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2010年7月のアーカイブ

EVOLVE 4


7月23日 EVOLVE 4 @エースアリーナ ニュージャージー州ユニオンシティ

ブライアン・ダニエルソンが初参戦となるEVOLVE 4。150人も入ればいっぱいという工場の2階にある小さな会場で行われた。天井が低く、『ファイトクラブ』に出てきそうな怪しい雰囲気の会場には空調設備がなかった。しかし低温サウナのような蒸し暑さにもかかわらず会場は満員となった。ブッカーのゲーブ・サボルスキーが語っていたとおり、まるでミニECWアリーナのような雰囲気で、空調設備さえあればホームグラウンドとして使えそうな場所だ。

オープニングマッチはブロディ・リー対ジョン・モクスレーのヘビー級マッチ。両者とも味がある大型レスラーで、個人的に注目していたカードだったが、これが期待通りの素晴らしいオープニングマッチとなった。ゴングと同時にオーソドックスなラフ殺法の展開に。狭い場外へと流れこむとドスンドスンと殴りあう音が場内に響きわたる。単純だがこの逆水平チョップのみのパワー合戦だけでかなりお腹いっぱいになる。忘れていたプロレス初期衝動を再確認させてくれる好試合。最後は、両者がパイプ椅子をリングに持ち込んでノーコンテスト。モクスレーの表情(特にニタリ顔)が印象的だった。

予定されていた戸澤とのシングルマッチが急遽変更となったドレイク・ヤンガーは、リッチ・スワン、リコシェ、クリス・デッキンソンとの4ウェイマッチに。噂には聞いていたが、リッチ・スワンの飛び技が大変なことになっていた。まだカラダは細いが勢いがあって身のこなしは動物的。将来的には次世代ハイフライヤー界の有望株になりそうな末恐ろしいものを感じた。

クリス・デッキンソンとドレイク・ヤンガーが、顔面の張り合いからヒートアップして、感情むき出しのどつき合いへと展開。改めて思ったのが、デスマッチファイターの印象が強かったドレイク・ヤンガーだが、そのレスリングテクニックには荒削りながら目を引くものがあった。最後は、ドレイク・ヤンガーがリッチ・スワンからピン。ハイフライヤーの空中戦やゴツゴツしたりどつき合いなど、見所の多い試合となった。

第6試合のサミ・キャラハン対アリク・キャノンの試合がこれまた熱戦となった。入場と同時に「レッツゴーサーミー!レッツゴーキャーノン!」の観客によるチャント合戦が始まり、序盤は張り手とグーパンチの殴り合いから一進一退の攻防。場外乱闘に入っても両者一歩も引かない喧嘩マッチに。マットが敷かれていないコンクリートむき出しの入場ランプ付近で、サミがキャノンにブレーンバスターを決めると、お返しとばかりに今度はキャノンがサミにブレーンバスター。ドスンという鈍い音が狭い場内に響く。しかし最後はサブミッションでサミのタップアウト勝ち。爆竹のようにけたたましく痛さが伝わってくるような試合だった。サミはEVOLVEで2戦して負けなし。

第7試合、オシリアン・ポータルとアップ・イン・スモークのタッグ屋対決。なんども対戦経験のある2チームだけに、スピードとテンポが良く、息の合い方が尋常じゃない。EVOLVEのタッグチームロースターとして初めてエントリーするオシリアン・ポータルは、古代エジプト人ならではの魔術や飛び技を披露。惜しくもアップ・イン・スモークに負けてしまったが、オシリアン・ポータルの参戦により、これからのタッグチーム戦線がかなり楽しみになってきた。

セミファイナルのチャック・テイラー対ジミー・ジェイコブスの試合。これまで負けなし同士の対決は、予想以上の好試合となった。正直、ジミー・ジェイコブスのイメージは、ダークサイドに堕ちた陰鬱としたレスラーというあまり良い印象ではなかったが、この一戦で180度イメージが変わった。技を受けまくり、コミカルな動きも織りまぜながら感情を表にだしていく、そんなジミー・ジェイコブスなりの闘魂みたいなものを感じた。それに引っ張られるようにチャック・テイラーの動きもすこぶる良かった。最後はハイアングルパイルドライバーでチャック・テイラーがジミー・ジェイコブスを破り、3戦して未だ負けなしとなった。裏ベストバウトと言っていいほどの素晴らしい試合。

そして迎えたメインイベントは入場時から観客総立ちとなった。そしてお決まりの観客から大量のネクタイがリング上に投げ込まれる。静かな立ち上がりの両者はロックアップにはいかず、相手の出方をうかがうように軽くローキックを打ち合う。観客からは「レッツゴードラゴン!」チャントが鳴り止まない。

徐々にブライアンの右ローが効いてきたのかフィッシュの顔がみるみると歪んでいく。振り抜くようなローキックをフィッシュの左腿にヒットさせるブライアン。すでにキラーブライアンの形相に変わっていた。フィッシュをコーナに押し込んで蹴りの雨あられ。腰をガクッと落としてダウンしたフィッシュに休むことなく蹴りまくるブライアン。まさに鬼のような攻め。チカラを振り絞るように立ち上がったフィッシュは、逆にブライアンをコーナーに押し込み蹴りの連打。場外に降りたブライアンめがけてトペ。

中盤からはグラウンドの攻防にうつる。ブライアンのブリッジを崩そうと、フィッシュが勢いよく全体重を乗せるがビクともしない。容赦ないブライアンのローキックで、フィッシュに左太ももが真っ赤に変色していく。

痛めているフィッシュの左足をホールドして関節技に持ち込むと、そのまま両者ともゴロゴロと場外へ転落してしまう。しばらく場外で動けなかった両者だが、リングに戻るとまたブライアンがミドルキックの連打。フィッシュを吊り天井に決めようとするが、そのまま裏太ももにフットスタンプ。左足のダメージがかなりあるフィッシュは簡単には立ち上がれなくなっていた。

ブライアンがバックを取ってジャーマンスープレックスホールドを決めるがカウントツー。すかさずタイガースープレックスを放つがこれもツーで返される。必殺のキャトルミューティレーションからフィッシュを起こして肩口にエルボーを20回ほど振り下ろすブライアン。息もつけない展開に観客からは悲鳴のような歓声が上がる。そして、会場全体に「THIS IS AWESOME !!」チャントがこだまする。ふらふらの両者が最後のチカラを振り絞るかのように張り手合戦。最後はブライアンのレッグロッグが完璧に決まりフィッシュがタップアウト。

試合後のインタビューでマイクを向けられたブライアンは、

“Just a second.”
「ちょっとみんな聞いてくれ!」(ブライアン!ブライアン!とコールが収まらないので)

“Who came to indy show for the first time? Huge thanks. Thank you very much. Please help supporting these indy prowrestling  and come to the shows.”
「今日はじめてインディーの試合を観に来た人は?」(何人か手を挙げる) 「どうもありがとう。こういったインディーがプロレスを支えているから、これからもどんどん足を運んで欲しい」

“Here is the thing. Now I’m looking forward EVOLVE 5. I have one challenge to make.”
「ところで、僕はEVOLVE 5に目を向けているんだけど、挑戦したい人が一人いる」

“SAWA! I WANT YOU!!”
「澤宗紀!お前と試合がしたい!!」(客がどよめく)


死闘を制したブライアン・ダニエルソンは、次回EVOLVE 5(9月11日)の対戦相手に、バトラーツ澤宗紀を指名した。観客から大歓声が上がるなか、ブライアンは再び「SAWA!」と同じ名前を叫んだ。アメリカンドラゴンとやりすぎくらいがちょうどイイのなんともミラクルな対決。果たしてこのマッチメイクは本当に実現するのだろうか。澤宗紀からの返答が待たれるところ。


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Manami Toyota will come to US!


Yes, it’s true. Japanese Joshi legend, Manami Toyota, will finally come to US in her 23 years of career.
She will be wrestling on September 18 (Baltimore) and 19 (NYC) for CHIKARA.
We know this is a long time dream for American Joshi fans. You can’t miss this historic events!
Please go to www.chikarapro.com for more info.


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ブライアン・ダニエルソン ACEヘビー級王者選手権


7月10日 ACE Pro Wrestling @エースアリーナ ニュージャージー州ユニオンシティ

いまやヨーロッパや南米などのインディー団体などから引っ張りだこのブライアン・ダニエルソンが、ニュージャージーを拠点とするどインディー団体ACE Pro Wrestlingに出場。ACEヘビー級王者のダン・マフ、クリストファー・ダニエルズ、モ・セクストン、とのフォーウェイタイトルマッチに挑戦した。

連日の猛暑に加えて、自動車修理工場の二階にある会場はクーラーが設置していないという悪条件の中、約100人弱のファンが駆けつけた。ヨーロッパの『ファイナル・カウントダウン』で入場したブライアン・ダニエルソンに、ファンから大量のネクタイが投げ込まれる。苦笑いで受け応えるブライアン。このネクタイでの歓迎はもうお決まり事のようだ。

試合の方は、モ・セクストンとクリストファー・ダニエルズの対戦からスタート。常にブライアンを意識しながら技を繰り出すダニエルズ。誘いこむようにしてセクストンからブライアンへとタッチ。ねちっこいチェーンレスリングを展開するダニエルズとブライアンだったが、ダン・マフが入ってくると流れは一気に大味なアメリカンスタイルに。

こうして見ると、初期のROHを盛り上げたクリストファー・ダニエルズ、ブライアン・ダニエルソン、ダン・マフの三人が、こうしてまた同じリングで戦っている。もうないだろと思っていてもまたどこかで繋がっていくところがプロレスの魅力でもある。プロレス界は「ネバー・セイ・ネバー」。広いようで狭いのかもしれない。

得意の吊り天井を狙いにいくブライアンだったが、ダン・マフが重すぎて持ち上がらない。仕方ないという顔でダン・マフの太ももを勢いよく踏みつけると、こんどは首筋にエルボーバットの連打。モ・セクストンにタッチすると、ACEの社長が乱入してブライアンを襲撃する。場外でのびてしまったブライアン。どうやらチャンピオンのダン・マフと社長が裏で手を組んでいるようだ。

最後はダン・マフがずるしていただき方式でモ・セクストンからピン。試合終了後に意識が戻ったブライアンが、モ・セクストンと共闘して社長に一発食らわすと、ファンは狂喜乱舞。投げ込まれたネクタイを締めて(しかもタイツの中にインして)それに応えるブライアン。満面の笑顔が印象的だった。

正直、その場の雰囲気にあわせた戦いというか、半分コミック的な試合内容だったものの、ブライアンの動きは流石だった。コンディションも良さそうで、試合後にはファンと交流する場面も。戦いの場をまたインディーへと移したとしても、プロレスをとことんエンジョイしようという気持ちがすごく伝わってきた。7月23日のEVOLVE 4が楽しみになってきた。


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EVOLVE4 カード発表


EVOLVE 4: Danielson vs. Fish
2010年7月23日
エースアリーナ@ニュージャージー州ユニオンシティ

The Main Event
ブライアン・ダニエルソン (0-0) vs. ボビー・フィッシュ (0-3)

Chasing The Leader
ジミー・ジェイコブス (3-0) vs. チャック・テイラー (2-0)

Tag Team Action
アップ・イン・スモーク (1-0) vs. オシリアン・ポータル (0-0)

JUST ANNOUNCED – More Tag Team Action
ジグソー & ハロウウィキッド (1-0) vs. アエロフォーム (1-2)

International Challenge
ドレイク・ヤンガー (1-0) vs. 戸澤陽 (0-0)

Special Attraction Match
ジョニー・ガルガーノ (2-1) vs. アダム・コール (0-1)

Heavyweight Battle
ブロディ・リー (1-1) vs. ジョン・モクスレー (0-1)

.500 Fight (One Man Fights To Get To .500 While The Other Fights To Avoid It)
サミ・キャラハン (1-0) vs. アリック・キャノン (0-1)

JUST ANNOUNCED – Four-Way Match – One Win On The Line
リコシェ (1-2) vs. スーパーシェンロン (0-0) vs. リッチ・スワン (0-0) vs. クリス・デッキンソン (0-3)


注目はなんといってもブライアン・ダニエルソン対ボビー・フィッシュの初対決。ブライアン・ダニエルソンのブログによると、かつて来日した際、プロレスリング・ノアのツアーを共にした仲だというボビー・フィッシュ。EVOLVE2でのボビー・フィッシュ対クロウディオ・キャスタニョーリの試合を大絶賛したブライアンは、今まで対戦したことのないレスラーで、自分の力を最大限に引き出してくれる相手という理由で、EVOLVEデビュー戦の相手にボビー・フィッシュを指名した。見た目のインパクト以上に、試合内容に期待が持てる一戦となりそう。他にもブロディ・リー対ジョン・モクスレーのヘビー級対決や、サミ・キャラハン対アリック・キャノンのギラギラした戦いなどにも注目したい。


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EVOLVE4 ブライアン・ダニエルソンの対戦相手は・・


EVOLVE4(7月23日)に参戦するブライアン・ダニエルソンの対戦相手が本日発表された。その対戦相手はボビー・フィッシュに決定。いまだ勝ち星のないボビー・フィッシュだが、試合巧者なだけにブライアン・ダニエルソンとの試合は白熱すること間違いなし。旗揚げ以前から、EVOLVEの発足プロジェクトに携わってきたブライアン・ダニエルソン。しかしWWEとの契約で参戦が流れてしまい今回が念願のEVOLVEデビュー戦となる。アメリカンドラゴンが本当にやりたかったプロレスとは一体どんなものなのか。その答えはEVOLVE4で明らかになる。


現在発表されている対戦カードと出場選手は以下の通り

EVOLVE 4: Danielson vs. Fish
July 23rd, 2010
Union City, NJ
Ace Arena
725 Sip Street
Belltime: 8pm

Tickets now on sale in the EVOLVEwrestling.com Shop or by calling 267-519-9744

The Main Event
Bryan Danielson (0-0) vs. Bobby Fish (0-3)

Chasing The Leader
Jimmy Jacobs (3-0) vs. Chuck Taylor (2-0)

Tag Team Action
Up In Smoke (1-0) vs. The Osirian Portal (0-0)

International Challenge
Drake Younger (1-0) vs. Akira Tozawa (0-0)

Challenge Match
Johnny Gargano (2-1) vs. Adam Cole (0-1)

Challenge Match
Sami Callihan (1-0) vs. Arik Cannon (0-1)

Plus more to be signed with:
-Brodie Lee (1-1)
-Jon Moxley (0-1)
-Chris Dickinson (0-3)
-Rich Swann (0-0)
-Aeroform (1-2)
-Super Sheng Long (0-0)
-Mercedes Martinez (3-0)
-Many more to be announced!!!


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