タグ: 怪獣大戦闘

  • 怪獣を救え!Save The Kaiju!


    97年にアメリカン怪獣博士ことランド・ボーデンが立ち上げたハチャメチャパフォーマンス集団の怪獣ビッグバトルが、いま消滅の危機だという。怪獣ビッグバトルの情報サイト『怪獣大戦闘同盟』によると、低コストで制作するためグッズなどを中国へ発注していたのだが、団体のコミッショナーだった悪の科学者Dr.キューブが、なんとそれを制御してしまったとのこと。それによって怪獣ビッグバトルの経営は危機的状況に陥ってしまったという内容。

    全盛期には地元ボストンだけでなく、西海岸やサンディエゴで開催される全米最大規模のコミックコン(コミケ)などでもショーを開催していた怪獣ビックバトル。2007年には、イギリスのロックバンドBloc Partyのシングル、『Flux』のミュージックビデオを制作するなど、新世代怪獣クリエーターとして活躍していた。ところが、活動の拠点をボストンからニューヨークへと移した頃からショーの回数が激減。公式サイトの更新もままならない状況にまでなってしまった。

    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=ttcboE1GrNg]

    当ブログでもショーの模様を何度か紹介しているが、前回のフィラデルフィア大会では、その経営危機に追い込んだ張本人のDr.キューブが最後の最後で死んじゃった?、という意味深な終わり方をしている。これじゃあ断罪しようにも無理な状況。そこで、『怪獣を救え!』キャンペーンを実施することになった。その一つとしてオンラインショップによるグッズ販売。これまでに怪獣のショーで使用したビニール製のバナー(広告旗)をリサイクルして作った、ビニールバッグなどが目玉商品となっている。小さなことからコツコツと。怪獣ビッグバトルの存続の為にお一つどうぞ。というか買って下さいお願いします!


    そして、10月15日には怪獣ビッグバトルのショーがニューヨーク州ブルックリンで開催されることが決定している。タイトル名は『Save The Kaiju! 』。そのまんまである。果たして、ファンの疑問や今後の展望などが明らかとなるのだろうか。怪獣達にも不況の風は吹き荒れているのだろうか。怪獣リストラなのか…。この目で確かめたいと思う。

    写真はチカラプロ会場でグッズを売るランド・ボーデン。


  • 飯伏 「怪獣ビッグバトルに出たいです。」

     

    DDTの2009年度契約更改で飯伏選手が「怪獣ビッグバトルに出たいです。」というコメントに軽いめまいを感じた。高木三四郎選手のブログに掲載されたエントリーを読みながら、なんでまた怪獣ビッグバトルなのかと…。なんでも飯伏選手にとって今年のモチベーションは怪獣なんだそうで、さすが規格外の男は言うことが違う。にしても目指すベクトルが明後日の方向すぎる。

    そこで、去年の夏にブルックリンで開催された怪獣ビッグバトルの模様をご紹介します。まずその前に怪獣ビッグバトルとはなんぞやという話しなんですが簡単に説明すると、特撮で使用されるようなミニチュアのビルがいくつも並べられたリング上で、善と悪とで派閥に別れた着ぐるみのレスラー達が大戦闘(ビッグバトル)を繰り広げるというもの。

    で、試合を映像で見るのと実際に生で観戦するのとでは不思議と印象がかなり違う。これをプロレスとしてみるのか、それともウルトラファイト的な特撮好きの目でみるのかで感想も違ってくるはず。詳しくは、怪獣大戦闘同盟(http://www.kbbu.net/home/)でチェックできます。

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    2008年8月23日。場所はブルックリンにある民家の裏庭。敷地内に入るとほぼ中央に金網のリングが設置されていた。ブルックリンの裏庭で金網のリングに怪獣というシチュエーションからしておかしなことになっていた。メキシコ料理の出店やアルコールも販売されていて会場はいい雰囲気。辺りを見渡すとプロレス好きというよりもサブカル好きのおしゃれなファンが多め。

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    試合の前にピーランダーZのライブが始まり、怪獣ファンとプロレスファンと音楽ファンとがごちゃごちゃのごった煮状態で盛り上がった。しばらくするとビックリするくらいなで肩のレフェリーが元気よくリングイン。ちなみにレフェリーの名前はJINGI(仁義)。無駄にかっこよすぎるネーミングにしびれた。現在、怪獣たちは4つの派閥に別れていて、そのグループごとに軍団抗争が起こっているという、善と悪がはっきりと別れている内容だった。

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    で、メインイベントで掟破りなことが起きた。怪獣と怪獣が戦うからこそ怪獣ビッグバトルなのに生身の人間が突如リングイン。悪の助っ人としてROHでものお馴染みのクリス・ヒーローがヒーロー軍(ベビー)を撃破してしまった。ややこしいがクリス・ヒーローはヒールでヒーロー軍はベビー。最後にはドクター・キューブ(極悪キューブ博士)の頭を引っこ抜いて自分でそれを被りながら勝利の雄叫びをするという意味不明ムーブを披露するクリス・ヒーロー。ファンの心を引きつけるのが上手かった。最後はバッドエンドながらも盛り上がりはもの凄いモノがあった。

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    全試合終了後、リング上にはビルの残骸が跡形もなく散乱していた。夏祭りの後のような形容しがたい脱力感と、一体これは何だったんだろうという狐に摘まれたような不思議な気持ちが残った。野外の金網リングで怪獣が戦ったりするって、もうこれ非日常すぎる。で、これに飯伏選手が出場したがっているというから大変。それこそ想像もつかないような核融合が起きてしまうんではないか。いろんな意味で怖い。

    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • 初めてのカイジュウビックバトル

     

    今年の二月、ピータンダーZのケンゴさんに誘われて、怪獣大戦闘(Kaiju Big Battel)を見にニューヨークのウェブスターホールへ。会場に入るなり周りの雰囲気がいつもと違う。暑苦しくない。プオタのプの字も見あたらない。オタクはオタクでもオサレなオタクというのか暑苦しくないオタクっていうの。アメリカのプロレス会場につきものな度を超したデブな方というのがほとんど見あたらない。この客層の違いにはかなり興味を引かれた。

    ま、カイジュウビッグバトルをジャンル別けすること自体が無意味な気もするし、いきなり締めの言葉みたいで恐縮なんだけども、詰まる話しプロレスって一体何なのってことだと思う。なんかそういう大きな疑問を私の小さな脳の中でぐるぐると駆けめぐらせながら見たショーの感想はというと、DVDで見るよりも実物の方が一段とチープさ伝わってきて素晴らしくいい。正直、試合内容には納得できないところもあるにはある。けど、それを差し引いても余りあるエンターテインメントっぷりにプチ感動した。その晩も夢の中に「ウミボウズ」ていうトゲトゲの怪獣が出てきてゴロンゴロンと側転してしまうほど。

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    このショーをプロデュースしているボーデン兄弟の頭の中はどうなっているのだろうか。ただのオタクじゃないってことは確かなようだけれども、かなり気になります。次回、追ってまたレビュー書きます。   【文・ジュードーチョップ】

     

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