タグ: サミ・キャラハン

  • 葛西純 vs. サミ・キャラハン


    4月10日 wXw @エースアリーナ ニュージャージー州ユニオンシティ

    フリーダムズでは惜しくも叶わなかった葛西純対サミ・キャラハンのカードが、ドイツの団体wXwのアメリカツアーで実現した。二ヶ月も前のことなのだが、レビューを書いてみる。

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    ゴングが鳴ると観客から「クレイジー!モンキー!」チャント。あっはっはーと半笑いで殴り合う両者。葛西は「ユア、クレイジー!」と叫んで引っかき攻撃。どっちがクレイジーかを競い合っている様子。

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    ゴツンゴツンと鈍い音をさせながら両者頭突き合戦。ローキックから逆水平チョップの応酬がつづく。

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    葛西はサミを場外へ放り投げる。サミを固いガードレールに叩きつけると、観客のペプシを口に含んでサミの顔面へ噴射。サミはたまらずリングに戻る。

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    葛西は観客から靴を借りて、サミの顔面にぐりぐりと押し付けオドイーター攻撃。サミをコーナーに投げてから、サミの顔面に靴の底でポコポコヘッド攻撃。サミは靴を奪って葛西の顔面に押し付けて逆オドイーター攻撃。葛西は「オエー!」とえずきながら靴を観客席にぶん投げる。そして自分で借りときながら何故か観客に中指を立てる葛西。

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    葛西はサミをブレーンバスター。カウントツーでキックアウト。また観客から「クレイジー!モンキー!」チャントが起きると、葛西はサミの袖なしGジャンを盗んで着はじめる。しかしサイズが合わずに「スモール!」と叫んで投げ捨てる。完璧なカタカナ発音に日韓レフェリーも苦笑い。葛西はサミにチョーク攻撃。サミは目潰し攻撃で葛西をはね返す。

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    葛西はサミをコーナーに投げてエルボーを狙うが、見事にかわされてしまいハイキックを食らう。続けて葛西に顔面ウォッシュ。フォールに入るが葛西がツーでキックアウト。ねばる葛西を強引にバックドロップ。すると葛西は、「マサ・サイトー!」と叫んでヘソで投げるバックドロップ炸裂。さらに「ダイナマイト・キッド!」と叫んでから高速のブレーンバスター。そして「ハーリー・レイス!」と叫んでコーナートップからダイビング・ヘッドバット。レスラーの名前を叫んでから技を出しますよシリーズ完成!しかし調子にのってしまったのか「ウィーー!」と叫んでテキサスロングホーンばりのラリアットを狙うがかわされて失敗。

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    葛西は急所攻撃からコーナーにフェイスバスターそしてラリアット。サミがカウントツーでキックアウト。葛西はリバース・タイガードライバーをきめるが、またツーでキックアウト。バズソーキックから二度目のリバース・タイガードライバーをきめるも、またまたツーでキックアウト。すると葛西はボディスラムで寝かしといて、サミの顔面に手鼻をかんでからコーナートップヘ。「シュワッチ!シェーー!」と叫んでパールハーバー・スプラシュを狙うが自爆。サミが強烈なランニングエルボーからフォールに入るがツーでキックアウト。と、そこでサミは何を思ったのか、葛西のゴーグルを手に取りコーナーポストに登ると、オキテ破りの逆パールハーバー・スプラシュ!しかしサミも自爆!自爆合戦!

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    すると葛西は三度目のリバース・タイガードライバーを狙いにいくが、それをサミが上手くかわしてストレッチマフラー。そのままグランドに持ち込む。葛西はロープにエスケープしようとするが耐えきれずタップアウト。サミ・キャラハンの勝利。

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    勝ったことが信じられないサミ。ふらふらと葛西に近寄りゴーグルを返そうとすると、葛西が突然クレイジー同士の熱いキッス!ツバを吐いて嫌がっていたサミだが、まんざらでもない様子だった。

    日米クレイジー対決は、サミ・キャラハンに軍配が上がった。ハードコアマッチでもデスマッチでもなかったが、両者の持ち味が十分に発揮できて、しかもクレイジーで笑えた試合だった。普段ゴツゴツとしてハードヒットな試合スタイルのサミ・キャラハンが、葛西のコミックな動きに対応していたのも興味深かった。サミもコミックいけるのかと思ったが、やはり次はもっとハイテンションで最狂な試合が観たみたい。そんなサミ・キャラハンの来日を願って止まないのだ。


  • EVOLVE 8 Style Battle


    5月20日 EVOLVE 8: Style Battle @エースアリーナ ニュージャージー州ユニオンシティ

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    スタイルバトル・トーナメント 一回戦
    ○ARフォックス(ハイ・フライング) vs. リッチ・スワン(リッチ・スワン・スタイル)×

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    スタイルバトル・トーナメント 一回戦
    ○ジョン・デイビス(パワー) vs. トニー・ニース(スタンディング・コンバット)×

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    スタイルバトル・トーナメント 一回戦
    ○サミ・キャラハン(ハードヒッティング) vs. ブロディ・リー(スーパーヘビー)×

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    スタイルバトル・トーナメント 一回戦
    ○ボビー・フィッシュ(プロレス・ジュニア・ウエイト) vs. オースティン・エリーズ(ハイブリッド)×

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    スタイルバトル・トーナメント 準決勝
    ○ARフォックス vs. ジョン・デイビス×

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    スタイルバトル・トーナメント 準決勝
    ○サミ・キャラハン vs. ボビー・フィッシュ×

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    スタイルバトル・トーナメント 決勝戦
    ○ARフォックス vs. サミ・キャラハン×

    優勝 ARフォックス(ハイ・フライング)


    レスラー独自のファイトスタイルをカテゴライズしてトーナメント戦を行うという、EVOLVE:スタイルバトル・トーナメント。初代優勝者は、ハイ・フライングを代表する若手のホープとして今後が期待されている、ARフォックスだった。一回戦ではオースティン・エリーズが、ボビー・フィッシュを相手にマッチョマンばりのダイビング・エルボー・ドロップを披露。観客からは「マッチョマン!」チャントが発生した。そして、決勝まで駒を進めたサミ・キャラハンの勢いも、まだまだ止まらない。ともあれリッチ・スワンがリッチ・スワン・スタイルだったり、トニー・ニースがスタンディング・コンバット?だったりと、どのレスラーがどんなカテゴライズされるのかという面白さも加わって、なかなか興味深い試みだったと思う。次回は是非とも、裸足代表かビールっ腹代表でネクロさんのエントリーを希望したい。


  • サミ・キャラハン vs. ザック・セイバーJr.


    4月19日 EVOLVE 7  @BBキング・ブルース・クラブ・アンド・グリル ニューヨーク州マンハッタン

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    今回のEVOLVEは、42丁目のブロードウェイと8番街の間にある会場ということで、平日にもかかわらず会場内はほぼ満員。そして初の試みとして、iPPV(インターネットペーパービュー)で全世界に生中継された。

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    ザック・セイバーJr.はイギリス出身の現在23歳。イギリスを中心にヨーロッパで活躍中。一方、いまやアメリカインディー界で人気急上昇中のサミ・キャラハン。この二人のシングルマッチ、ファンの間では注目のカードとなっていた。ゴングと同時にバチバチファイトの両者。殴られたらその倍で殴り返す勢い。

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    キャラハンは逆水平チョップを連発。体重を乗せたチョップがびしびし決まる。場外戦でも両者は一歩も引かないゴツゴツとした攻防。キャラハンがセイバーの脚にローキック。セイバーが飛びつき三角絞めを決めると、キャラハンはストレッチ・マフラーでお返し。

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    セイバーも後ろ回し蹴りで応戦。更にキャラハンの腕を取って関節技。そして膝をマットに何度も叩きつける。打撃技のコンビネーションや鋭さはセイバーに分がある。気が触れたように両者がヘッドバット合戦になると観客は大興奮。キャラハンの顔がみるみる赤くなっていく。セイバーはキャラハンにパワーボムを決めるがツーでキックアウト。

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    キャラハンはセイバーをコーナに詰めて延髄斬り。バックドロップを決めると、鶴見五郎ではなくタズを意識しているというタイツの吊り部分を脱いで気合を入れる。続けてコーナーのセイバーにランニングエルボー。カバーに入るがセイバーがツーでキックアウト。

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    キャラハンがドラゴンスープレックスを決めるとセイバーの後頭部に膝蹴り。キャラハンはストレッチ・マフラーを狙いにいくがセイバーが上手く丸め込んでフォール。キャラハンがツーでキックアウト。セイバーが切れ味鋭いバズソーキックを決めるがツーでキックアウト。

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    セイバーの蹴りをキャッチしたキャラハンが、そのままストレッチ・マフラーに決めて絞り上げる。なかなか参ったしないセイバー。するとキャラハンは、グラウンドのストレッチ・マフラーに移行して、セイバーの後頭部を容赦なく蹴りまくる。バコッバコッという鈍い音。セイバーの意識が飛んだのを確認したレフェリーは試合をストップ。サミ・キャラハンの勝利。

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    試合が終わるとキャラハンは、「2011年は、俺の年になる!」と宣言。いまアメリカインディー界で飛ぶ鳥を落とす勢いのサミ・キャラハンが、ニューヨークのど真ん中で怪気炎を上げた。


    勢いの差なのか、この二人には想像していたよりも実力差があった。セイバーはカラダの線がまだ細いが、独特なサブミッションや打撃技の鋭さは目を見張るものがあった。何よりもハートが強いように感じた。このままアメリカマットに定着して欲しい。そのセイバーの勢いを打ち消してしまうほどの「凄み」が、サミ・キャラハンにはあったように思う。ともあれ、この二人にしか出来ないような、荒削りで気迫のこもった素晴らしい試合だった。


  • Sami Callihan’s newest obsession


    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=EIivkjh0IKY]

    “The New Horror” Sami Callihan talks about his obsession. It’s great promo.


    EVOLVE 5: Danielson vs. Sawa
    Sept. 11th, 2010
    Rahway, NJ
    Rahway Rec Center
    275 E. Milton Avenue, 07065
    Belltime: 4pm

    Tickets now on sale in the EVOLVEwrestling.com Shop or by calling 267-519-9744.

    Homicide will be a special guest at this card. He will be available for autographs.

    The Main Event
    Bryan Danielson (1-0) vs. Munenori Sawa (1-0)

    Chasing The Leader
    Chuck Taylor (3-0) vs. Mike Quackenbush (0-0)

    WSU World Title Match (if Martinez is still Champion)
    Mercedes Martinez defends vs. Amazing Kong

    Special Challenge Match
    Jimmy Jacobs (3-1) vs. Adam Cole (1-1)

    Battle For 3
    Sami Callihan (2-0) vs. Drake Younger (2-0)

    Special Attraction Match
    Kyle O’Reilly (2-1) vs. Ricochet (1-2)

    Tag Team Rematch
    Cheech & Cloudy (2-0) vs. Flip Kendrick & Louis Lyndon (1-3)

    One Win On The Line
    Brad Allen (2-1) vs. Johnny Gargano (2-2) vs. Gran Akuma (1-1) vs. Jon Moxley (0-1) vs. Frightmare (0-0) vs. Rich Swann (0-0)


  • サミ・キャラハン インタビュー


    ここ最近、観に行く試合のほとんどにブッキングされているサミ・キャラハン。とにかく今が旬の選手であることには間違いはない。が!ただの旬の選手ではなく、見るごとに試合内容がどんどん良くなっているまさに成長株の筆頭なのです。そんな良い選手をマンハッタン・ドロップが見逃すはずはない!というわけで、早速インタビュー開始。

    ――プロレス歴は何年になりますか?

    2006年1月からトレーニングを開始して、その年の3月にデビューしたんだ。

    ――え?!そんなに短期間でデビューしたのですか?

    幸運にも、と言っても良いのかわからないけど、すぐにデビューできるプログラムでトレーニングしたおかげで、早くデビューできたんだ。

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    ――誰に師事したのですか?

    最初に教わったのはシャークボーイ。それからオハイオのハートランド・レスリング・アソシエーションでレス・サッチャーとコディ・ホークに習った。あとタッグパートナーでもあったジョン・モクスリーにも色々と教わったよ。ジョンとは、俺がプロレスを始めた時からの付き合いなんだ。

    ――しかしシャークボーイというのは意外です。なぜシャークボーイを選んだのですか?

    シャークボーイは初心者向けのプロレスコースを開催してるんだ。週3回の2ヶ月コースで、とにかく基礎をみっちり教え込む。値段は$500だったかな。俺はまだ大学生だったんだけど、クラスメートにプロレス習いに行こうぜ、って誘われたんだ。それで週に3回、片道3時間かけてシンシナティまで車で通った。あの頃はとにかくトレーニングのためなら!って無我夢中だったね。

    ――ところであなたはCZWにも上がっていることから、デスマッチレスラーと思われる事も多いかと思いますが、本来はどのようなレスリングスタイルなのですか?

    よくデスマッチファイターだと思われるんだけど、それは本当に大きな間違い。今までのキャリアの中で、多分15回しかデスマッチをやったことがないと思う。ところが一番最初にCZWに行った時に、その時はスポット参戦だったんだけど、こんなに注目されてる団体なら何でもやります!という気分になっちゃって、デスマッチをやることになったんだ。でも去年の12月のケージ・オブ・デスでダニー・ハボックとデスマッチをやった時に背中を怪我して(と言いながら、すごい傷跡を見せる)もう潮時かな、と。肘にもガラスが入ったままだしね。ただデスマッチも楽しかったよ。デスマッチに嫌な思い出は全くない。だけどもっとレスリングに専念した方が俺自身の良さが生かせると思えるんだ。例えば今はハイフライヤーで跳んだり跳ねたりっていうのが流行ってるけど、それは俺のスタイルじゃない。もっとハードヒットで、技の一発で相手にダメージを与えて、関節技でタップアウトを取ったりKOしたりする、そういうのが俺のスタイルなんだ。

    ――確かにあなたのスタイルは、デスマッチではなくストロングスタイルだと思います。ではどういうプロレスラーに影響を受けていますか?

    スタン・ハンセンとベイダーだね。友達がホーガンと言ってる中で、断固ベイダー支持だったよ!大きなレスラーが容赦なく叩き潰すあのスタイルがたまらなく好きなんだ。彼らは技術的にすごい技を出すわけでもないけど、一発一発に破壊力があって、とにかく説得力があるよね?それにあの存在感は凄い。そんなベイダーとハンセンのように、存在しているだけで恐怖を与えるようなレスラーを目指してるんだ。相手のレスラーだけじゃなく、リングの下にいるセコンドもビビってるでしょ?試合が終わって控え室に戻る時も大暴れして、会場にいる全員を怯えさせるって凄いことだよ。リング上だけを見て、プロレスの技術だけに注目をしてレスラーを評価する人が多いと思うけど、リングを下りてもリング上と同じ存在感を出せるのは本当に凄いことだと思う。俺は控え室を出てからリングでプロレスをし、そしてまた控え室に戻るまでの全ての動きや行動に注目してるんだ。その全てを引っくるめてこそプロレスラーを評価できると思う。そういう意味でもハンセンは最高のレスラーだと思うんだ。

    ――なるほど。ところで変な質問かもしれませんが、日本の鶴見五郎というレスラーはご存知ですか?

    うーん、知らないなあ。どうして?

    ――実は、あなたのそのタイツが鶴見五郎のタイツにそっくりなんです。その形のタイツは珍しいですよね?

    ああ、このタイツ?俺がもう一人すごく影響を受けたレスラーはタズなんだ。タズに影響を受けてこのタイツを履いてるんだよ。タズも俺のように体はそんなに大きくないけど、当たりも強いし、大きなスープレックスで相手を翻弄するでしょ?今までにトランクスタイプのタイツを履いていたこともあったけど、皆が履いてるからやめたんだ。他の人と同じじゃ意味がない。

    ――確かに最近はショートタイツにレガースという格好をしている人が多いですよね。

    そう。タイツじゃなけなくて、プロレスのスタイルもそうだよ。今流行の大技をどんどん出して行くスタイルも別に嫌いではないけど、でもそれは僕のスタイルじゃない。技を出しまくるわけじゃなく、一つ一つの技に説得力のあるレスラーが俺の目指すものなんだ。俺は本当にオールドスクールタイプのレスラーが好きでさ。一目見てサミ・キャラハンだとわかる特徴のあるレスラーになりたいんだ。俺には俺のスタイルがある。技の一つにしても誰かの真似をするのではなく、俺自身の技を使いたい。誰かの真似をしたギミックも使いたくない。俺はプロフェッショナルのレスラーだから他の人の真似や流行っていることをするのではなく、サミ・キャラハンというレスラーをもっと磨き上げていきたいと思っている。だからトレーニングをする時も、リング上でも常に100%の力を出して、100%のサミ・キャラハンを出そうと努力している。ベイダーや日本にいた時のスコット・ノートン、それにスタン・ハンセンみたいな存在感のあるレスラーになりたいんだ。スタン・ハンセンが客席を練り歩くと皆が逃げ回るでしょ?ロープを持って、椅子を蹴散らしながら歩き回るだけで、そこにいる全員が本気で逃げまわるんだよ?凄いと思わない?俺もああいう風に怖がってもらえたらと思うよ。サミが来た!ってだけで、そこにいる全員が震え上がって、観客の全員が俺に注目したら最高だと思う。

    ――ところであなたはベビーフェイスですか?それともヒール?

    どちらでもない。俺はサミ・キャラハンであって、ベビーでもヒールでもない。サミ・キャラハンというレスラーとして全力で試合をしてるだけだよ。今はだいたいベビーかヒールに分かれちゃってるけど、どちらでもない存在がユニークな一面として、珍しく思われてるんじゃないかな?

    ――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

    5年後のサミ・キャラハンを見て欲しい。プロレスが俺の人生だから、毎日しっかりとトレーニングをしてプロレスのための生活をしている。こうやって努力をすれば、きっと実を結ぶと信じてるよ。それにいつかは日本へも行きたい。まだまだ力不足なのはわかってるけど、5年後にはきっと皆に評価してもらえる存在になっていることを約束するよ。


    この翌日、インタビューのお礼にと言って鶴見五郎の試合映像を教えたところ、「ゴローの試合見たけど、最高だよ!」との返事が返ってきた。プロレスラーなんだからプロレスができて当たり前。それ以上のプロレスラーとしての存在感が必要なんだと熱く語るサミには、どうやら80年代の鶴見五郎のスタイルはドンピシャだったらしい。とにかくハートの熱い男で、常に努力をしている様子は、試合を見る毎に良くなっていることからも判断できる。5年後とは言わずに、2年後3年後にはトップに登りつめていくのでは?と思わせる説得力を持つ男。唯一無二のレスラーになれるように、ぜひ頑張ってもらいたい!