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  • ケニー・オメガvsダニー・デマント / Kenny Omega vs Danny DeManto

     

    2008年5月31日 JAPWニュージャージー大会

    この日のセミファイナルJAPWヘビー級タイトル戦。現王者ケニー・オメガが宿敵ダニー・デマントを迎え撃つ。て書いてもほとんど誰も知らないと思いますが、ケニー・オメガはアタシ(須山浩継伯爵風)がいま注目しているレスラーの一人。カナダ出身で柔術の経験あり。しかも大の日本好きで尊敬知る人があの『SASUKE』の長野誠というからいろんな意味で注目せずにはおれない。対するダニー・デマントも東海岸エリアで活躍中の劣化版コルト・カバーナというかオーソドックスなスタイルからハードコアまでこなせる器用なレスラー。この二人はプロレスリング・シンジケートでも好勝負をしている。アタシ(須山浩継伯爵風)の中では、ROHやTNAにあがれる実力を持っていながら、チャンスに恵まれない二人という認識の二人で、いつか大化けするんでないかと小松政夫ばりに長ーい目で見ている。

    ケニー・オメガがテクノな入場曲にのってロボットダンスをしながら入場。すでにリング上で待ちかまえるダニー・デマントをにらみつけゴングが鳴ると同時に何を思ったのかオメガがハルク・ホーガンのものまねを始める。そんな遊んでいる暇はないとデマントのショルダーアタックがオメガの肩口にいい角度で入る。腕の取り合い、アームホイップ、ねちっこい序盤戦。

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    どこに隠して置いたのか、ダニー・デマントがケンドースティックでオメガの頭を狙おうとすると、すばやくかわしてケンドースティックを奪い取り、反撃するオメガ。場外乱闘が始まり、徐々にハードコアな試合へと展開していく。場外にパイプ椅子をセットするデマント。オメガを椅子に座らせてリング上からトペ炸裂。更にデマントがリング下からテーブルほどの木の板を持ち出し、リングエプロンとリングサイドの鉄柵の間に設置すると、客が総立ちになりヒートアップ。デマントがオメガをリングへ引き込むと、一瞬の隙に二段モーションのジャーマンスープレックスを決めるオメガ。すかさずコーナーポストからのドロップキックをデマントの顔面にぶちこみ反撃開始。

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    客からは「レッツゴーダニー!」と「レッツゴーオメガ!」が交互にコールされる。するとオメガがさきほどの木の板めがけてデマントをエプロンから場外バックドロップ。木の板ぐっちゃぐちゃ。客からは「ホーリーシット!ホーリーシット!」の大合唱。そしてまた何を思ったのかオメガが「フーフー!」とか言いながらロウキーの物まねをしはじめる。絶好のチャンスなのにこの無駄ムーブがたまらなくツボだった。あんな真似をする暇があるなら攻撃しろと思いながら、あーこれもアリかなと思えてくるからオメガワールドすごい。

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    で、息を吹き返したデマントがオメガの顔面を張る。負けじとオメガもデマントの顔面を張りかえす。バチバチスタイルのような顔面張り合戦開始。体重のあるデマントの張り手は強烈でオメガがぐらついた隙にバックブリーカーを決める。サマーソルトドロップで勝負をしかけるデマントだったがカウント2でオメガがキックアウト。デマントをコーナーポストにのせ雪崩式のタイガースープレックスを決めるオメガだったがこれをカウント2でかえすデマント。観客の拍手が会場内に響きわたって客総立ち状態。この日一番の盛り上がり。

    デマントが最後の力を振りしぼってオメガをコーナーにフェイスバスター。倒れたオメガにフィニッシャーのダイビングボディープレスを炸裂させるが、これまたカウント2でキックアウト。観客が足バタバタ状態。最後はなんとオメガの波動拳でカウントスリーが入る。えっ。波動拳て。ファンタジー劇場かっ。こんなにガチガチなィイ内容の試合で最後がファンタジー。いろんな意味で衝撃だった。

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    試合後、ケニー・オメガにインタビューを決行(本人からオートグラフをいただく)。どことなく飯伏幸太とおなじ匂いがした。こっち側の人間だなと思った。これからのケニー・オメガに注目するとともに、また楽しみが一つ増えたという喜びで気持ちよく帰宅することができた。とにかくオメガ要注目です。尚、近日中にインタビューをアップします。乞うご期待。

    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】