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2010年3月のアーカイブ

キング・オブ・トリオス2010 参加選手(Part.2)


4月23日、24日、25日の三日間で開催されるチカラプロ主催のキング・オブ・トリオス2010。Part.1に引き続いき、選手紹介Part.2はこの4チーム。


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ジグソー、イクイノックス、ヘリオスの“THE FUTURE IS NOW”は、いまチカラプロの中でも一番脂の乗りきったテクニコストリオ。ここぞというときの爆発力は抜群のジグソー、理詰めで試合を作っていくテクニシャンのイクイノックス、狂った空中殺法が武器のヘリオス、この三人は素顔でもリングに上がっている。本来のチカラを発揮できれば決勝へとコマを進める可能性は十分にある。今大会のダークホース。


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アレス、トゥルサス、クロウディオ・キャスタニョーリからなる“BRUDERSCHAFT DES KREUZES”は、謎の新興ルードス軍団(BDK)のトップスリーにして今大会優勝候補の筆頭でもある。フィンランドに伝わる水の巨人がモチーフと思われるトゥルサスはチカラプロ一番の巨体。チカラプロの現タッグチャンピオンでもあるアレスとクロウディオの連携プレーで相手を痛めつけておいて、最後にトゥルサスが巨体をいかした圧殺攻撃でトドメを刺すというのが必殺パターン。この勢いを止められるのは一体誰なのか。


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“THE JACKSON 3”は、マット・ジャクソン&ニック・ジャクソンのヤングバックスに、一番下の弟のマラカイ・ジャクソンが加わったジャクソン3兄弟トリオ。ヤング・バックスの二人は、PWG、チカラプロ、ROH、ドラゴンゲートUSAなどで活躍(現PWGタッグチャンピオン)。現在はジェネレーション・ミーとしてTNAに在籍している。マラカイ・ジャクソンの実力派未知数だが、息のあった三兄弟の連携技が期待できる。


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“THE THROWBACKS”としてタッグを組んでいたダッシャー・ハットフィールド、シュガー・ダンカートンに加え、あのマット・クラシックが電撃加入してできたスーパー先祖返りトリオ。揃いも揃って卑怯なほど見た目が怪しすぎる。やはりなんといってもマット・クラシックがいにしえのレスリングテクニックで対戦相手をどのように料理するのかが見もの。胡散臭さに加えて実力も兼ね備えるトリオだけに、もしかしたらもしかする可能性も…。


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キング・オブ・トリオス2010 参加選手(Part.1)


毎年恒例となったチカラプロ主催のキング・オブ・トリオス(King of Trios)。今年は4月23日、24日、25日の三日間で開催される。キング・オブ・トリオスはトーナメント形式で行われ、6人タッグマッチの頂点を決めるチカラプロの一大イベント。そうきたか!と思わせる多彩で奇抜な参加選手のチョイスでも知られる。そこで、今回は参加トリオの簡単なプロフィールを紹介してみようと思います。先ずはこの4チームから。


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グラン・アクマ、チャック・テイラー、イカルス、からなるルードス(ヒール)トリオ“F.I.A.T.”は、去年のキング・オブ・トリオス2009決勝で、クロウディオ・キャス タニョーリ、デイヴ・テイラー、ブライアン・ダニエルソンという最強チームを破り初優勝を果たしている。このチームの要であるチャック・テイラーは、PWGやEVOLVEでもじわじわと評価を高めているいま注目のレスラー。調子に乗らせると怖いトリオ。


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ファイヤー・アント、ソルジャー・アント、グリーン・アントからなるテクニコス(ベビー)のTHE COLONY”。見ての通りアリ三人組。テクニコスの中では絶大な人気を誇る。ヤラれてもヤラれても這い上がるアリ魂には心打たれるものがある。謎の軍団BDK(Bruderschaft des Kreuzes)の勢いを、どこまで食い止めることが出来るのか。ずばり今年のキング・オブ・トリオスはアリ軍団の奮起がカギとなる。


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ハロウウィキッド、マイク・クワッケンブッシュ、フライトメアのテクニコストリオ “TEAM FRIGHTING”。大柄でいて器用なハロウウィキッドと、チカラプロの創設者であり愚乱・浪花 の大ファンでもあるマイク・クワッケンブッシュの安定感に加え、Wrestling Observer 2009 AwardsRookie of the Yearを 受賞した期待の新人フライトメアが入ることで、今大会屈指のチームバランスとなった。小柄ですばしっこく何が飛び出すか予想不可能なフライトメアの動きに注目。


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ヴィン・ジェラルド、スティグマ、コリン・デラニーからなる“THE UNSTABLE”は、掴みどころの無いダラダラファイトが特徴のルードス。こんな無気力なルードスがいてもいいじゃん的な振る舞いがファンのヒートを買っている。うだつの上がらない三人組にアントンなら「お前はそれでいいや」と言うはず。いや言わない。


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EVOLVE 2 雑感


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EVOLVE2

3月13日(土)。EVOLVE2が行われるこの日の天気予報は、数日前から大雨だった。大雨と言ったって、まあただの雨だろうと思っていたら大間違い!ニュージャージー州を中心に記録的暴風雨が発生し、45万8000戸で停電、公共の交通機関は停止、道路の至る所で浸水し各所で通行止めになるという悲惨な状況。木や電柱も倒れ、死者も出た大嵐の中、EVOLVE2は開催された。

基本的な進行は、EVOLVE1と同じ。入場も前回と同様に同じ曲が流れての入場。アナウンサーはリング下から選手紹介。そして試合も速いペースでどんどん進み、今回も全11試合が3時間で終了した。やはり試合のテンポが良くどんどん進むと、見ている側としても集中しやすく試合をしっかりと見ることができる。今回も、前回に引き続きメインの試合でも皆が集中して試合を見ていた。これは本当に良い傾向だと思う。最近のアメリカインディーでは、とりあえず有名な選手を出しておこうという風潮にあり、特に内容もなくダラダラと試合を続けることが多い。

その結果として客もダラダラしてしまい、興行自体がダラダラの印象になってしまう。一回の興業の第一試合からメインまでを、しっかりとパッケージとして考えている興業が少ない中、EVOLVEは1も2も本当によく練られていた。その点は、さすがゲーブ・サポルスキーの力というか、それこそが彼がベストブッカーとして今まで評価されてきた理由なのだと思う。

気になるEVOLVE3は5月1日開催で、ドレイク・ヤンガーとサミ・キャラハンの参戦が発表されている。果たしてEVOLVEは今後どのように「進化」していくのか、そして参戦選手もどのように「進化」していくのか、ますますEVOLVEから目が離せない!


【文:Shiori】


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EVOLVE 2のバックステージ


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EVOLVE2のバックステージに突然現れたアレックス・シェリー。wXwの試合を終えたその足でフィラデルフィアから駆けつけたという。日高郁人とは友人でありよきライバルでもある。


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EVOLVE 2


3月13日 EVOLVE 2  @ラーウェイ・レックセンター ニュージャージー州ラーウェイ

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第一試合にブラッド・アレン対クリス・デッキンソンという闘志むき出しの二人が対戦。しばき合いの末、ブラッド・アレンがクリス・デッキンソンに勝利。ブラッド・アレンはこの日のメインに出場するクリス・ヒーローとの対戦を要求。楽しみな一戦になりそうだ。一方、負けたクリス・デッキンソンは、レガースに『情熱』と『信頼』、そしてタイ ツには何故か『忍者』の文字が入っていて非常に気になった。忍者て…。

第三試合、初登場となるチーチ&クラウディ改めアップ・イン・スモークとアエロフォームが対戦。EVOLVE1でダークシティ・ファイトクラブに完敗しているアエロフォーム。フリップ・ケンドリックの狂った飛び技とルイス・リンドンの拍子抜けムーブで相手を翻弄するも、アップ・イン・スモークの連携プレイにあえなく惨敗。それにしてもルイス・リンドンの胡散臭さはかなり気になるところ。今後が楽しみなタッグチームになりそうだ。

第五試合に出場する予定だったTJPが、同日の昼にフィラデルフィアで行われたwXwの試合中に足を負傷してしまい欠場。これにより急遽カイル・オライリー対ハロウウィキッドが組まれることに。EVOLVE1でのコンディションの良さが目立ったTJPと、勢いにのる新星カイル・オライリーとの試合、裏メインといっても過言ではない好カードだっただけに残念だ。試合は、カイルの鋭い蹴りと関節技、起き上がり小法師式ダブルアームスープレックスで畳込み、最後は急角度のブレーンバスターでハロウウィキッドを撃破。カイル・オライリーの快進撃はまだまだ続く。

第六試合のチャック・テイラー対リコシェの試合は、同じチカラプロどうしということもあって新鮮味にかけるが、試合内容はいつもと一味違ったものとなった。前回の査定試合を経て、ようやくEVOLVEのロースター入りを果たしたチャック・テイラー。大技の連発が目立ったがチャック・テイラーの上手さが光る試合だった。チカラプロではノラリクラリとひたすら嫌らしいヒールファイトだったが、この試合のような技をストレートに繰り出すファイトスタイルの方が素晴らしくいい。今後のEVOLVEでも期待できそうだ。チャック・テイラーの勝利。

第七試合、ボビー・フィッシュ対クロウディオ・キャスタニョーリの一戦は、メインイベントに次ぐ好勝負となった。EVOLVE初出場となるクロウディオのセコンドにはクリス・ヒーローがついた。ボビー・フィッシュの鋭い蹴りに対してパワーで圧倒するクロウディオ。ジャイアントスイングからのエビ固めがっちりと決まる。対するMMAで勝利したばかりのボビーは、クロウディオの顔面へエグい角度で蹴りをぶちこんでいく。両者ツーカウントで返すという一進一退の攻防が続き、ダイビングヘッドバットで流れを引こ戻そうとするボビーだったが、最後はヨーロピアンアッパーカット連打でクロウディオの勝利。パワーの差を見せつけるかたちとなった。観客からは『This Is Awesome !』チャント発生。試合後、チャック・テイラーがリングに上がりクロウディオに対戦を要求した。

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メインイベントは、かつてECWに参戦していた日高郁人と、現在アメリカインディー界でカリスマ的存在のクリス・ヒーローが初対戦。日高のセコンドにはブラッド・アレンが、対するクリス・ヒーローにはクロウディオ・キャスタニョーリがついていた。ゴングと同時に蹴りをくりだしていく日高。徐々にグラウンドの攻防へと移行していく。

試合後、日高の「プロレスで会話ができた」というコメントにもあるように、クリスが腕を取りにいくと日高も逆に取り返し、日高がレッグロックを仕掛けるとクリスも同じように取り返すといった二人だけの会話がリング上で繰り広げられていた。一回の攻防が終わる度に客席からは大きな拍手がおこり、また次の攻防が始まるといった展開に。リング上のレスラー以上に観客の集中力が異常なほど高いように感じた。

この二人ならある程度こういう展開になるだろうという想像はついていたが、まさかここまで濃いものになるとは。プロレスの凄さがダイレクトに伝わってくる想像を遥かに超えた試合内容となった。最後は日高の野良犬ハイキックがクリスの顔面にヒットしてスリーカウント。日高郁人の勝利に終わった。僅差ながらも負けてしまったクリス・ヒーローにも、観客から大きな拍手が送られた。

試合が終わって時計を見ると30分近く試合をしていたことにびっくりさせられた。あっという間に時間が過ぎていたからだ。それに、濃いエキスがギュッと詰まった怪しげなジュースを飲んだような気分だった。それでいて後味が良くて何とも言えない高揚感もある。明らかに異質なものを観たようなちょっと不思議な感覚だった。目の肥えたアメリカのプヲタ達はこの二人の戦いをどんなふうに観て感じたのだろうか。ボーリングかオーサムかそれともワカラナーイなのか。どちらにせよ、あえてアメリカでこの内容のプロレスをやったという意義は大きいと思った。改めてプロレスは奥が深いと考えさせられる一戦だった。


【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】


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