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  • キング・オブ・トリオス2009 (1日目)

     

    3月27日 チカラプロ キング・オブ・トリオス2009@フィラデルフィア The (ECW) Arena

    1. ファースト・ファミリー(アリク・キャノン、ライアン・クルズ、ダリン・コルビン) 対 チーム・エピック・ウォー(オースティン・エリーズ、ライアン・ドラゴ、トニー・コジナ)
    オースティンは普段ROHで見るのとは違いロングタイツ着用。基本的にチカラプロはファミリー向け団体のため、ローブローなどの反則や汚い言葉を使うことは禁止。そんなほんわかムードの中、オースティンも楽しそうに試合を運ぶ。ファーストファミリーは合体技をよく使い、チームワークの良さもあって最後には勝利。勝利チームの曲が流れると、オースティンはまたもノリノリで踊りまくり。

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    2. チームPWG(エル・ジェネリコ、マット・ジャクソン、ニック・ジャクソン) 対 オシリアン・ポータル(アマシス、オフィディアン、エジプシオ)
    一試合目に引き続き、ほんわかムード炸裂。オフィディアンがダンスを披露するとジェネリコも負けじと独特なダンスを披露。これには会場も大盛り上がり。試合展開はかなりめまぐるしく、レベル高し。ジャクソン兄弟が連携技を多く使用し場外へトペなど放つと、オシリアン・ポータルも対角線上のコーナーから合わせてファイアーバードなど、これぞチカラプロといった試合展開を見せる。最後は押さえ込んでオシリアン・ポータルの勝利。

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     3. チーム・アッパーカット(クローディオ・キャスタニョーリ、デイヴ・テイラー、ブライアン・ダニエルソン)対 ザ・ラフネックス(ブロディ・リー、エディ・キングストン、グリズリー・レッドウッド)
    ほんわか路線はいまだ継続中。体の小さいグリズリー・レッドウッドを標的に、アメドラさんがからかったり冗談を言ったりとても楽しそう。チーム・アッパーカットは出す技の9割がアッパーカットという、チーム名に偽りなしのアッパーカット専門チーム。3人で入れ替わり立ち替わりアッパーカットを繰り出す姿はもはや職人技。最後はなんとクローディオがグリズリーにジャイアントスイング100回転をかけ、チーム・アッパーカットの勝利。

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    4. ダ・ソウル・タッチャズ(マーシ・ロケット、トラウマ、ウィリー・リチャードソン) 対 チームCZW(ピンキー・サンチェス、グレッグ・エクセレント、ビーフ・ウェリントン)
    ピンキー・サンチェスは小柄でちょっとオカマっぽいキャラながら、デスマッチをするレスラー。とにかく良いキャラをしているために、客からは大人気。試合中にビーフ・ウェリントンがラップを披露したり、グレッグ・エクセレントとトラウマがダンス合戦をしたりとここでもまだほんわか路線炸裂中。そして会場もそういったやりとりに盛り上がる。最後はウィリーのコーナーからのギロチンドロップでダ・ソウル・タッチャズの勝利。

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    (休憩)

    5. チームF.I.S.T.(グラン・アクマ、イカルス、チャック・テイラー) 対 デス・マッチ・キングス(ネクロ・ブッチャー、トビー・クライン、ブレイン・ダメージ)
    我らの顧問、ネクロ率いるデス・マッチ・キングス。トビー・クラインもブレイン・ダメージも血みどろデスマッチが大得意の、本当にデスマッチキングが揃ったチームなのだけれども、入場の時に何か違う…、と思ったら、ブレイン・ダメージが激太りしていて以前の2倍膨張していた。先日足をパックリ怪我したネクロさんはもう問題ないようで、相変わらずの裸足(但しテーピング有)。変なカンフーポーズを決めて本日のやる気を観客にアピールするネクロさん。その闘志を称えるかのように客席からはネクロコール。そしていきなりゴングを手にガンガン鳴らし始めて観客を騒然とさせるネクロさん。やはりファミリー向け、ほんわかムードのチカラでもいつもと何ら変わるところがありません。グラン・アクマがリング上に椅子を2脚投げ入れた際には、颯爽と椅子に座り、アクマ相手にグーパンチをお見舞いしまくっていました。ただここで注目すべきはトビー・クライン。デスマッチだけではなく普通(?)のレスリングでもかなり動きがよく、もっと評価されて良いレスラーなのです。そんなトビーのがんばりも空しく、チャック・テイラーのコーナーからの急角度のパイルドライバーでカウント3に沈んでしまい、残念ながらデス・マッチ・キングスはここで敗退

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    6. ザ・フューチャー・イズ・ナウ(ジミー“イクイノックス”オルセン、リンス・ドラド、ヘリオス 対 チームDDT(飯伏幸太、KUDO、マイケル中澤)
    入場ゲートから出てきた途端、体にオイルをかけまくる巨匠マイケル中澤。リングに上がったら俺が出るとアピールし、飯伏とKUDOをコーナーに戻す。まずはリンス・ドラドと対戦するが、あまりのヌルヌルぶりにすべりまくるドラド。何をしても滑りまくりなので、汚い雑巾を持ってきて中澤の体を拭きだす。ヌルヌルが効かなくなった中澤はコーナーに戻りKUDOとタッチ。イクイノックスを相手にオーソドックスなレスリングを展開。ちなみにこのイクイノックス、基礎もしっかりできていてなかなか良い選手なのでお勧めです。次に飯伏とヘリオスがリングイン。ヘリオスは空中戦やちょっと危険な技を得意とする飯伏曰く「狂ってる」レスラー。なので想像通り飯伏とは手が合うわけです(笑)軽く相手の様子を見た後はまた中澤にタッチ。体に再びオイルを塗りたくり、ヌルヌル攻撃を出すとファンは大喜びで「ナ!カ!ザ!ワ!」と中澤コール。なぜ英語名のマイケルではなく中澤でコール?との疑問は置いておいて、客席からは”This is Awesome!”のチャントまで発生。その後中澤が捕まるが、キャメルクラッチをかけられている時に、相手にオイルをかけてヌルヌルにして上手く脱出。ここでもファンは大ウケ。ザ・フューチャー・イズ・ナウは基本ルチャのチームなので入れ替わりが目まぐるしく、ルチャっぽい試合展開に。ザ・フューチャー・イズ・ナウがそれぞれコーナーポストに上がり同時にムーンソルトを仕掛けるがこれはDDTの3人とも上手く避ける。その後飯伏かコーナーからの場外への三角跳びケブラーダ。この技には、会場もこの日一番の盛り上がり。リング上でイクイノックスと向かい合っている中澤は口にオイルを含んだものの、チョップを受けてそのままオイルを飲み込んでしまって自爆。リング上で横たわっているところ、フットスタンプをもらいオイルをはき出すことが出来てなんとか復活。が、そのまま丸め込まれて3カウントを奪われる。試合後には観客から大DDTコール。

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    7. ザ・マスターズ・オブ・サウザンド・ホールズ(マイク・クワッケンブッシュ、ホルヘ“スカイダ”リベラ、ジョニー・セイント) 対 インコーヒアレンス(デリリアス、ハロウウィキッド、フライトメア)
    まずは観客からジョニー・セイント!ジョニー・セイント!の大コール。次にはスカイダ!スカイダ!の大コール。そして最後にクワック!クワック!で締め。ある意味この大会一番の目玉チームであるザ・マスターズ・オブ・サウザンド・ホールズに客席は大熱狂。対戦するインコーヒアレンスは見た目とは違い実力者揃いのため、一見噛み合わないように見えるけど、実はかなりの好カード。そんなファンからの声援もあって、満面の笑みのホルヘ先生(と日本人レスラーからは呼ばれています)とジョニー・セイント。まずはホルヘ先生がフライトメアと対戦。とにかく上手い。上手すぎる!!赤子の手を捻るようとはよく言ったもので、フライトメアの一挙一動を全て軽く流れるようにあしらって、客席からは感嘆のため息しか聞こえず。うーん、すごい。次にクワックとタッチ。一通りの技を出した後にジョニー・セイントにタッチ。セイントもこれぞキャッチ!と言った動きで、やはり感嘆の声しか出ず。アメドラさんがバックステージから顔を覗かせてこっそり見ていたのですが、やはり「Wow!」や「Oh, yeah!」などの感嘆の言葉ばかり発していたのが印象的。見よ、この吊り天井を!もう芸術作品としか言いようがありません。ホルヘ先生はクワックのアシストで場外へトペを敢行、その一方で見事なキャッチの組み合わせ技を披露したジョニー・セイントがデリリアスを丸め込み3カウントを奪取。

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    8. ジ・アンステイブル(ヴィン・ジェラルド、スティグマ、コリン・デカニー) 対 ザ・コールド・フロント(アル・スノー、グレイシアー、???)
    アル・スノーはヘッドを片手に入場。会場が旧ECWアリーナのため、客席からは「ウェルカム・バック」とのちゃんとが発生。フライトキャンセルのため欠場となったアイスバーグの代わりに急遽参戦となったのは、なんとディーロウ・ブラウン。対するジ・アンステイブルはヒールとまではいかずとも、反体制を表現しているチーム。当初の予想通りこの2チームは全く噛み合わず、噛み合わないままコリンがディーロウを丸め込んで3カウント奪取。セミの盛り上がりとメインの盛り上がりを考えたら順番が逆だった方が良かったな…。

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    チームDDTは惜しくも負けてしまったため、2日目は4ウェイで飯伏がジェネリコと対戦。こちらも期待!

    【文:Shiori】

  • キング・オブ・トリオスに魔術師が参戦

     

    13年前、みちのくプロレスのリングで星川との試合を最後に引退をした魔術師の異名をもつジョニー・セイントが、10年以上ものブランクから奇跡の復活(07年)を果たした。そして来る3月27日~29日に開催されるチカラプロのキング・オブ・トリオス・トーナメントに参戦することが決定。

    ジョニー・セイントは60年代から70年代にかけてイギリスで活躍したチャッチ・アズ・キャッチ・キャンを得意とする孤高の天才レスラー。チカラプロには初参戦となる。キング・オブ・トリオスといえば過去に日本人レスラーが参戦したことでも知られるシックスメン・タッグマッチで、毎年2月に3日間かけて開催されるチカラプロ恒例のイベント。

    Fit Finlay vs Johnny Saint (現WWEのフィンリーの髪型にも注目)
    [youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=_IdBPxUr2V0]

    Saint vs Kidd (60歳を過ぎて奇跡の復活を果たしたジョニー・セイント。姿勢がよすぎ。)
    [youtube:http://jp.youtube.com/watch?v=wbD9X7pTSbE]

    2007年のキング・オブ・トリオスにはチームTNAとしてアレックス・シェリー、クリス・セイビン、サンジェイ・ダットらが出場。日本からは矢郷良明、MIYAWAKI、KUDOらが、そしてチームDDTとしてアメリカン・バルーン、男色ディーノも!出場している。

    また2008年には、なんとあの怪獣バトルからコール・ミー・ケヴィン、サイクロプトパス、ウニ坊主らが出場。さらにチームWWFとしてザ・デモリッションズ(アックス&スマッシュ)、ワンマン・ギャングというオールドファンなら失禁もののトリオまで。なんでもアリか。そしてチームIWSとしてエル・ジェネリコ、プレイヤー・ウノ、スーパーフライ(プレイヤー・ドスの別名義)らや、日本からもKUDO、MIYAWAKI、中澤マイケルらが出場している。

    多彩かつ意表をつくユニークな出場選手たちにも注目のこのトーナメント。今年は、数多くの教え子をもつルチャ・マスターことスカイダと、魔術師ジョニー・セイントがマイク・クワッケンブッシュと組んで出場する。藤原喜明と木戸修とディック東郷がトリオ組んじゃったみたいなテレビゲームのエディットレスラーでしか実現しなかったようなトリオが実現するとあってこれは生で観るしかない。

    まだこれからも出場トリオの発表があるということなので追ってお知らせします。

    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】