7月18日 Peelander-Z @Santos Party House, NY
マンハッタンドロップでは既にお馴染みの、ピーランダーZ(ぴーらんだー・ずぃー)のライブがマンハッタンであるということで行ってみた。すると突然、IGFの澤田敦士が「うががー!」と叫びながらステージに登場してきて、巨大イカと乱闘になったのだ。アメリカで修行していることは知っていたが、まさかパンクバンドのパフォーマンスに参加するなんて。自由すぎる。
- 澤田敦士の毎日ブログ (再びN・Y) http://www.ogawanaoya.com/sblog/index.cgi?id=1247898499
ライブ終盤、ピーランダーイエロー(ギターボーカル)の紹介でステージに登場した澤田は、両腕を突き上げ日本から来たレスラーということを猛烈アピール。すると突然後ろから巨大イカの奇襲をくらいお客さんがいるフロアーへと転落。吸盤の付いた長い腕でばしばし殴られる。しかし、闘魂に火がついたのか、ムクッと起き上がると鬼のようなキラーの形相で反撃開始。
巨大イカへの容赦ないストンピング攻撃。怯んだすきに巨大イカを肩に担ぎ上げ、そのまま固いコンクリのフロアーへ投げ落とす。これが地味に痛そう。そんな中、パンクバンドのライブを観に来たお客さん達は、いきなりの場外乱闘にも関わらず、「やっちまえー!」だの「ぶん投げろー!」と異常な盛り上がり。気が付くと戦う両者を中心に大きな円陣ができていた。雰囲気はリアルファイトクラブ状態。
グロッキー状態になった巨大イカをジャイアントスイング。これで巨大イカは完全にグロッキー状態に。目が回った澤田もその場に倒れ、両者ノックダウン。するとなんと、お客さんから「SAWADA! SAWADA!」の大・澤田コールが発生。このリアクションはニューヨークならではというか、正気の沙汰ではないテンションだった。
そして最後は、フロアーに立てられたボーリングのピンめがけて巨大イカをぶん投げるという、ピーランダーZのライブではお馴染みの人間ボーリングが炸裂。見事ストライクで場外乱闘は終了した。戦いが終わると、ピーランダーZのメンバーがふたたび集まり、いままで戦っていたフロアーで演奏が再開される。ファンの熱気が一気に大爆発。澤田もファンと一緒になってごっちゃごちゃでぐっちゃぐちゃの大騒ぎ。みんな満面の笑顔のまま、ピーランダーZのライブは幕を閉じた。
ライブ終了後、澤田の感想は、「ピーランダーZのメンバーのみなさんは、パワフルでお客さんを巻き込むのがうまいんです。オレも巻き込まれました。こういった貴重な経験ができたということだけでも、アメリカに来たかいがありましたよ。」
お客さんを楽しませるという意味ではプロレスもライブショーも変わりはない。プロレスの源流であるアメリカで学んだこと、それはいかにお客さんの心を掴んで引き込んでいくか。自分に必要なものは「経験」と言い切る澤田敦士。この経験を日本のリングでどう活かしていけるのか、今後の澤田に注目したい。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】