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ウィリアム・リーガル プロレスラー/スポーツエンターテイナーになるためのヒント(翻訳)


原文 http://www.twitlonger.com/show/njvnie

ウィリアム・リーガル
これは、プロレスラー/スポーツエンターテイナーになるためのヒント(とても重要なトレーニングアドバイスを追加)である。WWEスーパースターになるということは、その辺のレスラーになるよりもずっと大変なことだ。経験豊かなプロからの助言をもとに、あなたは自分のスキルを伸ばしていかなければならない。私は常にアドバイスを求めてきたし、いまだに技術向上のための努力を続けている。携帯をいじって、テレビゲームをやって、不満ばかり言ってたらどうなる?これはあなた自身のことなのだ。
先ず知っておくべきことは、プロレスは肉体的にとても過酷なビジネスであるということ。もしあなたが痛みや、きつい仕事や度重なる移動に耐えられないとしたら、時間の無駄だからプロレスラーになるのは止めなさい!
なによりも先ず、ためになる経験や教育を受けなさい。そういう私は大した教育を受けていないので偉そうなことは言えないが、幸運にもなかなか良いキャリアを積んできたと思う。たった1つの怪我がプロレスのキャリアを終わらせることもある。いつそれが起こっても良いように、あなたの将来のために教育を受けなさい。
では僭越ながら、プロレスラーになるためのいくつかアドバイスをしよう。
世間的に評価の高い経歴を持つトレーナー、もしくは代表がいるプロレススクールを探しなさい。
しっかりとした基礎を学びなさい。もしトレーニングを受けるスクールで受け身(前転、後転、右手を前について回転、左手を前についての回転)を強調して教えないとしたら、それは初期の大部分をしめる練習なので、騙されているかもしれないし危険である。アクシデントは落下することで起きるが、受け身を習得すれば首へのリスクを軽減することができる。これはとても重要なことだ。わたしは評判の良いプロレススクールでトレーニングを受けた生徒を多く見てきたが、受け身ができていない。受け身を習う前に高いところから落下するなど、私にはさっぱり理解が出来ない。受け身を習得するまで、高いところから落ちる練習はやるべきではない。そして良いコンディションを保つこと。但し、見た目のコンディションが良いということと、実際の内面のコンディションが良いのとでは大きな違いがある。私はヒンズースクワット、ヒンズープッシュアップ、そしてこれが最も重要なのだが、正確なブリッジ(鼻をマットにつけ、脚はマットと平行にする)の効果を信じている。私はコンディション作りにケトルベルを使ったケトルベルスイングのファンである。もしあなたがスーパーヒーローのような見た目だとしても、スタミナがなければ現在のプロレス業界では役立たずだ。一生懸命にプロレスに取り組み、プロレスという仕事にリスペクトを捧げること。良いマナーは成功へのカギである。あなたが扱われたい態度で他人にも接すること。
ではトレーニングについて:
- やること全てに意味をもたせなさい。そうでなければやる意味がない。
- 憧れの人や偉大な人物から学ぶことはとても重要なことだ。
ジム・ロスの名言がいくつかある - 「もし今わたしが若手の練習生だとしたら、トレーニングジムへ行ったり食事に気をつけるのと同じように、先輩たちのDVDを観て勉強することを日課にするだろう。数多くいる素晴らしい先輩レスラーの試合を見て研究するよりも、日焼けをしたりビデオゲームすることに重点を置いてるレスラーが多い現状は、なんて哀れなことだろう。」
- 基礎の基礎を完璧に習得すること。基礎を忘れて慣れっこになるな。
- あなたの技術を完璧にすること。ただし自分に正直に。もしそれがうまくいかないのであれば、やるのを避ける。
- 正直にアドバイスをしてくれる人を見つけること。多くの人は自惚れからなかなか自分にダメ出しをしない。
- 喋る技術を練習すること。鏡を使ったり自分で動画を撮ったりして、顔の表情や目、独特な癖などを表現して自分で色々と練習してみる。完璧になるまで1分間のプロモ練習を行う。同じセリフで同じプロモの練習を行うが、幸せや怒り、悲しみや感謝するといった色々な感情を練習してみる。それが出来るようになると、プロモの中で様々な感情表現ができるようになる。
- キャラクターを作るのに役立つことを、現実の世界で見つけること。映画やテレビをはじめ、興味が持てるものであればなんでも構わない。
- 他人の感情を読みとる練習をすること。これはとても貴重なことである。観客は意味もなくブーイングや歓声を上げるわけではない。観客の感情をコントロールする方法を勉強しなければならない。
真のカリスマ性を持っている人というのは、そうそういるものではない。もしあなた自身が強力なカリスマ性を備えているのであれば、あらゆることが可能になる。ただし私達の多くがそのようなカリスマ性を持ち合わせてはいないだろう。だからあなたは自分のスキルを軽く見てはいけない。時間をかけて細かい部分まで練習すればするほど、あなたのレスラー人生は長続きできるだろう。
もしあなたがテクニカルなレスリングに興味があればこの動画を細かく研究すること。そして彼らの基本的な動きを勉強してそれを目指すべきだ。
私から体作りについて聞きたいと思う人はいないと思うが、最近はとても重要視されていることだ。賢い人たちがどのようにトレーニングをしているか見て分かるように、スクワット、デッドリフトなどの複合的なトレーニングで作られた弾力ある肉体は実用的でプロレスに向いている。しかし、ボディービルディング用のカラダを作るトレーニングはプロレス向きではない。これは私の実体験によるものだ。
私も含めて先人の失敗から学びそれを活かすこと。
WWEではどんなキャラクターや仕事にも適応できるようにしなければならない。ここにいくつか良いアドバイスがある。求められるであろう可能な限り最悪な状況や、キャラクターの特徴を、リストにして書きだすこと。そしてそのキャラクターになり、状況を想定してプロモを完璧にこなす(もちろん一人で。ではないと怪しい人と思われて逮捕されてしまうから)。これを習慣とする。そうすればあなたが何を求められたとしても恐怖心は襲って来なくなるだろう。自分で思い描いていたキャラクターになれる人は、WWEでは数少ないのだから。
あなたが観客と接するときにとても大事なことは、目だ。自分を信じようとする気持ちやペルソナは目にでる。目の表現力なしにリアルな感情を作ることはできない。もしシリアスな状況であったとしたら、あなたは目を隠してはいけない。こんなこと言ったら多くの人に喧嘩を売るのは分かっているが、あえて言わせてもらおう。室内でサングラスをかけて格好良く見えるわけがない。むしろ間抜けに見える。サングラスをかけている選手を多く見かけると思うが、自分を真剣に見せようとする場面では、結局サングラスを外している。例えば、目を決して合わさずに話す人を信用できるだろうか?
ロディ・パイパーの言葉:「常に“魂”で闘うこと。これは簡単なようで難しい。プロレスは遊びではない」
スキルを高めるために、常に心掛けてほしいこと。(あなたがある程度名の知れたレスラーだとして)毎晩、誰も自分のことを知らないものとして、”素の自分”で外出してみる。こうすることによって、決して観客や自分自身を軽く扱わないし、あなたの本当のキャラクターを理解することができる。そうすることで細部まで観客が見ている真のストーリーを伝えることができるのだ。(補足:例えばヒールだとしたら、通行人から罵倒を浴びることもあるだろうし、ベビーなら応援されることもあるだろう。一般人の反応によって現在の完成度がある程度分かるはずだ)。
ストーリーテリングという部分に関して言えば、実際にあなたがやっていることを、全て実況するアナウンサーがいると想像してほしい。それを聞いただけで全てを理解出来るだろうか?また他に例を挙げるならば、あなたが映画を観に行ったとき、スタントマンがヘリコプターから飛び降りるのが観たいのか、映画スターが飛び降りるのを想像しながら観るのか。これはあなたのことに直接関わる話なのだ。もし誰かが初めてプロレスを観た時に、あなたのパフォーマンスを彼らに納得させなければならないのだ。そのことを十分理解すればより良いストーリーテラーになることができる。
あなたが長いキャリアを持ちたいのであれば、数多くのレスリングスタイルを学び、国際的に活躍する現役トップレスラーから学ぶこと。世界には沢山のプロレスラーがいる。その気になれば、その全員と試合することだってできる。取り残されたくないなら、プロレス業界で何が起きているか調べて勉強すること。様々なスタイルを学んだプロレスラーと比較すると、一つのスタイルしかやらないレスラーは時代遅れのように思える。
他人の意見をただ取り入れるのではなく、それを自分のものに作り上げなさい。あなた自身がオリジナルになるのだ。例えば、有名な人が既に使っている技を使おうとする場合、いくらあなたがその人よりも上手く使ったって、オリジナルの人のことを思い浮かべるものだ。
もしあなたのキャラクターを成功させたいのであれば、そのキャラクターが3歳の誕生日パーティーのときに何をやっていたかまで細かく完璧に設定すること。そのキャラクターを理解すればするほど、説得力のあるキャラクターが生まれ、うまく演じることができる。
もしあなたが昔からのプロレスファンであるなら、子供の頃に好きだったレスラーや嫌いだったレスラーのことを決して忘れてはいけない。それを自分のスキルに活かすのだ。子供をあなたの大ファンにするか、もしくはコテンパンにやられるのを待ち望むほど子供から嫌われるようになれば、その子供たちは一生あなたのファンでいてくれるはずだ(そしてその子供の両親はあなたのグッズにお金を落としてくれるかもしれない)。
きょうはここまで。とてもシンプルな内容だったが練習のアイデアにはなったと思う。常識を働かせなさい。これらのつぶやきが全てを語ってる。しっかりと理解するんだ。言い換えれば賢くなること。自分でしっかりと考えてほしい。
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ブライアン・ダニエルソンがWWEと契約

 

ブライアン・ダニエルソン(以下アメドラさん)がWWEとの契約に合意したというニュースが入ってきた。ROHによると、9月のスケジュールに関しては全て出場するとのこと。予定通りに行けば、9月26日のニューヨーク大会(王者オースティン・エリーズとのROH世界ヘビー級タイトルマッチ)が最後となる。

アメドラさんで思い出すのが、2005年9月17日に行われたジェームズ・ギブソン(ジェイミー・ノーブル)とのROH世界ヘビー級タイトルマッチだ。当時まだチャンピオンに成ったばかりのジェームス・ギブソンが、4ヶ月ぶりに復帰したアメドラさんからまさかのタップアウト負け。劇的な王座移動となった。一昔前の新日本プロレスを観ているかのような濃厚なストロングスタイルの試合だったように記憶しているのだが、それよりもむしろ復帰したアメドラさんがいきなりチャンピオンになるという意外な展開に、これから何か凄いことが始まるんだという期待感でいっぱいになったことを覚えている。

そして去年ニューヨークでインタビューをしたときには、プライベートな質問に対してもじっくりと言葉を選んで受け答えをしてくれた。なんて真面目な人なんだろうと思った。リング上でのキラーぶりを(当然だが)まったく感じさせない笑顔で、真面目な中にもユーモアのある人をひきつけるスターオーラみたいなものを感じた。

  • ブライアン・ダニエルソン インタビュー (Part 1) (Part 2) (Part 3)

前々からWWEに行くという噂はあったし、ここ最近のROHに対するスタンスからもそろそろだなーというのは感じ取れていた。正直アメドラさんがROHから離れてしまうのはとても寂しい。寂しいがアメドラさんには心からおめでとう!と言いたい。「プロレスとは自由なり」と言ったインディー界トップのレスラーが、WWEというまた一つ大きな舞台でどれだけ活躍することができるのか、今後が非常に楽しみだ。果たして、WWEのリングに「自由」はあるのだろうか。

 

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

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ジェリー・リン インタビュー/Jerry Lynn Interview

 

――試合前(2008年10月25日ROHエジソン大会)の貴重な時間を割いていただいて恐縮です。今日はROHでレギュラー参戦しているジェリー・リン選手に、プライベートの事やプロレスに関していろいろとお聞きしたいと思っています。よろしくお願いします。
ジェリー・リン(以下ジェリー): はいはい、こちらこそよろしく。あーあのさ、このあとエナジードリンクを買いにコンビニまで行きたいんだけど、そこまでキミの車に乗せて貰ってもいいかな?

――はい、もちろんです。車で一緒にコンビニまで行けるなんて逆に嬉しいくらいです。
ジェリー: ハハハッ。たすかるよ、ありがとう。

――では初めに、やはり子供の頃はプロレスファンでしたか?
ジェリー: そうだね。6歳の時に初めてプロレスを見て以来、プロレスファンだね。それから毎週末にプロレスを見るようになったよ。

――当時好きだったレスラーは誰ですか?
ジェリー: 6歳の頃?(笑)当時はバロン・フォン・ラシクとかマッドドッグ・バションとかかなぁ。

――オールドレスラーばかり。かなり古い話ですね。
ジェリー: (苦笑いしながら)おー、それはどうもありがとう。

――長年グッドシェイプを保っているジェリー・リン選手ですが、やはり食事には気をつけていますか?又、好きな食べ物などありますか?
ジェリー: 結構何でも食べるんだけど好きなものと言えばイタリア料理かな。もちろん食事には気をつけているよ。でもそこでガチガチになるんじゃなくて、週に何度かはその時に食べたいものを食べたりしてるんだ。あれはダメだとかそんなにクレイジーにはなってないよ。

――ということは、毎日規則正しく生活をしているということですね。毎日決まった時間にトレーニングをしたりとか?
ジェリー: どちらかと言えば規則正しい方だね。いま2歳になる娘がいるんだけど、たいてい朝は彼女の世話をしているかな。それと家の事でやらないといけないことがあればそれをしてる。そうしているうちに妻が仕事から帰ってくるから、夕食を食べて、その後にジムへ行く。

――ジムは夜に行くのですか?
ジェリー: そう、ほとんど夜だよ。ジムから帰ってきたら、あとはリラックスして寝るという感じかな。

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――ところでヘビーメタルが大好きだという話を小耳に挟んだのですが、それは本当ですか?
ジェリー: YES。ヘビーメタルなら何でも好きなんだけど、デスメタルが一番好きなんだ。

――デ、デスメタル?!
ジェリー: モーティシャンとかダイイング・フィータス、イモレーションとか。あとハードコアも好きなんだけど、ヘイトブリードとかオール・アウト・ウォーとか。あとブラックメタルも好きなんだ。でも俺の好きなのはラジオじゃ絶対にかからないようなバンドばかりで、君達が聴いたこともないようなものばかり聴いてるよ。

――えっと実は私達もデスメタル好きなんです。ベヒモスとかナイルとか…。基本どころでヴェイダーとか。
ジェリー: オーー!YES!!ベヒモス!俺もすごーく好きだよ。彼らは最高!ナイルも良いし、ヴェイダーは基本だよね(笑)

――そう言えば普段着ているTシャツにメタルっぽいデザインが多いようですが。
ジェリー: そうね。完全に個人的なセンス。好きだから着てるんだ。

――ではここから日本のことについてお聞きします。ゴルゴダ・クロス名義で日本へ行ったこともありますが、何か日本の思い出などあれば教えてください。良い思い出、悪い思い出のどちらでも構いません。
ジェリー: 悪い思い出?!基本的に日本での悪い思い出なんか無いけど、強いて挙げるとしたらこの話かな。えーと、長崎に巡業で行ったんだけど、アメリカは第二次世界大戦中に長崎へ原爆を落としたでしょう?そういうこともあって、あまり歓迎されていない印象を受けたんだ。特に年配の人達と接すると、やはり目の奥に悲しみが見て取れるんだよね。だから悪い思い出というと語弊があるけれど、悲しい思い出と言ったらいいのかな…。このことはよく覚えているよ。でもそれ以外は長崎の滞在も楽しかった。ライトニング・キッド(現在のXパック)と一緒に岬にある灯台へ行ったんだけど、そこから見た夕陽はとても綺麗だったなぁ。今までに色んな所を訪れているけど、あそこが一番美しい場所だったよ。

――日本ではかなり各地を回っていますよね?
ジェリー: そうだね。ユニバーサルに参戦していた時には、北海道の小さな町にも行ったよ。日本中を巡業したんだ。あの時は仙台からフェリーに乗って北海道まで行ったんだよ。

――では日本以外にも色々な国を回っていると思いますが、何か思い出に残るエピソードなどありますか?
ジェリー: 世界中って言ったら、それはもうたくさんあるよー。悲惨な話だと、たいていプロモーターがショーをキャンセルしたとかギャラが貰えなかったとか、怪我をしたとか。怪我をしたらその間試合ができないわけで、稼ぎもなくなっちゃうからね。逆に良い話と言ったら、これも日本での話になるんだけど、試合で観客が沸いた時に、足で床をバタバタ~ってやるじゃない?あれを自分の試合でやってもらうのがちょっとした夢だったんだよ。初めてあれを見た時に、まるで会場に雷が落ちたような大きな音が鳴り響いて、これは凄い、と。で、みちのくプロレスでマスクマン対決として愚乱・浪花と試合をした時に、会場全体にストンピングの嵐が起きたんだ。あれは今までのキャリアの中で、ハイライトと言っても過言ではないよ。

――これまでECW, WCW, WWF,TNAなど多くの団体に参戦していますが、最近になってROHのリングに上がるようになりました。ずばりROHという団体についてはどう思われますか?
ジェリー: ずばり、素晴らしい団体だと思う。どう考えたって、世界トップレベルのレスラー達が揃っているんだからね。それに可能性も多く秘めている団体だと思う。今、テレビで見ることのできるプロレス団体は、はっきり言ってプロレスはしていないでしょ?WWEだって自分たちのことはプロレス団体とは言ってない。はっきりと“エンターテイメント”って言い切ってるしね。俺自身は、レスリングが好きなんだ。もちろんエンターテイメントのある部分は好きだよ。でも基本はレスリングなんだ。ROHは、皆がテレビでは見ることのできなくなったレスリングを見せてくれる団体だと思うよ。

――ある噂ですと、あなたがTNAを辞めた理由は、エンターテイメントではなくレスリングがやりたいからだ、ということらしいですがそれについては?
ジェリー: それもあるけど、実際は2週間分のテレビ収録があったにも関わらず、その分のギャラをTNAが払ってくれなかったからなんだ。それで「よし、もういいや」と思って辞めたんだ。

――そうだったんですか。もっとシビアなことだったんですね。では、最近日本のプロレスはチェックしていますか?
ジェリー: 最近はあまり見ていないんだよね。もう何年も前の情報で止まってるなぁ。実はね、昔の全日本が好きなんだ。ハンセンとかがいた頃の。ファンもすごく熱かったでしょ?あの頃は良かったなぁ。

――では好きな日本人レスラーはいますか?
ジェリー: そうだなぁ…。獣神サンダーライガーにはかなり影響を受けたね。あと蝶野も好きだよ。そしてもちろんムタもね。もっとも俺の言ってるのは昔の、ってことだけど。アメリカもそうだけど、日本でもプロレスが色々変わっているからね…。

――では長いキャリアでありながらも、以前と変わらず体型を維持し、スタミナやスピードも衰えない秘訣を教えてください。失礼ですが、どうやったらその年でそこまでのクオリティを維持できるのですか?
ジェリー: ハハハッ。まず、トレーニングで妥協しないこと。俺は特に体が大きいわけでもないし、力があるわけでもないから、とにかく持久力や耐久性を付けないといけない。そうでなければ、技を受けたらすぐにくたばっちゃうでしょ?(笑)それに耐久性を付けていかないと、ダメージや疲労がどんどん蓄積されていっちゃうからね。とは言うものの、技を受けるのはキツいよ(笑)体の方が悲鳴を上げて、そろそろスローダウンしたり、セミリタイヤを考えろって言ってくることもあるけど(笑)まあ俺自身は引退するつもりは全くないけどね。

――時には自分の息子と言ってもいい年齢のレスラーと試合をすることもあるかと思います。若者達の思考や行動はあなたの世代とは全く違う部分も多いかと思いますが、そういった若いレスラーを見て感じることはありますか?
ジェリー: もっと頭を使ってレスリングをしろ!と言いたいね。というのは、彼ら自身がハードルを高くしていっている。つまりレスリングを危険なものにしていっているんだ。危険な技を出すことで、ファンの求める物もより危険なものになっていく。その結果、自分達が危険な目に遭う確率が高くなる。で、もっと危険な技を出す、そしてファンがそれ以上のものを求める…これの繰り返し。これはレスリングと言えるのか?最近の若いレスラーの中には、まるで中国のアクロバットみたいな動きを出すのもいる。でもそれって果たしてレスリングなわけ?技を出せば良いという訳じゃないんだ。高い所に上って、そこから飛べば満足か?でもそれをやる前に、果たしてそれってレスリングなのかを考えて欲しい。そう思わない?

――同感です。レスリングの基本も全く出さずに、まるで体操選手のような動きばかりをするレスラーをたまに見かけますが、私もそれはレスリングだとは思いません。
ジェリー: そう。体操競技なら、そういう動きばかりをするのも当然。だけど、俺のやってるのはレスリングだよ。プロレス。ただ自分のできる技ばかり出して、なんだか飛んだり跳ねたりしてさ、全くフォールをしたり“試合”という概念とはかけ離れたことをしている奴らが多いんだよ(ため息)

――是非そういった若い選手に、レスリングとはどういうものかを指導していっていただきたいです。あなたに言われたらかなりの説得力あるはずですからっ!
ジェリー: なるべくそうするようにはしてるんだけどさ、あいつらって、右の耳から聞いて、左の耳からすぐに出てっちゃうから(笑)最近の若者って(笑)

――日本のファンにメッセージをお願いします。
ジェリー: 俺はまだまだ引退しないし、いつか近いうちに日本に行けることを楽しみにしているよ。

――それでは最後の質問です。あなたにとってプロレスとは何ですか?
ジェリー: 完成することのない芸術作品だね。

 

インタビュー後、エナジードリンクを買いにコンビニへと消えていくジェリー・リンの後ろ姿が、たまらなくかっこよかった。気さくでお茶目で45歳のデスメタル好き。精神的な若さが表情からもリング上の試合からもびんびんに伝わってくる。そして、これからも“本物のいぶし銀”ジェリー・リンがリング上で見せる完成することのない芸術品の数々を、できるだけ多く目に焼き付けていきたいと思った。

【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

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ケニー・オメガ インタビュー/Kenny Omega Interview

 

2008年5月31日 JAPWニュージャージー大会

試合を観る度に、気になる度がグングン上昇するケニー・オメガ。彼のことをもっと知りたい!気になって夜も眠れない!そんなわけでマンハッタン・ドロップ名物(?!)突撃インタビューです。まずは何も考えず、このインタビューを読むべし!

 

――初めまして。プロレスとは関係ない話で恐縮ですが、気になることがあるのでまず質問させてください。マイスペースによるとかなりのテレビゲームファンだそうですが?

(ケニー・オメガ) オー、イエス!!僕の人生にはどうしても外せない物が2つあるんだ。1つはもちろんレスリングで、もう一つはテレビゲーム(笑)例えば落ち込んだ時に良い試合を見れば気分が良くなるし、面白いゲームをすればハッピーになるんだよ。

――なるほど。ハードは何が好みですか?任天堂派?プレステ派?

(オメガ) 難しい質問だね(笑)でも強いてあげるならプレステかな。だって日本のゲームがいっぱい出てるからね。それに任天堂はどちらかと言えば子供向けのゲームが多いけど、プレステは完成度の高いゲームが多いと思うんだ。例えば、真女神転生なんて最高だよ。メガテン、アイシテルー!

――もしかして日本語話せますか?

(オメガ) スコシ。最近日本語の勉強始めたばかりなんだ。ワタシハ、ガクセイデス。

――またマイスペースには、長野誠(サスケオールスターズ)がヒーローとも書いてありますけど、なぜ?(北米では、『サスケ』が『ニンジャ・ウォリアー』という名前で放送され、一部のマニアから熱狂的な支持を得ているのです)

(オメガ) 彼はとっても素晴らしいよ!!カナダでは、有名なアスリートと言えば、たいていアイスホッケーの選手なんだ。僕もホッケーをやっていたからわかるけど、ホッケー選手は総合的に見て完璧なアスリートではないと思う。でも、長野誠はどこからどう見ても完璧なアスリートなんだよ!もう人間ってレベルじゃないね。精巧なロボットだよ。サスケで完全制覇した時のスピーチがこれまた感動的でさー、えーっとね、確か「これまでの努力があるから、今ここに辿り着くことができた」って言ったんだ。僕にはその気持ちが良くわかるよ。だって、この言葉ってそっくりそのままプロレスに当てはまると思わない?ほとんどギャラも貰えない試合のためにも一生懸命練習をするし、僕なんてカナダに住んでるから、移動だけでも一日12時間とかになるんだ。で、試合をして、ギャラを貰って、またカナダに帰る。定職もないしお金も十分とは言えないけど、僕のことを応援してくれる人がいる限り精一杯努力しようと思ってるんだ。これもさ、今だけのためにやっているんじゃなくて、こうやって努力していけばいつかこの努力が報われると思ってるからこそなんだよ。別に僕は優等生でもなかったし、大学にも行かなかったけど、心の中にはいつだってレスリングがあるんだ。だから一生懸命努力をしていってファンが僕のことを認めてくれた時に、自分の選んだ道は正しかったって言えると思うんだ。

――なるほど。ではプロレス歴はどれくらいですか?

(オメガ) 8年だね。でも僕の地元のウィニペグでは、プロレスはあまり盛んじゃないんだ。だから成功するためには、こうやってアメリカまで来て試合をするしかないんだよ。でもアメリカではなかなか良い試合を組んでもらうことができて、本当にラッキーだと思ってる。ここアメリカでは、僕のスタイルを評価してもらえるからね。

――日本で試合はしてみたいですか?

(オメガ) もし日本で試合をすることができたら、レスリングを始めてからの目標を達成したことになるよ。僕がプロレスを始めた時に比べて、プロレスのスタイルはかなり変わったと思うんだ。今はもっとストーリー中心になっていて、ファイティングスピリットを感じさせるものではないでしょ?でも日本のプロレスは違う。もっと深いものなんだ。僕はそのスタイルをウィニペグに広めようとしたんだけど、誰も理解を示してくれなかった。でもここではそのスタイルが好まれる。例えばロウ・キーなんてジャパニーズスタイルだし、デイヴィー・リチャーズもジャパニーズスタイル。カナダではこのスタイルは好まれないんだ。でも僕はできる限りこのスタイルでやっていこうと考えてるよ。ファンが応援してくれる限りね。

――またマイスペースの話になりますが、美濃輪育久がヒーローとも書いてありました。パンクラスなども観るのですか?

(オメガ) いつだったかな?何の知識もなくUWFの試合を観たんだ。一番初めに見たのは高田の試合で、これはずごい、と。プロレスはショーだけど、リアルである必要があると咄嗟に感じたね。そこで、僕は柔術を習ったんだ。僕はカナダの柔術の大会で優勝もしてるんだよ。だから僕はプロレスラーであると同時に、柔術家でもあるんだ。良いプロレスラーであるためには、良いファイターである必要がある。僕はそう思ってるよ。

――プロとしてMMAの試合に出たことは?

(オメガ) 一回だけね。僕の本当の階級は170ポンド(77キロ)なんだ。でもプロレスでは、それだと小さすぎるんだよね。だからプロレス的に見栄えのする体で柔術をやろうとしたら難しいんだ。今の体重は200ポンド位(90キロ)なんだけど、この体重で柔術の試合に出るとしたら対戦相手はとてつもなく大きい人ばかりでしょ?そんな大男達と試合をするのは無理!(笑)だからプロレスか柔術かどっちを取るかを考えないといけないんだ。もちろん総合格闘家として生きるのも良いんだけど、今僕は最後の望みに賭けてこうやってアメリカにやってきてるんだ。プロレスラーとして成功するためにね。もちろん今でも柔術の練習をするのは楽しいし、トレーニングは続けてるよ。将来的には柔術に戻るかもしれないけど、今はとにかくプロレスさ!

――プロレスは誰に師事していましたか?

(オメガ) うーん…。実際のところ、ウィニペグには良いトレーナーはいないんだ。で、僕のしたことは、とにかくビデオを見た。そこから色々学んだんだ。だから独学って言えばいいのかな?何度もビデオを見て、「こうかな?いやちょっと大きすぎる」、でまた巻き戻して見て、「じゃあこうかな?なんか違うな」って何度も練習するんだ。そうやって何度も試行錯誤して練習してたこともあって、ここまで来るのに8年掛かったんだよね。

――ではレスリングスクールには全く行っていないのですか?

(オメガ) いや、行ったことは行ったんだよ。でも特に良いコーチがいるわけじゃない、ただの街のレスリングスクールで、何の経験もない人が教えるような所だよ。だから自分で色々と学んでいくしかなかったんだ。例えばアメリカで練習しようとしたら、今日も試合に出てるホミサイドとかジェイ・リーサルに教わることができるでしょ?でもウィニペグではそういった人に教わることはできないんだ。スターになるためには、スターに教わらないと。それが無理ならスターと多く対戦をして、彼らから色々と学ばないとね。僕の一番最初のビッグマッチは、ピーティー・ウィリアムスとのXディビジョン王座戦だったんだ。その次がクリス・セイビン。そういう人達からちょっとづつ何かを学んだり、盗んでいったりして色々と覚えていったんだよ。その次にはWWEと契約をして、そこでは本当に色んなことを教わった(ディープサウスレスリングで練習していた模様)。その後一旦プロレスを離れてMMAに行ったんだ。で、次にAJスタイルズと試合をした。AJと試合をするというのは本当に夢みたいなことだったんだ。AJと試合をしたことで、僕にとってレスリングはこんなにも重要なことだったんだ!って気がついて、こうやって今アメリカで試合をしているというわけさ!

――そういえば、今日の試合の最後にカメハメ波を出していましたよね?

(オメガ) あー、あれはカメハメ波じゃなくて、波動拳(笑)でも斬空波動拳かもしれないし、電刃波動拳かもしれない(笑)

――えっ?あれは波動拳なんだ?(笑)日本人レスラーの中には、カメハメ波を使う人がいるのは知っていますか?

(オメガ) 知ってるよ!でも僕のは波動拳(笑)

――日本のプロレスにも詳しそうですね。日本人レスラーの中では誰が好きですか?

(オメガ) そうだなー。今一番好きなのは…(しばし考える)コータ・イブシ!

――本当に?!飯伏選手は私達にとっても特別なレスラーなんですよ。4月にROHに出た時には密着取材をしたんです。

(オメガ) 本当?彼はインディー団体所属だよね?まだ若くて、すごく練習熱心で、格好も良くて、蹴りも鋭くて、とにかくグレートレスラーだと思う。小さな団体に所属しながらも、努力を続けて行って、その結果こうやってブレイクしてライジングスターになったでしょ?その環境が僕と似ているから、僕もコータを目標にして頑張ってるんだ。僕もコータになりたいよ!!是非彼とは試合をしてみたいなぁ。あとはね、石森も気に入ってる。彼は以前、セーラーボーイズで歌ってたでしょ。(突然歌いだす)君とFly Away~♪あれ良いよ!最高!またやってくれないかな…。でも今の彼はシリアスだから無理かな?

――いや、本当に詳しいですね(笑)では好きなゲームは?

(オメガ) うーん、難しい質問だなぁ。メガテンも好きだけど…。そうだな、メタルギアソリッド3!

――もうすぐ4出ますよね?

(オメガ) うん、でも4が出てもメタルギアの最高傑作は3だよ。僕にはわかる(笑)あ、ところでこれどうぞ(と言って、ポートレートを頂きました)

――(ポートレートに『頭文字Ω』の文字を発見して)おおー『頭文字D』(笑)日本のアニメも好きなのですか?

(オメガ) うん、大好き!『頭文字D』も好きだけど、一番好きなのは、『はじめの一歩』。知ってる?あれ最高だよ!!

――私達も長年プロレスを観ていますが、あなたは本当に素晴らしいレスラーだと思います。マンハッタンドロップでは総力を挙げて、あなたを応援しますよ!

(オメガ) ありがとう!そう言ってもらえて本当に嬉しいよ。こういった機会を与えてくれてドウモアリガトウ!

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いかがでしょうか?本人もインタビュー中に言っていますが、最近やっとチャンスを掴みかけて急上昇のレスラーです。近年稀に見るかなりの好青年、プロレスに掛ける情熱は半端じゃない、武道(柔術)の心得あり、練習はほとんど一人で、と本当に飯伏選手に似ています。ということで、カナダのトンパチ王子ことケニー・オメガ、これから絶対にブレイク必至ですのでぜひご注目を!もちろん今後の動向はマンハッタンドロップで追っていきますので、要チェックです。

【文・Shiori】

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