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  • マイク・クワッケンブッシュのカニ歩き


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    11月21日に行われたチカラプロのフィラデルフィア大会で、チカラプロ代表のマイク・クワッケンブッシュは、先日亡くなられた愚乱・浪花選手の追悼の意味を込め、「ナー!ニー!ワー!」と叫びながらカニ歩きを披露した。愚乱・浪花選手の大ファンだというマイク・クワッケンブッシュ。訃報の知らせを聞いた際にはショックを隠しきれない様子だった。他にも同団体にはクロウディオ・キャスタニョーリがカニ歩きエルボーを時折使うなど、愚乱・浪花ファンのレスラーはアメリカでも少なくない。


  • 豊田真奈美&マイク・クワッケンブッシュ vs. サラ・デル・レイ&クロウディオ・キャスタニョーリ


    9月19日 CHIKARA “Through Savage Progress Cuts the Jungle Line ” @ザ・ワーソー ニューヨーク州ブルックリン

    場内にメインイベントのアナウンスが流れると、観客から一斉に「トヨタ!トヨタ!トヨタ!」の大チャントが発生。先ずクロウディオ・キャスタニョーリとサラ・デル・レイが入場。次にマイク・クワッケンブッシュ。そして最後に豊田真奈美が全女時代の曲『Mystic Eyes』で入場。観客は総立ち。

    異常な雰囲気のなかゴングが鳴らされる。先発はマイクとクロウディオ。マイクから豊田へタッチするとまた「トヨタ!トヨタ!」チャント。日本で一度だけ対戦経験があるというサラ・デル・レイ。体格的には五分と五分。

    顔面への鋭い蹴りが豊田にヒット。今度は豊田がインディアンデスロックからの鎌固めがガッチリときまる。

    豊田がサラをキャメルクラッチで動けなくすると、鼻の穴に指を突っ込んで羞恥プレイ。クロウディオが堪らずカットに入る。

    場外のクロウディオ&サラへ豊田がフライングボディプレス。

    コーナーから豊田のミサイルキック。サラの喉元にヒット。

    ヒール軍団BDKの2人は息のあったチームプレーが目立つ。技のキレと重さでは豊田に引けを取らないサラ。いつも以上に気迫がこもっている。

    サラのパワーボムを食らった豊田はノックダウン状態。するとクロウディオが十八番のジャイアントスイング。回すたびに観客が「1! 2! 3! 4! ……」と数えはじめる。

    ツーで返した豊田はお返しに十八番のローリングクレイドル!クロウディオの大きなカラダがぐるぐると回転する。カウントツーでサラがカットに入る。観客から「マナミ!マナミ!」チャント。

    サラが急角度のパイルドライバーをきめる。クロウディオが再度ジャイアントスイング。回される豊田へサラのミサイルキック。

    マイクがクロウディオにチカラスペシャルをきめる。

    グロッキー状態のサラにムーンサルトプレス。

    豊田がサラを担ぎ上げると、コーナーからマイクが掌底をヒットさせ、その勢いのままジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス。続けざまにジャパニーズ・オーシャン・クインビー・ボム。

    そのままフォールにはいかず、チカラプロの象徴とも言える必殺技チカラスペシャルをきめる豊田。サラが堪らずタップ。

    o 豊田真奈美 & マイク・クワッケンブッシュ (23:02 ~ チカラスペシャル) クロウディオ・キャスタニョーリ & サラ・デル・レイ x

    試合終了後、「トヨタ!トヨタ!」そして「チカラ!チカラ!」の大チャントが発生。場内は歓声で地響きがするほどの盛り上がり。会場のキャパオーバーで入場規制がかかるほどの盛況ぶりだったチカラプロのニューヨーク初進出は、大成功に終わった。


    今年のベストバウトに選出されてもおかしくないほどの素晴らしい試合だった。ニューヨーカーのクレイジーな声援とリアクション。そして23分があっという間に感じられたマッチオブジイヤー級の試合内容。こんなにパッピーエンドな大会は久しぶりだったように思う。ミックスドマッチにありがちなお笑い要素が殆ど無く、むしろほとんどの技がブルータルで男子顔負けの内容だったのが印象的だった。それとマイク・クワッケンブッシュの上手さが光っていた。そしてやはり今回は豊田真奈美に対するファンのリスペクトっぷりが想像を遥かに超えていた。まさにリビングレジェンドである。試合後のコメントで「試合がすごく楽しかった」と語っているように、豊田にとって今回のアメリカマット初進出ツアーは満足のいく内容だったに違いない。なにより豊田に対する会場全体を包みこむようなあの大声援が全てだったと思う。ともあれこのニューヨーク大会でチカラプロは新たなステップを踏み出した。次はどんな面白いことをやってくれるのか、いまから楽しみである。


  • EVOLVE 3


    5月1日 EVOLVE 3 @ラーウェイ・レックセンター ニュージャージー州ラーウェイ

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    第一試合のサミ・キャラハン対アダム・コール。両者ともEVOLVEデビュー戦ながらオープニングマッチにふさわしい気迫に満ちた試合展開に。コーナーから飛びつこうとしたアダム・コールを下でガッチリと受け止めそのままパワースラムでマットに叩きつけるサミ・キャラハン。いまロングタイツや派手なショートタイツが多いなか、あえてツーショルダータイツ(吊りパン)というチョイスがなんとも鶴見五郎で昭和な雰囲気を漂わせている。最後はストレッチマフラー(変形の逆片エビ固め)でサミ・キャラハンのタップアウト勝ち。これからが楽しみな選手だ。

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    第二試合ではリコシェがジョニー・ガルガノと対戦。ずる賢い動きのガルガノに対してハイフライヤーらしいキレの良い飛び技を繰り出していくリコシェ。そんな攻防の一つ一つを観客は集中して観ている。最後は両者リングアウトになり一度はゴングが鳴らされるが、最初にリングインした方が勝ちという完全決着ルールがリングアナからコールされる。両者とも生まれたての子馬のようにプルプルと立ち上がり、そして最初にリングインしたのはジョニー・ガルガノだった。ユーチューブに自分撮り(Johnny Gargano Power Hour)でプロレスを語りまくり、面白動画をアップロードし続けるガルガノは、後からじんわりと来るものがある。

    第四試合のチーム・ビヨンド、アエロフォーム、そしてアップ・イン・スモークのスリーウェイタッグマッチがこれまた素晴らしい内容だった。特に、Beyond Wrestling(オハイオ州を拠点に活動中)などに出場しているジェイソン・パトリックとチェイス・バーネットのチーム・ビヨンドは、見た目はどこにでもいる若手インディーレスラーだが、空中技に関してはかなりの素質を持っている。アエロフォームのフリップ・ケンドリックと並んで次世代ハイフライヤーのうちの1人であるのは間違いないだろう。

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    こちらもEVOLVEデビュー戦のドレイク・ヤンガーとジョン・モクスレイが第五試合で対戦。序盤はレスリング主体の試合運びで意表をつかれた。明らかにCZWのファンという風貌のお客さんがドレイク・ヤンガーに大ブーイング。対するモクスレイには大きな拍手と声援が送られていた。で、「良い」とは聞いていたがモクスレイがすこぶる良かった。憎たらしい表情やカラダの大きさ、そしてなによりレスラー然とした雰囲気がたまらない。

    後半に入るといつものようなラフファイトが中心となっていく。凶器は使わないものの噛み付き攻撃でモクスレイの額から流血。そして流血した額に頭突きと噛み付き攻撃を続けるヤンガー。さらには場外戦にまで持ち込んでいく。いままでの流れからしてEVOLVEに流血戦は無いものと勝手に思い込んでいたが、やはりというかこの二人なら致し方ないだろう。今後はこういうゴツゴツした激しい試合もEVOLVEには必要な気がした。試合はドレイク・ヤンガーの勝利。

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    前回のEVOLVE2ではクロウディオ・キャスタニョーリと素晴らしい試合を見せてくれたボビー・フィッシュ。相手は前日の試合で目を負傷したクリス・ヒーロー。序盤のキャッチレスリングのあと両者エルボー合戦がはじまる。クリスの強烈なエルボーでボビーのマウスピースがすっ飛ぶ。速くて重い蹴りでクリスを何度もぐらつかせるボビーだったが、最後はローリングエルボー3連発でクリスの勝利。EVOLVE2で日高郁人のセコンドに付いていたブラッド・アレンがリングインしてくると、クリスに対戦を要求する。しかしクリスは無言でリングをあとにする。この試合でもクリスの上手さが光った。クリスのレスリングテクニックの評価が前回の日高戦でまた一段と上がっているらしい。いつものハイスパート主体の試合はそれなりに魅力的だが、EVOLVEでしか観せないクリスのレスリングスタイルとても興味深い。次回ブラッド・アレンの挑戦を受けるのかどうか気になるところ。

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    足の怪我でEVOLVE2を欠場したTJP。肘でカイルの背中をグリグリしたり、関節をきつく締め上げたりとエゲツない攻めを見せる。ステップワークから見て怪我の具合は心配なさそうだ。対するカイルは必死に食らいつこうとひたすら動きまわる。カイルがロープを使ってのジャンピングニーそして変形のコブラツイストが決まる。得意の起き上がり小法師式ダブルアームスープレックスにアンクルホールドと面白いように技が決まるカイル。動きに無駄がなくスピードもある。終盤になると蹴り合いの末に両者ダウン。観客からは「This Is Awesome !」チャントが発生。最後は変形の片エビ固めでTJPの勝利。試合後のインタビューで澤宗紀との再戦をアピールしたTJP。すると観客からは大きな歓声が上がった。敗れはしたものの澤との試合はかなり評価が良いだけに、この2人の再戦に注目が集まる。

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    メインイベントはクロウディオ・キャスタニョーリ対チャック・テイラーの一戦。メインイベントのカードをファン投票で決めるという企画で実現したこのカード。実力差がハッキリと出た内容となった。インディーではトップクラスのパワーを誇るクロウディオ。序盤はそのパワーでチャック・テイラーを徹底的に痛めつける。そしてクロウディオはリング下に落ちたチャックを担ぎ上げると、なんとそのままトップロープ越しにリングへと投げ入れる。パワーありすぎ。休むことなくジャイアントスイングからそのままボストンクラブに決めるとチャックがもう虫の息。してまたチャックを肩に担いだまま立ち上がってクルクルと回りだす。しかも手を離して首だけで支えてクルクルクルクルー。キン肉マンっぽい技で観客もヒートアップしていく。しかし、クロウディオの攻撃をなんとか凌いだチャックは、一瞬のすきにオメガ・ドライバーを決め、クロウディオからスリーカウント奪取。誰もがこのまま負けるだろうと思っていた矢先の逆転勝利だった。


    初参戦のサミ・キャラハン、ドレイク・ヤンガー、ジョン・モクスレイ、チーム・ビヨンドが、それぞれ自分の持ち味をしっかりと発揮できていたのが印象的だった。とにかく飛びまくる選手がいたかと思えば、スピードやパワーで押し切る選手がいたりと、全体的にメリハリがあって今まで以上に観やすかった。逆に言うと、盛り上がった試合とそうでない試合との差が少ない分、印象に残るような場面が少なかったようにも感じた。やはり新しいことをやろうとしているのだからもっと「これは一体何なんだ?」、という驚きがもう少し欲しかった。それにはやはり日本人選手の参戦が不可欠なのか。まだまだ手探り感がただようEVOLVE、次はどんなカードが組まれるのだろうか。いまから楽しみだ。尚、今後のスケジュールは9月11日にニュージャージーで開催が決定している。


  • EVOLVE 3 一部対戦カード


    5月1日に開催されるEVOLVE3の一部対戦カードが発表になった。

    EVOLVE 3: Rise or Fall
    2010年5月1日 ニュージャージー州ラーウェイ
    ラーウェイレックセンター

    Official Singles Division Match
    クリス・ヒーロー (0-1) vs. ボビー・フィッシュ (0-2)

    Official Singles Division Match
    クロウディオ・キャスタニョーリ (1-0) vs. チャック・テイラー (1-0)

    Official Singles Division Match
    ジョン・モクスレイ (0-0) vs. ドレイク・ヤンガー (0-0)

    その他の出場予定選手
    ジャック・エバンス (0-0)
    ブラッド・アレン (2-0)
    サミ・キャラハン (0-0)
    ジョニー・ガルガノ (1-1)
    ジミー・ジェイコブス (2-0)
    カイル・オライリー (2-0)
    グラン・アクマ (1-0)
    TJP (0-1)
    リコシェ (1-1)
    ブロディ・リー (0-1)
    ハロウウィキッド (0-1)
    クリス・デッキンソン (0-2)
    アップ・イン・スモーク (1-0)
    アエロフォーム (0-2)
    アダム・コール


    前回のEVOLVE2で日高との30分にも及ぶ名勝負を繰り広げたクリス・ヒーローと、同じく前回クロウディオ・キャスタニョーリに惜しくも負けてしまったものの、驚異的な粘り強さを印象付けたボビー・フィッシュが初対戦。そして、CZWを主戦場としているドレイク・ヤンガーとジョン・モクスレイがEVOLVE初登場でいきなり激突。従来のウルトラバイオレンスではなく、EVOLVEのスタイルで激突するとあって、一体どんな展開になるのか今から気になるところ。他にも現在アメリカインディーマットで要注目なレスラーの一人サミ・キャラハンや、ジャック・エバンスらが初参戦。ブッカーのゲーブ・サポルスキーがこれまた個性的で様々なタイプのレスラーを集めてきたといった印象。今後のカード発表に期待したい。


  • EVOLVE Wrestling current roster


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    EVOLVE公式サイトのロスターに、クリス・ヒーロー、クロウディオ・キャスタニョーリ、日高郁人、の3人が追加された。いずれもシングル・ディビジョンに登録されており、3月13日に開催されるEVOLVE2では日高郁人 vs. クリス・ヒーローが決定済み。キングス・オブ・レスリングの二人が加わったことで選手層の幅が広がり、一段と面白くなってきた。