4月19日 EVOLVE 7 @BBキング・ブルース・クラブ・アンド・グリル ニューヨーク州マンハッタン
今回のEVOLVEは、42丁目のブロードウェイと8番街の間にある会場ということで、平日にもかかわらず会場内はほぼ満員。そして初の試みとして、iPPV(インターネットペーパービュー)で全世界に生中継された。
ザック・セイバーJr.はイギリス出身の現在23歳。イギリスを中心にヨーロッパで活躍中。一方、いまやアメリカインディー界で人気急上昇中のサミ・キャラハン。この二人のシングルマッチ、ファンの間では注目のカードとなっていた。ゴングと同時にバチバチファイトの両者。殴られたらその倍で殴り返す勢い。
キャラハンは逆水平チョップを連発。体重を乗せたチョップがびしびし決まる。場外戦でも両者は一歩も引かないゴツゴツとした攻防。キャラハンがセイバーの脚にローキック。セイバーが飛びつき三角絞めを決めると、キャラハンはストレッチ・マフラーでお返し。
セイバーも後ろ回し蹴りで応戦。更にキャラハンの腕を取って関節技。そして膝をマットに何度も叩きつける。打撃技のコンビネーションや鋭さはセイバーに分がある。気が触れたように両者がヘッドバット合戦になると観客は大興奮。キャラハンの顔がみるみる赤くなっていく。セイバーはキャラハンにパワーボムを決めるがツーでキックアウト。
キャラハンはセイバーをコーナに詰めて延髄斬り。バックドロップを決めると、鶴見五郎ではなくタズを意識しているというタイツの吊り部分を脱いで気合を入れる。続けてコーナーのセイバーにランニングエルボー。カバーに入るがセイバーがツーでキックアウト。
キャラハンがドラゴンスープレックスを決めるとセイバーの後頭部に膝蹴り。キャラハンはストレッチ・マフラーを狙いにいくがセイバーが上手く丸め込んでフォール。キャラハンがツーでキックアウト。セイバーが切れ味鋭いバズソーキックを決めるがツーでキックアウト。
セイバーの蹴りをキャッチしたキャラハンが、そのままストレッチ・マフラーに決めて絞り上げる。なかなか参ったしないセイバー。するとキャラハンは、グラウンドのストレッチ・マフラーに移行して、セイバーの後頭部を容赦なく蹴りまくる。バコッバコッという鈍い音。セイバーの意識が飛んだのを確認したレフェリーは試合をストップ。サミ・キャラハンの勝利。
試合が終わるとキャラハンは、「2011年は、俺の年になる!」と宣言。いまアメリカインディー界で飛ぶ鳥を落とす勢いのサミ・キャラハンが、ニューヨークのど真ん中で怪気炎を上げた。
勢いの差なのか、この二人には想像していたよりも実力差があった。セイバーはカラダの線がまだ細いが、独特なサブミッションや打撃技の鋭さは目を見張るものがあった。何よりもハートが強いように感じた。このままアメリカマットに定着して欲しい。そのセイバーの勢いを打ち消してしまうほどの「凄み」が、サミ・キャラハンにはあったように思う。ともあれ、この二人にしか出来ないような、荒削りで気迫のこもった素晴らしい試合だった。













































