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ネクロ・ブッチャー
月刊 ネクロ・ブッチャー vol.7
- 2010-02-26 (金)
- Koneta | Pro Wrestling
先日のROHニューヨーク大会での出来事。新王者になったタイラー・ブラックをリン グ上で祝福するネクロさん。しれっと拍手なんてしてるけど、いやまてよ。よーく見るとやけにズボンがペラッペラでラフすぎるではないか。そこで試合後に話しを聞いてみると、「あれはパジャマだ、だけど実はあれ以外にもう一本ズボンを持っていた、それはフォーマルな場所で履く用だから今は履かない」、と。清々しいほどあっさりパジャマであることを認めたネクロさん。しかもトランプ柄のパジャマ。休日の朝か。リングの上は十分フォーマルな場所だと思うのだがそこはネクロさんクオリティ。常人では理解できないハイレベルなこだわり流石です。
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ROH 8周年記念大会
- 2010-02-25 (木)
- Pro Wrestling | Review
2月13日 ROH @ニューヨーク州マンハッタン
マジソンスクエアガーデンの目と鼻の先にあるマンハッタンセンターでROHニューヨーク大会が開催された。小雨が降るなか入場口付近では会場前からファンが列を作っていた。会場となるグラウンドボールルームはかつてWWEのRAWでも使われているヴェニューで、立派なステージもあり多目的スペースとなっている。そのステージ上には当日券席が並べられていたが、試合開始10分前になっても三分の一ほどの客入り。フィラデルフィアでのテレビシューティング(HD Net)でも客入りが厳しいと聞いていたが、ドル箱のニューヨークでも苦戦しいるようだ。
試合の方は、第二試合にキングス・オブ・レスリング(クリス・ヒーロー&クロウディオ・キャスタニョーリ)対ブラバド・ブラザース(ランス&ハーレム・ブラバド)のタッグマッチ。デリリアスがコーチを努めるROHスクール出身というブラバド・ブラザース。まだ観ている方がハラハラするレベルの若手タッグ。一方のキングス・オブ・レスリングは来日時の購入したものと思われるお揃いの『ステーキハウスリベラ』スタジャンを着て入場。しかもセコンドのサラ・デル・レイまで同じでかなりお気に入りのようだ。勢いよく向かっていくブラバド・ブラザースだったが最後はキングス・オブ・レスリングの連携技にあっけなく沈んだ。実力差を見せつけるためのスカッシュマッチ。
第3試合に我らがネクロさん登場。がしかしいつもとどこか様子が違う。よく見るとあろうことか白い靴を履いていた。ネクロさん=裸足なイメージが…。これにはすこしがっかり。そしてネクロさんの後ろから間違って入ってきちゃった風のおじさんが一緒に入場。これまたよーく見たらなんとネクロさんが敬愛してやまないあのジプシー・ジョーさんだった。試合にもほんの少し介入したりと大活躍のジプシー・ジョーさん。それと反比例してジョーさんに対する客の反応があまりにも薄かったのが実に寂しい。試合の方はネクロさんが履いていた白い靴を片手に装着してエリック・スティーヴンスの頭をポコポコと殴りつける場面がピークの雑なハードコアマッチだった。最後はネクロさんがゴミ袋をジョーイ・ライアンの頭にかぶせて窒息させ、押し倒したところをトドメのチョーク攻撃でレフェリーストップ。片足だけ靴を履いたネクロさんの勝利。
第4試合は、デイヴィー・リチャーズ対エル・ジェネリコのリマッチ。試合中に野次を飛ばしていたファンにデイヴィーがキレて唾をはきかけ罵声を浴びせていた。体つきや気性の荒さ、そして殺伐とした雰囲気はかつてのダイナマイト・キッドを彷彿させる。良い意味でも悪い意味でも。試合はこの二人で盛り上がらないわけがなくメインにつぐ好勝負に。なによりジェネリコの受けの上手さが目についた。とにかく技を受けて受けて受けまくる。最後はキムラロックをがっちりと決めたデイヴィーの勝利。
ここでリングアナウンサーから5月8日のROHニューヨーク大会にモーターシティ・マシンガンズの参戦が発表され、観客からは大きな歓声があがった。
第5試合、ブリスコブラザーズ対ダークシティ・ファイトクラブのROHタッグタイトルマッチ。正直、やる前から結果が読めてしまうマッチメイク。無難な試合内容でブリスコブラザーズにはかつての勢いが見られない。最後はジェイドリラーを決めブリスコブラザーズの王座防衛。試合終了後にキングス・オブ・レスリングの二人が乱入してきて大乱闘に。ブリスコブラザーズを本気にさせるのはやはりキングス・オブ・レスリングしかいないのか。
第6試合には、ケニー・キング、ラッシュ・ブラウン、デリリアス、スティーブ・コリノの4人によるフォーコーナーサバイバルマッチ。コリノのタイツがいくぶん大きめなのが気になった。試合はすこしコミカルでオールドスクールな内容。デリリアスのコンディションがすこぶる良く見えた。技の仕掛けからコミカルな動きまで全てにおいてキレキレ。最後はラッシュ・ブラウンにフロッグスプラッシュを決めてデリリアスの勝利。
メインイベントは王者オースティン・エリーズ対タイラー・ブラックのROH世界タイトルマッチ。前回の60分ドローを踏まえて、今回はジム・コルネット、ケニー・キング、ロドリック・ストロングの三人がジャッジ(完全決着)をするためにリングサイドに座っている。ゴングと同時に観客からは『レッツゴータイラー!』や『オースティン サックス!』などのチャント発生。序盤はブラックが試合を優位にすすめていく。ニアフォールの応酬からブラックを場外へ投げおとすオースティン。オースティンの450スプラッシュを膝を立てて阻止するブラック。一進一退の攻防がつづく。終盤、リングサイドにいたケニー・キングが介入しようとするとロドリックがそれを阻止。するとブラックは介入を阻止してくれたロドリックにスーパーキックをぶちこむ。つづいてジム・コルネットまでもスーパーキックで場外へと吹き飛ばすと会場は大盛り上がり。最後はファイヤーバードスプラッシュでブラックの勝利。これによりタイラー・ブラックがROH新チャンピオンとなった。
この大会のなかで間違いなくベストバウトだったメイン戦。これはなぜ去年のファイナルバトルでやらなかったのかが疑問に残った。ここまで引っ張る意味がわからない。勢いやタイミングなどを考えれば、いっそジェリー・リンがチャンピオンになる前にタイラー・ブラックでも良かったのではないか。と、いろいろと考えさせられる今回のROHニューヨーク大会だったが、去年のファイナルバトルに比べて興行時間がかなり短くコンパクトになったのが好材料だった。つぎはロドリック・ストロングが王座に挑戦すると宣言したということで、また新しいROHのチャンピオン争いに期待したい。というか期待させて下さいお願いします。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】
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月刊 ネクロ・ブッチャー vol.6
- 2010-02-02 (火)
- Pro Wrestling | Review
1月23日 JAPW@ニュージャージー州ラーウェイ
「いつも心にネクロさんを!」を合言葉にやっております月刊ネクロ・ブッチャー。今回はJAPW(12周年記念大会)のメインイベントを飾るJAPW世界タッグタイトルマッチの模様をネクロさん中心にお届けします。
Tシャツにボロボロジーンズそして裸足といういつものやさぐれスタイルで登場のネクロさん。チャンピオンベルトをぶん回しながら全速力(といってもびっくりするほど遅い)でリングイン。この試合はタッグタイトルマッチといってもタッグチームによるスリーウェイ(しかもエニウェアフォール)という観客席がぐちゃぐちゃになくこと必至のルール。なのでゴングが鳴ったと同時に場外乱闘という展開に。
先ずはネイト・ヘイトリッドに標準を定めたネクロさんはひたすらグーパンチ攻撃。息が上がると休んでまたグーパンチ攻撃といういつものパターン。チャンピオンベルトをヘイトリッドの背中に当てがいそのまま地べたにボディスラム。無責任すぎる。そして鉄柵にヘイトリッドの首を押し付けチョーク攻撃をしたあと二人とも客席へと雪崩れ込む。するとヘイトリッドが空き缶でいっぱいになったゴミ箱をネクロさんに投げつける。ゴン!という鈍い音と共に辺りはゴミだらけに。
ふらふらと売店の方へと移動する二人。大きめのテーブルを見つけてしまったネクロさんはヘイトリッドをテーブルとテーブルの間に挟み込んで胴締めグリグリ攻撃。ヘイトリッドの口から泡が。そこへパートナーのブロディ・リーが加勢に入るとグッタリとなったヘイトリッドを観客のいる雛段のてっぺんまで運んでいく。すると正かとは思ったが「落とせー!」とまた無責任なことを叫びはじめるネクロさん。観客も無責任に「ウォー!」と大歓声。
リーがヘイトリッドの首根っこをつかんで雛段下まで突き落とす。非道すぎ。蒲田行進曲か。ご満悦のネクロさんは虫の息のヘイトリッドをリーに羽交い締めにさせる。すると撮影クルーのカメラを奪い取り左手で撮影しながら右手でグーパンチ攻撃。村西とおるでございます、か。
リングに戻ると今度はニック・ゲイジに顔面パンチの雨あられ。ゲイジからチェアーショットを食らいヘイトリッドからはテーピングで首をしめられるネクロさん。バックドロップを後方一回転で着地するとゲイジ&ヘイトリッドにグーパンチローブロー炸裂。ここでネクロさんアップ。リング下に降りて観客に椅子をくれと指示するともう一つのタッグチームのヘビーヒッターズ(ハボック&モンスターマック)の背中に椅子攻撃。そしてなにを思ったのかコーナーポストによじ登ったネクロさんはリング下にいるゲイジ&ヘイトリッドめがけて回転しながらダイブではなく落ちる。
しかーし、場外で奮闘するネクロさんを尻目にリング上ではヘビーヒッターズがリーを攻め立てスリーカウント奪取。これによりタッグベルトが移動。惜しくもネクロさんチームはベルトを取られてしまった…。試合後、ネクロさんにまた日本でもやさぐれファイトが観たいと伝えると右手でピースサインをつくり無言で応えてくれた。男は黙ってピースサイン。もしかしたらまた日本でも、ネクロさんの勇姿が観られるかも。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】
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月刊 ネクロ・ブッチャー vol.5
- 2009-12-06 (日)
- Pro Wrestling | Review
今回の月刊ネクロ・ブッチャーは、ブロディ・リーと組んでニック・ゲイジ&ネイト・ヘイトリッドのやさぐれ極悪タッグチームを迎え撃つJAPWタッグ選手権試合の模様をレビューします。
11月21日 JAPW@ニュージャージー州ラーウェイ
入場と同時に揉みくちゃになる両チーム。ざっくりと額を割られたネクロ・ブッチャーはウガー!と雄叫びを上げながら反撃を開始する。奪い取ったハサミでニック・ゲイジの額を切り刻むと、ハサミから滴る血をポタポタと口の中に入れながら怪気炎。いよいよスイッチが入ってしまったネクロはゲイジをつかまえて客席へと雪崩込んでいく。一方、ブロディ・リーとネイト・ヘイトリッドは会場の外へ。
鉄柵を強引に取り外そうとするネクロだったが、どうやっても取り外すことができずに苛立はじめる。鉄柵に集中しすぎて隙だらけのネクロを後ろから殴りかかるゲイジ。ぱっくりと開いたネクロの額めがけてグーパンチの連打。さらにヨロヨロになったネクロへ容赦ないグーパンチの雨を降らせる。床には大量の血がポタポタと滴り落ちる。その頃、リーとヘイトリッドは会場の外で殴り合いが続いている。
ひげ面に顔面血だらけでしかも寄り目というやさぐれ定番フェイスが出たところで一気に反撃にでるネクロ。助走をつけてゲイジを壁に叩きつけると、ゲイジの血が壁にべっとりと付着。首根っこを捕まえてひな壇の観客席へと倒れるように駆け込む二人。落ちていた空き缶を引きちぎり尖った部分でゲイジの額を殴りまくるネクロ。ゲイジ悶絶して血が吹き出す。さらに紐をゲイジの首にぐるぐる巻きにして締め上げる。ちょっとした殺人現場のようだ。
すると会場の外でやりあっていたリーとヘイトリッドが裏口から会場内へと戻ってくる。ややヘイトリッドが劣勢。戻ってきたのを確認するとノックダウンしたゲイジを残してヘイトリッドにも股間攻撃をはじめるネクロ。グーパンチ、凶器攻撃、急所攻撃のオンパレード。この時点でプロレス的な技はひとつも出ていない。リーも負けじとヘイトリッドの背中へパイプ椅子攻撃。しかもフルパワーで思いっきりがいい。ハードコアな試合になるといつも以上の実力を発揮するブロディ・リー。ハードコア適性はかなりのものがある。
ようやくリング上に戻った両チーム。また激しくやりあうなかネクロだけはリング下を物色する。探し物はパイプ椅子だった。リング上へパイプ椅子を投げ入れるとまたウガー!と叫んでグーパンチのポーズ。向かい合うようにパイプ椅子をセットしてゲイジにタイペイパンチ合戦を要求するネクロ。ファンから大声援が巻き起こる。グーパンチを頬にフルパワーでぶち込むだけのタイペイパンチが始まる。パチン!とゴツン!が合わさったような鈍い音が何度も場内に響く。ネクロのフルスイングパンチがゲイジのアゴに命中。ゲイジは椅子ごと後ろにぶっ倒れるとネクロがガッツポーズを決める。
たたみ込むように得意技のタイガースープレックスで勝負に出るネクロだったがゲイジはそれをツーでキックアウト。しかし一瞬のすきにネクロが背後からゲイジを丸め込んでスリーカウント。ネクロ&ブロディ組がタッグ王座を防衛した。
今回のストリートマッチは本来のネクロさんムーブが随所に炸裂したせいもあってか大会一の盛り上がりだった。対戦相手のニック・ゲイジ&ネイト・ヘイトリッド組も大量の血を流し大量の椅子を壊してなかなかの活躍ぶり。最近ではここまで激しい流血戦というのも珍しくなってしまったネクロ。やはり通常ルールの試合よりも流血戦の方が数倍も輝いて見えた。これからも凶器片手に顔面を血で染めて変な方向に口を曲げながら寄り目のネクロが見てみたい。ネクロが一番輝ける場所はハードコアでありデスマッチなんだと思った。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】
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月刊 ネクロ・ブッチャー vol.4
- 2009-11-13 (金)
- Koneta | Pro Wrestling
本当に一部のファンだけに好評の、ネクロさん好きのネクロさん好きによるネクロさん好きのための『月刊ネクロ・ブッチャー』。今回は“ネクロさんの最新スケジュール”についてお送りします。前回のIGFが不参加ということで、生のネクロさんを見られる数少ない機会が絶たれてしまい、悔しい思いをしているネクロさんファンもいると思いますが、当の本人から話しを聞いたところによると、誰でもいいからぶちのめしたい、まだまだ日本で暴れ足りない、またIGFで試合がしたい、ビールが飲みたい、とにかくビールが飲みたい、ビール無しにはやってられない等、かなり鬱憤が堪りまくっている様子。もし今後のIGFに参戦したときには、かなりの狂乱ファイトが見られるかもしれない。
そんなネクロさんは来週のJAPWでタッグタイトルマッチが控えている。さりげなくJAWP世界タッグ王者だったりするネクロさんのパートナーは微妙にキャラのかぶるブロディ・リー。そして対戦相手はニック・ゲイジとネイト・ヘイトリッドのThe H8 Club。こちらもイイ感じにやさぐれたタッグということで一部のファンには大変楽しみな好カードとなっている。しかもストリートファイトルール。これはもう観客席を練り歩いてグッチャグチャにしてから椅子に座ってグーパンチ合戦モードが期待できるかもしれない。時は来た。IGFに呼ばれなかった鬱憤を一気に吐きだしてしまえネクロさん!
JAPW November 21st (Rahway, NJ) http://www.japw.net/events/event.php?a=253
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】
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ROH ニューヨーク大会(09年6月13日)
- 2009-06-22 (月)
- Pro Wrestling | Review
6月13日 ROH@ニューヨーク州マンハッタン
ザ・ヤングバックス VS ケニー・キング & レット・タイタス
現PWG世界タッグ王者組のヤングバックス(マット&ニック・ジャクソン兄弟)が、息のあった連携技でケニー・キング&レット・タイタス組に勝利。
ネクロ・ブッチャー VS ジミー・レイヴ
ジミー・レイヴがリングインすると同時に、観客からトイレットペーパーが投げ入れられる。「だから投げんじゃねーよ!」と叫ぶマネージャーのプリンス・ナナにも、ブーイングと大量のトイレットペーパーが投げつけられる。現在、ジミー・レイヴと抗争中のネクロさんは、いつものように腕をぐるぐる回して「ウガー!」と叫びながらドシドシと走って入場。観客からは割れんばかりの「ネクロ!ネクロ!」コールで迎えられる。
いきなり場外乱闘が始まり、強引に引っこ抜いた客の椅子でジミー・レイヴを襲おうとするネクロさん。しかし、レイヴにその椅子を取られてしまい、ネクロさんの右膝にクリーンヒット。執拗に右膝を攻めまくるレイヴだったが、一瞬のすきにスモールパッケージホールドで丸め込み、ネクロさんの逆転勝ち。試合終了後、身動きが取れなくなったネクロさんにジ・エンバシーがストンピングの雨あられ。そこへコルト・カバーナが助けに入ってくる。足を引きずりながらバックステージへと帰って行くネクロさん。観客からは大拍手。
ここでリック・フレアーが登場。リングサイドでメインのタイトル戦に立ち会う予定だったが、このスピーチを最後に会場を後にした。ちなみに試合開始前には同会場の地下でサイン会が開かれていた。
ロドリック・ストロング VS サンジェイ・ダット
ロドリック・ストロングがギブソン・ドライバーでサンジェイ・ダットに勝利。ネクロさんとは違い、両者共にグッドシェイプされたカラダで、終始スピーディーな好試合。
タイラー・ブラック VS ジミー・ジェイコブス
最初に流血した方が負けのファーストブラッドマッチ。ジミー・ジェイコブスがありえないほど長いドライバーでタイラー・ブラックの額に凶器攻撃。これであっさりとタイラー・ブラックは流血してしまい、ジミー・ジェイコブスの勝利。試合後、タイラー・ブラックは王者挑戦権を行使するとマイクで宣言。これでメインのROHタイトルマッチはタイラー・ブラック、ジェリー・リン、オースティン・エリーズのスリーウェイで行われることが決定した。
ディーロ・ブラウン VS ブライアン・ダニエルソン VS クラウディオ・キャスタニョーリ VS コルト・カバーナ
コルト・カバーナがシカゴクラブ(ビリー・ゴーツ・カース)を決めてディーロ・ブラウンから勝利。
(C)ジ・アメリカン・ウルブス VS ケビン・スティーン & エル・ジェネリコ
因縁深い両タッグチームがROHタッグベルトをかけてサブミッションルール(最後はサブミッションで極めなければ勝てないルール)で激突。膝の怪我から復帰したばかりでいつもの動きに精彩を欠くエル・ジェネリコ。膝にはスティーブ・オースティンのようなプロテクターを装着している。その痛めている方の膝へ、リチャーズがチャンピオンベルトで容赦ない反則攻撃。最後はエドワーズがハーフ・ボストンクラブをジェネリコに決めタップアウト勝ち。スティーン&ジェネリコ組はあともう少しのところで惜しくもベルトを逃した。
ジェイ・ブリスコ VS リトル・グイドー・マリタート
かつてUWFインターナショナルにも所属していたヌンジオことリトル・グイドー・マリタートにジェイ・ブリスコが必殺のジェイ・ドリラーを決め勝利。
(C)ジェリー・リン VS オースティン・エリーズ VS タイラー・ブラック
オースティン・エリーズはリック・フレアーの入場曲でゆっくりと入場。立会人のリック・フレアーはリングサイドに来ることが出来なくなったとマイクで説明するオースティン。すると片手にレフェリーシャツを握ったままのナイジェル・マッギネスが登場。オレが立会人になってやると言ってレフェリーシャツに着替えリングサイドに陣取るマッギネス。試合は序盤、タイラー・ブラックへの脚攻めでオースティン有利の展開。
オースティンが鉄柱を使った変形足四の字固めをタイラーに決めるが、立会人の権限でナイジェルがカットに入る。と、ここでタイラーがリンをスモールパッケージに丸め込んでスリーカウント。チャンピオンだったリンがここで退場。突然の出来事に場内がざわめく中、ここからタイラーとオースティンの一騎打ちとなる。
この日、すでに一試合を消化しているタイラーは徐々に疲れが見えはじめ、オースティンのねちっこい攻撃に足が止まる場面も。最後は顔面への蹴りから垂直落下式ブレーンバスターをタイラーに決めて、オースティン・エリーズが史上初の二度目のROH世界ヘビー級王座を奪取。観客からは歓声と落胆の声とが入り乱れての大盛り上がり。
正直びっくりした。かつて(2005年~06年あたり)の盛り上がりが蘇ったかのような素晴らしい内容だった。どの試合もテンポが良く、興行全体をコンパクトに集中して見ることができた。定期的に開催されているTVテーピング(HDNet)でも、これくらいの盛り上がりを期待したいところだが、オースティン・エリーズの王者交代によって今後どういう展開を見せていくのか期待していきたい。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】
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ROH エジソン大会(09年5月9日)
- 2009-05-22 (金)
- Pro Wrestling | Review
5月9日 ROH@ニュージャージー州エジソン
リッキー・レイス VS エディ・キングストン
NJ近辺で人気の高いエディ・キングストンが裏拳からの体固めでリッキー・レイスに勝利。試合後、クリス・ヒーローが現れて「おまえはここにいる資格なんてねえんだよ!」とエディに罵倒する。典型的なオープニングマッチ。
スーパー・スマッシュ・ブラザーズ VS ブレント・オーブライト & エリック・スティーブンス
何故か素顔で試合をするプレイヤー・ドス。チカラプロから参戦してきたスマブラは連携技を多用。「UNO! UNO! UNO!」チャント発生。ブレント・オーブライトのハーフネルソンスープレックスが高角度でプレイヤー・ウノに決まりスリーカウント。ブレント・オーブライト&エリック・スティーブンス組の勝利。試合後に会場からスマブラの二人に「Please Come Back!」チャント。
クリス・ヒーロー VS サンジェイ・ダット
クリス・ヒーローがエルボーパッドを装着した足でサンジェイ・ダットの顔にビッグブーツを決めスリーカウント。クリス・ヒーローの勝利。むかしの船木的なアレなのかサンジェイ・ダットの背中のぶつぶつが気になる。
ネクロ・ブッチャー & デリリアス VS ジミー・レイヴ & クロウディオ・キャスタニョーリ(w/プリンス・ナナ)
緑色のバンダナで登場するネクロ・ブッチャー。会場内からは一斉に「NECRO! NECRO! NECRO!」チャント。いつもは使わないアームホイップをクロウディオに決めると、グーパンチ、キック、またグーパンチの連打。
そして何を思ったのかコーナーポストにクロウディオを持ち上げ雪崩式フランケンシュタイナー(完成度25パーセント)を決行。この日のネクロさんは一味違った。すかさず逃げ回るジミー・レイヴをペタペタと足音を立てながら追いかけ始める。ペース配分を考えないやさぐれファイトが裏目に出てしまい早くも息が切れてクタクタになるネクロさん。
最後は王族マネージャーのプリンスナナから手渡された椅子でジミー・レイヴがネクロさんの頭を殴るが全くきかず、怯んだすきにデリリアスがレイヴを背後から丸め込んでスリーカウント。ネクロ・ブッチャー&デリリアスの勝利。いつの間にかレイヴ入場時のトイレットペーパーぶん投げ大会が復活していた。
休憩
グリズリー・レッドウッド & アレックス・ペイン VS ケニー・キング & レット・タイタス
ブロックバスターとパワーボムの合体技を決めてケニー・キング&レット・タイタス組の勝利。アレックス・ペインの動き(受け身)がぎこちなく心配になる。
コルト・カバーナ VS ジョーイ・ライアン(w/プリンス・ナナ)
入場してきた時点でローション塗りたくりのジョーイ・ライアン。タレサンに下品な口ひげ、花柄のスカーフに花柄のタイツ、ローションでねとねとになった胸毛とヘソ下の毛、全てがまんべんなく濃い。今まで映像(WSX,PWG)で目にしてはいたものの実際に本人を目の当たりにするとその捨て身っぷりには清々しささえ感じる。この人は必見(ただし生で)。で、試合はレフェリーまで巻き込んだコミック風の内容。最後はサブミッションを決めてコルト・カバーナの勝利。ちなみにジョーイ・ライアンのタイツの下はTバック。
ROHタッグチーム王座戦
(C)ジ・アメリカン・ウルブス VS ケヴィン・スティーン & ブライアン・ダニエルソン
場外乱闘から試合がスタート。エディ・エドワーズの強烈な逆水平チョップでブライアン・ダニエルソンの胸からじんわりと流血。吊り天井を仕掛けるブライアン・ダニエルソンを後ろからキャッチしてそのままバックドロップを決めるデイヴィー・リチャーズ。勢いに任せてラフファイトを続けるアメリカン・ウルブス。最後はハーフ・ボストンクラブを決めたエドワーズがブライアン・ダニエルソンからタップアウト勝ちをもぎり取る金星。技のキレ、思いっきりの良さ、息のあった連携技、どれも文句の付けようのないトップヒールタッグに成長したリチャーズとエドワーズ。この勢いを止めるのはなかなか難しそうだ。
ROH世界ヘビー級王座戦
(C)ジェリー・リン VS ジェイ・ブリスコ
ROH王者に就いてまだ1ヶ月のジェリー・リン。たまたまこの会場だけかもしれないが、客席からはヒールでもないのにブーイングが発生するほどになっていた。淡々と試合は進み、リンがクレイドル・パイルドライバーを決めるがジェイがツーでキックアウト。逆にジェイがジェイ・ドライバーを決めるがこれをツーでキックアウトするリン。
しかし盛り上がりそうで盛り上がらない何ともいえない空気を漂わせながら試合は続く。客からは「Awkward Silence! (気まずい沈黙)」や「It’s Too Quiet!」と試合を茶化すようなチャントまで発生した。最後は再度クレイドル・ドライバーをジェイに決めてスリーカウント。突然のフィニッシュだった。試合後、野次を叫び続けていた客に向けてジェリー・リンが「不満があるなら家に帰ってWWEでも見てろ!」とマイク。なんとも後味の悪い試合だった。
約2ヶ月ぶりのROHは想像していたよりも十分に楽しめる内容だった。と書くと初めから期待していなかったかのようだが、ケーブルテレビのレギュラー放送(HD Net)を見る限りでは期待と不安が半々だったと言わざるを得ない。で、そのTV放送の出来についてはいろいろな意見があるだろうが、正直言ってしまうと、そりゃないだろうというくらい残念なことになっていた。というかTVテーピングよりもハウスショーの方が面白いって、それはいかがなものかと。
このインマン・スポーツクラブ(ニュージャージー州エジソン)という会場は、かつて椅子の山の下敷きになったネクロさんが巨神兵のようにムクっと立ち上がって無類の不死身っぷりを見せつけたチェアーライオットが起きた場所であり、飯伏幸太がクロウディオ・キャスタニューリを相手に好勝負を繰り広げて「プリーズ・カムバック!」チャントが発生するような、比較的ノリのいい場所だった。
しかし今は、あの頃の爆発力ある盛り上がりは期待できない。それは恐らく客層の変化が一番の原因だと思う。以前のように積極的に試合を楽しもうとするスタンス、例えば試合が膠着状態になった場面でリングサイドの鉄板を叩いて応援するといった熱のあるファン達は一体どこへ行ってしまったのだろうか。アメリカのプロレスファンは総じて自分も試合に参加しようとするポジティブな楽しみ方を持っている。が、いまは受け身のファンが増えてしまったように感じた。
昔話だけをしていても良くはならない。ならないが、このままだと昔からのファンは離れていくばかりだと思う。もちろんジェリー・リンは偉大なレスラーであることは誰しもが認めるところだが、団体を引っ張っていくチャンピオンの位置かというと、それは疑問を感じる。救世主的な新しいスターを作り上げることがこれからのカギだと思う。
で、このままの路線だと、超劣化版WWEのようなプロレスを目指すことであり、本来のROHがROHではなくなることを意味している。アメリカインディープロレスファンからすると非常に残念な選択だ。今回、リンへの野次が単なる騒ぎたいだけの野次ではないように感じられるのだが、どうだろう。今後の展開が気になるところだ。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】
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