ただ一つだけ言えることは、ROHにとって良くなる要素はまだ必ずあるはずだということ。ラリー・スウィーニーの復帰や、クリス・ヒーローとクラウディオ・キャスタニョーリのタッグ(キング・オブ・レスリング)の復活といった新しい展開にも注目していきたい。


【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

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月刊 ネクロ・ブッチャー vol.5


今回の月刊ネクロ・ブッチャーは、ブロディ・リーと組んでニック・ゲイジ&ネイト・ヘイトリッドのやさぐれ極悪タッグチームを迎え撃つJAPWタッグ選手権試合の模様をレビューします。


11月21日 JAPW@ニュージャージー州ラーウェイ

入場と同時に揉みくちゃになる両チーム。ざっくりと額を割られたネクロ・ブッチャーはウガー!と雄叫びを上げながら反撃を開始する。奪い取ったハサミでニック・ゲイジの額を切り刻むと、ハサミから滴る血をポタポタと口の中に入れながら怪気炎。いよいよスイッチが入ってしまったネクロはゲイジをつかまえて客席へと雪崩込んでいく。一方、ブロディ・リーとネイト・ヘイトリッドは会場の外へ。

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鉄柵を強引に取り外そうとするネクロだったが、どうやっても取り外すことができずに苛立はじめる。鉄柵に集中しすぎて隙だらけのネクロを後ろから殴りかかるゲイジ。ぱっくりと開いたネクロの額めがけてグーパンチの連打。さらにヨロヨロになったネクロへ容赦ないグーパンチの雨を降らせる。床には大量の血がポタポタと滴り落ちる。その頃、リーとヘイトリッドは会場の外で殴り合いが続いている。

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ひげ面に顔面血だらけでしかも寄り目というやさぐれ定番フェイスが出たところで一気に反撃にでるネクロ。助走をつけてゲイジを壁に叩きつけると、ゲイジの血が壁にべっとりと付着。首根っこを捕まえてひな壇の観客席へと倒れるように駆け込む二人。落ちていた空き缶を引きちぎり尖った部分でゲイジの額を殴りまくるネクロ。ゲイジ悶絶して血が吹き出す。さらに紐をゲイジの首にぐるぐる巻きにして締め上げる。ちょっとした殺人現場のようだ。

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すると会場の外でやりあっていたリーとヘイトリッドが裏口から会場内へと戻ってくる。ややヘイトリッドが劣勢。戻ってきたのを確認するとノックダウンしたゲイジを残してヘイトリッドにも股間攻撃をはじめるネクロ。グーパンチ、凶器攻撃、急所攻撃のオンパレード。この時点でプロレス的な技はひとつも出ていない。リーも負けじとヘイトリッドの背中へパイプ椅子攻撃。しかもフルパワーで思いっきりがいい。ハードコアな試合になるといつも以上の実力を発揮するブロディ・リー。ハードコア適性はかなりのものがある。

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ようやくリング上に戻った両チーム。また激しくやりあうなかネクロだけはリング下を物色する。探し物はパイプ椅子だった。リング上へパイプ椅子を投げ入れるとまたウガー!と叫んでグーパンチのポーズ。向かい合うようにパイプ椅子をセットしてゲイジにタイペイパンチ合戦を要求するネクロ。ファンから大声援が巻き起こる。グーパンチを頬にフルパワーでぶち込むだけのタイペイパンチが始まる。パチン!とゴツン!が合わさったような鈍い音が何度も場内に響く。ネクロのフルスイングパンチがゲイジのアゴに命中。ゲイジは椅子ごと後ろにぶっ倒れるとネクロがガッツポーズを決める。

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たたみ込むように得意技のタイガースープレックスで勝負に出るネクロだったがゲイジはそれをツーでキックアウト。しかし一瞬のすきにネクロが背後からゲイジを丸め込んでスリーカウント。ネクロ&ブロディ組がタッグ王座を防衛した。


今回のストリートマッチは本来のネクロさんムーブが随所に炸裂したせいもあってか大会一の盛り上がりだった。対戦相手のニック・ゲイジ&ネイト・ヘイトリッド組も大量の血を流し大量の椅子を壊してなかなかの活躍ぶり。最近ではここまで激しい流血戦というのも珍しくなってしまったネクロ。やはり通常ルールの試合よりも流血戦の方が数倍も輝いて見えた。これからも凶器片手に顔面を血で染めて変な方向に口を曲げながら寄り目のネクロが見てみたい。ネクロが一番輝ける場所はハードコアでありデスマッチなんだと思った。


【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

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澤宗紀がエボルブに参戦決定!


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エボルブ公式サイトによると、澤宗紀(格闘探偵団バトラーツ)のエボルブ参戦が決定した模様。現在のところ対戦相手はまだ発表されておらず、デイヴィー・リチャーズや飯伏幸太と同じシングルスディヴィジョンに名前が上がっている。

既にアメリカのプロレス系掲示板などでは、Sawaって一体誰?といった書き込みから、彼はバチバチスタイルの第一人者で素晴らしいレスラー、世界でたった一人しかいないランジェリーを付けた武藤敬司キャラの人といった紹介のされ方まであり、ファンの反応は様々のようだ。

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