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エボルブ
EVOLVE 3
- 2010 年 5 月 11 日 10:22 PM
- Pro Wrestling | Review
5月1日 EVOLVE 3 @ラーウェイ・レックセンター ニュージャージー州ラーウェイ
第一試合のサミ・キャラハン対アダム・コール。両者ともEVOLVEデビュー戦ながらオープニングマッチにふさわしい気迫に満ちた試合展開に。コーナーから飛びつこうとしたアダム・コールを下でガッチリと受け止めそのままパワースラムでマットに叩きつけるサミ・キャラハン。いまロングタイツや派手なショートタイツが多いなか、あえてツーショルダータイツ(吊りパン)というチョイスがなんとも鶴見五郎で昭和な雰囲気を漂わせている。最後はストレッチマフラー(変形の逆片エビ固め)でサミ・キャラハンのタップアウト勝ち。これからが楽しみな選手だ。
第二試合ではリコシェがジョニー・ガルガノと対戦。ずる賢い動きのガルガノに対してハイフライヤーらしいキレの良い飛び技を繰り出していくリコシェ。そんな攻防の一つ一つを観客は集中して観ている。最後は両者リングアウトになり一度はゴングが鳴らされるが、最初にリングインした方が勝ちという完全決着ルールがリングアナからコールされる。両者とも生まれたての子馬のようにプルプルと立ち上がり、そして最初にリングインしたのはジョニー・ガルガノだった。ユーチューブに自分撮り(Johnny Gargano Power Hour)でプロレスを語りまくり、面白動画をアップロードし続けるガルガノは、後からじんわりと来るものがある。
第四試合のチーム・ビヨンド、アエロフォーム、そしてアップ・イン・スモークのスリーウェイタッグマッチがこれまた素晴らしい内容だった。特に、Beyond Wrestling(オハイオ州を拠点に活動中)などに出場しているジェイソン・パトリックとチェイス・バーネットのチーム・ビヨンドは、見た目はどこにでもいる若手インディーレスラーだが、空中技に関してはかなりの素質を持っている。アエロフォームのフリップ・ケンドリックと並んで次世代ハイフライヤーのうちの1人であるのは間違いないだろう。
こちらもEVOLVEデビュー戦のドレイク・ヤンガーとジョン・モクスレイが第五試合で対戦。序盤はレスリング主体の試合運びで意表をつかれた。明らかにCZWのファンという風貌のお客さんがドレイク・ヤンガーに大ブーイング。対するモクスレイには大きな拍手と声援が送られていた。で、「良い」とは聞いていたがモクスレイがすこぶる良かった。憎たらしい表情やカラダの大きさ、そしてなによりレスラー然とした雰囲気がたまらない。
後半に入るといつものようなラフファイトが中心となっていく。凶器は使わないものの噛み付き攻撃でモクスレイの額から流血。そして流血した額に頭突きと噛み付き攻撃を続けるヤンガー。さらには場外戦にまで持ち込んでいく。いままでの流れからしてEVOLVEに流血戦は無いものと勝手に思い込んでいたが、やはりというかこの二人なら致し方ないだろう。今後はこういうゴツゴツした激しい試合もEVOLVEには必要な気がした。試合はドレイク・ヤンガーの勝利。
前回のEVOLVE2ではクロウディオ・キャスタニョーリと素晴らしい試合を見せてくれたボビー・フィッシュ。相手は前日の試合で目を負傷したクリス・ヒーロー。序盤のキャッチレスリングのあと両者エルボー合戦がはじまる。クリスの強烈なエルボーでボビーのマウスピースがすっ飛ぶ。速くて重い蹴りでクリスを何度もぐらつかせるボビーだったが、最後はローリングエルボー3連発でクリスの勝利。EVOLVE2で日高郁人のセコンドに付いていたブラッド・アレンがリングインしてくると、クリスに対戦を要求する。しかしクリスは無言でリングをあとにする。この試合でもクリスの上手さが光った。クリスのレスリングテクニックの評価が前回の日高戦でまた一段と上がっているらしい。いつものハイスパート主体の試合はそれなりに魅力的だが、EVOLVEでしか観せないクリスのレスリングスタイルとても興味深い。次回ブラッド・アレンの挑戦を受けるのかどうか気になるところ。
足の怪我でEVOLVE2を欠場したTJP。肘でカイルの背中をグリグリしたり、関節をきつく締め上げたりとエゲツない攻めを見せる。ステップワークから見て怪我の具合は心配なさそうだ。対するカイルは必死に食らいつこうとひたすら動きまわる。カイルがロープを使ってのジャンピングニーそして変形のコブラツイストが決まる。得意の起き上がり小法師式ダブルアームスープレックスにアンクルホールドと面白いように技が決まるカイル。動きに無駄がなくスピードもある。終盤になると蹴り合いの末に両者ダウン。観客からは「This Is Awesome !」チャントが発生。最後は変形の片エビ固めでTJPの勝利。試合後のインタビューで澤宗紀との再戦をアピールしたTJP。すると観客からは大きな歓声が上がった。敗れはしたものの澤との試合はかなり評価が良いだけに、この2人の再戦に注目が集まる。
メインイベントはクロウディオ・キャスタニョーリ対チャック・テイラーの一戦。メインイベントのカードをファン投票で決めるという企画で実現したこのカード。実力差がハッキリと出た内容となった。インディーではトップクラスのパワーを誇るクロウディオ。序盤はそのパワーでチャック・テイラーを徹底的に痛めつける。そしてクロウディオはリング下に落ちたチャックを担ぎ上げると、なんとそのままトップロープ越しにリングへと投げ入れる。パワーありすぎ。休むことなくジャイアントスイングからそのままボストンクラブに決めるとチャックがもう虫の息。してまたチャックを肩に担いだまま立ち上がってクルクルと回りだす。しかも手を離して首だけで支えてクルクルクルクルー。キン肉マンっぽい技で観客もヒートアップしていく。しかし、クロウディオの攻撃をなんとか凌いだチャックは、一瞬のすきにオメガ・ドライバーを決め、クロウディオからスリーカウント奪取。誰もがこのまま負けるだろうと思っていた矢先の逆転勝利だった。
初参戦のサミ・キャラハン、ドレイク・ヤンガー、ジョン・モクスレイ、チーム・ビヨンドが、それぞれ自分の持ち味をしっかりと発揮できていたのが印象的だった。とにかく飛びまくる選手がいたかと思えば、スピードやパワーで押し切る選手がいたりと、全体的にメリハリがあって今まで以上に観やすかった。逆に言うと、盛り上がった試合とそうでない試合との差が少ない分、印象に残るような場面が少なかったようにも感じた。やはり新しいことをやろうとしているのだからもっと「これは一体何なんだ?」、という驚きがもう少し欲しかった。それにはやはり日本人選手の参戦が不可欠なのか。まだまだ手探り感がただようEVOLVE、次はどんなカードが組まれるのだろうか。いまから楽しみだ。尚、今後のスケジュールは9月11日にニュージャージーで開催が決定している。
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EVOLVE 2 DVD Hype Video
- 2010 年 4 月 14 日 1:09 AM
- Koneta | Pro Wrestling
DVD 『EVOLVE 2: Hero vs. Hidaka』のダイジェスト映像がリリースされました。チャック・テイラー vs. リコシェ、クロウディオ・キャスタニョーリ vs. ボビー・フィッシュ、日高郁人 vs. クリス・ヒーローなどが収録されています。
価格は15ドル(送料別10ドル)。日本からの注文は下記アドレスから。
- DVDs with International Shipping http://www.evolvewrestling.com/dvdsint.htm
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EVOLVE 3 一部対戦カード
- 2010 年 4 月 13 日 1:30 AM
- Koneta | Pro Wrestling
5月1日に開催されるEVOLVE3の一部対戦カードが発表になった。
EVOLVE 3: Rise or Fall
2010年5月1日 ニュージャージー州ラーウェイ
ラーウェイレックセンター
Official Singles Division Match
クリス・ヒーロー (0-1) vs. ボビー・フィッシュ (0-2)
Official Singles Division Match
クロウディオ・キャスタニョーリ (1-0) vs. チャック・テイラー (1-0)
Official Singles Division Match
ジョン・モクスレイ (0-0) vs. ドレイク・ヤンガー (0-0)
その他の出場予定選手
ジャック・エバンス (0-0)
ブラッド・アレン (2-0)
サミ・キャラハン (0-0)
ジョニー・ガルガノ (1-1)
ジミー・ジェイコブス (2-0)
カイル・オライリー (2-0)
グラン・アクマ (1-0)
TJP (0-1)
リコシェ (1-1)
ブロディ・リー (0-1)
ハロウウィキッド (0-1)
クリス・デッキンソン (0-2)
アップ・イン・スモーク (1-0)
アエロフォーム (0-2)
アダム・コール
前回のEVOLVE2で日高との30分にも及ぶ名勝負を繰り広げたクリス・ヒーローと、同じく前回クロウディオ・キャスタニョーリに惜しくも負けてしまったものの、驚異的な粘り強さを印象付けたボビー・フィッシュが初対戦。そして、CZWを主戦場としているドレイク・ヤンガーとジョン・モクスレイがEVOLVE初登場でいきなり激突。従来のウルトラバイオレンスではなく、EVOLVEのスタイルで激突するとあって、一体どんな展開になるのか今から気になるところ。他にも現在アメリカインディーマットで要注目なレスラーの一人サミ・キャラハンや、ジャック・エバンスらが初参戦。ブッカーのゲーブ・サポルスキーがこれまた個性的で様々なタイプのレスラーを集めてきたといった印象。今後のカード発表に期待したい。
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EVOLVE 2 雑感
- 2010 年 3 月 26 日 8:56 PM
- Pro Wrestling | Review
EVOLVE2
3月13日(土)。EVOLVE2が行われるこの日の天気予報は、数日前から大雨だった。大雨と言ったって、まあただの雨だろうと思っていたら大間違い!ニュージャージー州を中心に記録的暴風雨が発生し、45万8000戸で停電、公共の交通機関は停止、道路の至る所で浸水し各所で通行止めになるという悲惨な状況。木や電柱も倒れ、死者も出た大嵐の中、EVOLVE2は開催された。
基本的な進行は、EVOLVE1と同じ。入場も前回と同様に同じ曲が流れての入場。アナウンサーはリング下から選手紹介。そして試合も速いペースでどんどん進み、今回も全11試合が3時間で終了した。やはり試合のテンポが良くどんどん進むと、見ている側としても集中しやすく試合をしっかりと見ることができる。今回も、前回に引き続きメインの試合でも皆が集中して試合を見ていた。これは本当に良い傾向だと思う。最近のアメリカインディーでは、とりあえず有名な選手を出しておこうという風潮にあり、特に内容もなくダラダラと試合を続けることが多い。
その結果として客もダラダラしてしまい、興行自体がダラダラの印象になってしまう。一回の興業の第一試合からメインまでを、しっかりとパッケージとして考えている興業が少ない中、EVOLVEは1も2も本当によく練られていた。その点は、さすがゲーブ・サポルスキーの力というか、それこそが彼がベストブッカーとして今まで評価されてきた理由なのだと思う。
気になるEVOLVE3は5月1日開催で、ドレイク・ヤンガーとサミ・キャラハンの参戦が発表されている。果たしてEVOLVEは今後どのように「進化」していくのか、そして参戦選手もどのように「進化」していくのか、ますますEVOLVEから目が離せない!
【文:Shiori】
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