月: 2011年5月

  • サミ・キャラハン vs. ザック・セイバーJr.


    4月19日 EVOLVE 7  @BBキング・ブルース・クラブ・アンド・グリル ニューヨーク州マンハッタン

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    今回のEVOLVEは、42丁目のブロードウェイと8番街の間にある会場ということで、平日にもかかわらず会場内はほぼ満員。そして初の試みとして、iPPV(インターネットペーパービュー)で全世界に生中継された。

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    ザック・セイバーJr.はイギリス出身の現在23歳。イギリスを中心にヨーロッパで活躍中。一方、いまやアメリカインディー界で人気急上昇中のサミ・キャラハン。この二人のシングルマッチ、ファンの間では注目のカードとなっていた。ゴングと同時にバチバチファイトの両者。殴られたらその倍で殴り返す勢い。

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    キャラハンは逆水平チョップを連発。体重を乗せたチョップがびしびし決まる。場外戦でも両者は一歩も引かないゴツゴツとした攻防。キャラハンがセイバーの脚にローキック。セイバーが飛びつき三角絞めを決めると、キャラハンはストレッチ・マフラーでお返し。

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    セイバーも後ろ回し蹴りで応戦。更にキャラハンの腕を取って関節技。そして膝をマットに何度も叩きつける。打撃技のコンビネーションや鋭さはセイバーに分がある。気が触れたように両者がヘッドバット合戦になると観客は大興奮。キャラハンの顔がみるみる赤くなっていく。セイバーはキャラハンにパワーボムを決めるがツーでキックアウト。

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    キャラハンはセイバーをコーナに詰めて延髄斬り。バックドロップを決めると、鶴見五郎ではなくタズを意識しているというタイツの吊り部分を脱いで気合を入れる。続けてコーナーのセイバーにランニングエルボー。カバーに入るがセイバーがツーでキックアウト。

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    キャラハンがドラゴンスープレックスを決めるとセイバーの後頭部に膝蹴り。キャラハンはストレッチ・マフラーを狙いにいくがセイバーが上手く丸め込んでフォール。キャラハンがツーでキックアウト。セイバーが切れ味鋭いバズソーキックを決めるがツーでキックアウト。

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    セイバーの蹴りをキャッチしたキャラハンが、そのままストレッチ・マフラーに決めて絞り上げる。なかなか参ったしないセイバー。するとキャラハンは、グラウンドのストレッチ・マフラーに移行して、セイバーの後頭部を容赦なく蹴りまくる。バコッバコッという鈍い音。セイバーの意識が飛んだのを確認したレフェリーは試合をストップ。サミ・キャラハンの勝利。

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    試合が終わるとキャラハンは、「2011年は、俺の年になる!」と宣言。いまアメリカインディー界で飛ぶ鳥を落とす勢いのサミ・キャラハンが、ニューヨークのど真ん中で怪気炎を上げた。


    勢いの差なのか、この二人には想像していたよりも実力差があった。セイバーはカラダの線がまだ細いが、独特なサブミッションや打撃技の鋭さは目を見張るものがあった。何よりもハートが強いように感じた。このままアメリカマットに定着して欲しい。そのセイバーの勢いを打ち消してしまうほどの「凄み」が、サミ・キャラハンにはあったように思う。ともあれ、この二人にしか出来ないような、荒削りで気迫のこもった素晴らしい試合だった。


  • 月刊 ネクロ・ブッチャー vol.14


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    全国ネクロ・ブッチャーファンに朗報です!ネクロさんの家にインターネットが開通しました!

    これはFacebookに本名のDylan Summersで書き込みがあり判明したもので、「これでメッセージの返信が出来るようになった」と呑気にコメントしている。今まで自宅に通信手段が一つもないという仙人みたいな生活から少しステップアップしたネクロさん。これでプロレスのブッキングが増えるといいけどねっ!


  • ジョン・モクスリー vs. オースティン・エリーズ


    4月19日 EVOLVE 7  @BBキング・ブルース・クラブ・アンド・グリル ニューヨーク州マンハッタン

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    ゴング前からヒートアップする両者。序盤はエリーズが持ち前のスピードでモクスリーを徐々に追い込んでいく。エリーズはセントーン、パワードライブ・エルボーと続けて決めるが、モクスリーはツーでキックアウト。エリーズはジェネレーションネクストの頃のキレが戻ってきている。

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    場外戦でもエリーズの優勢が続く。リングに戻るとエリーズはモクスリーの足と首を固めて関節技。モクスリーはエリーズをブレーンバスターで場外へ。

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    リングに戻ると、モクスリーがエリーズをブレーンバスターに決める。エリーズはツーでキックアウト。するとお返しに今度はエリーズがモクスリーに垂直落下式のブレーンバスター。しかしモクスリーが同じくツーでキックアウト。

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    モクスリーはコーナトップから雪崩式ブレーンバスター。エリーズがツーでキックアウト。続けてモクスリーがエリーズにパイルドライバーを連発。しかしエリーがツーでキックアウト。信じられないといった表情のモクスリー。エリーズが驚異的なネバリを見せる。

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    するとモクスリーは場外からモンキーレンチを持ち込んでエリーズに襲いかかろうとする。がしかし思い止まるモクスリー。いつもはヒールとして凶器を使いまくるモクスリーだが、このEVOLVEのリングだけは一切凶器を使おうとしないモクスリー。エリーズを掴もうとするとエリーズがスモールパッケージホールドを決めるがモクスリーがキックアウト。エリーズの垂直落下式ブレーンバスターが決まる。モクスリーがツーでキックアウト。

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    エリーズはがホーンズ・オブ・エリーズ(変形鎌固め)を決めるとモクスリーの腕がだらーんとなる。レフェリーがモクスリーの腕を、1回、2回とチェックすると3回目で腕がアップ!エリーズはモクスリーにローリングエルボーを2連発、バックドロップ、コーナーに釘付けにしてからのIED(ランニング・ドロップキック)と勝負に出る。更にエリーズは垂直落下式のブレーンバスター、450°スプラッシュと決めるが、なんとモクスリーがツーでキックアウト!

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    一瞬のすきにモクスリーがスモールパッケージホールド。エリーズは慌ててツーでキックアウト。オースティンはコーナーにいるモクスリーの顔面にランニング・ドロップキックを連発。フラフラになったモクスリーをブレーンバスター。するとモクスリーはくるっと体勢を入れ替え、オースティンにローブロー!モクスリーがサンセット・フリップを狙おうとするがオースティンがこらえる。するとオースティンがそのまま腰をおろしカウントスリー。オースティン・エリーズの勝利。

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    これがインディー最後の試合となってしまったモクスリー。今後はWWEでの活躍を期待されている。するとバックステージから、ARフォックス、リッチ・スワン、ザック・セイバーJr.、そしてビールを片手にサミ・キャラハンがリングイン。サミがマイクを取り、「お前はWWEで必ず成功する!」とエールを送る。最後にビールで乾杯すると、観客から「サンキュー!モクスリー!」チャントと、大きな拍手が送られる。

    また一人、おもしろーい選手がインディー界からWWEへと巣立っていった。試合前に会ってあいさつすると必ず、「よー」と控えめな声で返してくれた。いま思うと、あれは大人しく控えめというかあまりプライベートを出さないようにしている節があった。しかし一度リングに上がると、人が変わったかのようなラフファイトっぷり。そして、プロモでの喋りと、リング上でのマイクがすこぶる上手い。なんとも掴みどころがないが大一番では頼りがいのある素晴らしい選手だった。正直これからが本格化しそうだったモクスリーの存在感。インディーから卒業なんて本当に残念だけど、メジャーに行っても大暴れして欲しいと思った。Good luck Mox!