EVOLVEの公式HPでマーク中央の『E』にカーソルを合わせるとECWロゴらしき『E』に変わる。これは一体なにを暗示しているのだろうか。
投稿者: Yama
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EVOLVE 1
ゲーブ・サポルスキーが手がける新団体EVOLVE(エボルブ)が1月16日に旗揚げ。その一部対戦カードが発表になりました。
Official Singles Division Match
ディヴィー・リチャーズ vs, 飯伏幸太Official Tag Team Division Six Man Match
マイク・クワッケンブッシュ & ハローウィキット & フライトメア vs, グラン・アクマ & イカルス & ブロディ・リーOfficial Singles Division Match
TJP vs, 澤宗紀Official Singles Division Match
アリック・キャノン vs, リコシェQualifying Match
チャック・テイラー vs, チーチ<シングルディヴィジョン参加選手>
ブラッド・アレン
クリス・デッキンソン
ケン・ドーン
ボビー・フィッシュ
ジョニー・ガルガーノ
ジミー・ジェイコブス
カイル・オライリー
サイラス・ヤング<タッグチームディビジョン参加選手>
ルイス・リンドン & フリップ・ケンドリック (Aeroform)
コリー・チェイビス & ジョン・デイビス (Dark City Fight Club)注目はなんと言っても飯伏対デイヴィーのメイン戦。2008年のROHボストン大会で惜しくもデイヴィーに破れている飯伏は、果たしてその雪辱を果たすことができるのだろうか。一方、去年のファイナルバトルでROHタッグベルトをブリスコズに奪われてしまったジ・アメリカンウルヴスのデイヴィー。王者陥落してもなお評価がうなぎのぼりのデイヴィーにとって、飯伏との再戦は更なる進化を証明する格好のチャンスでもある。奇しくも丸腰になってしまったばかりの両者がどんな試合をみせてくれるのか期待したい。
そして、アメリカマット初上陸となる澤宗紀が、TJP相手にどこまでバチバチできるのか。「やり過ぎぐらいがちょうどいい」という澤家の家訓どおりはっちゃけた試合内容になりそうだ。そして初代タイガーマスクを敬愛してやまないTJパーキンスことTJPが、澤のバチバチスタイルにどこまで対応出来るのかも注目したい。
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クリス・ヒーローの日本語ブログ
平仮名と片仮名ならスラスラと読み書きできるほどの日本通でも知られるクリス・ヒーロー。彼の日本語によるブログができた模様です。投稿されたコメントは英訳されてすべて本人に届けられるそうです。日本にちなんだ質問やコメントなどしてみるのも面白いかなと。ヒーローならきっと答えてくれるはず。どうしていつも髪の毛サラサラなんですか?とか。
- クリス・ヒーロー(日本語ブログ) http://thechrishero.blogspot.com/
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EVOLVEの名付け親
1月16日の旗揚げをひかえたEVOLVEの要でありブッカーのゲーブ・サポルスキーが、EVOLVEへの意気込みや団体名の名付け親は誰なのか等、自身のマイスペースブログで綴った回想録的なエントリーを日本語に翻訳してみました。EVOLVEの名付け親は、あの人でした。
<ECW, ROH, EVOLVEの始まり、そしてジェフ・ピーターソンカップの感想>
EVOLVE旗揚げ戦を間近に控え、色々な感想をもらっている。楽しみにしている人もいれば、懐疑的な目で見ている人も、とりあえず様子を見ている人もいるようだ。実際のところ、私自身もどうなるのかわからない部分もある。ただ、ジェフ・ピーターソンカップを観た後では、以前のような不安感は全くなくなった。
EVOLVEのパートナーでもあるサル・ハモウイから、このトーナメントのブッキングを依頼されたので担当した。この時は、まだEVOLVEについての案が煮詰まっていない状態だった。新しいレスラー達を生で見ることで、彼らの力量や弱点などを観察するにはもってこいの機会だった。トーナメントの翌日、タンパの空港で日曜の日の出を13ヶ月ぶりに見ながら、以前にも同じような気持ちになったことを思い出していた。
ピーターソンカップは、EVOLVEの前身と言っても過言ではないだろう。つまり、若手の実力を把握するには絶好の機会だと言う事だ。ただし、EVOLVEがピーターソンカップと同じような試合を提供し、同じような雰囲気を持っているということではない。つまり16人の若く、意欲があり、才能あるレスラー達が一箇所に集まり、自分達の可能性を披露しようとしている部分が共通しているのだ。EVOLVEを観に来る人にはこのトーナメントをぜひ観てもらいたい。www.EVOLVEwrestling.com にて1月16日ニュージャージー州ラーウェイで行われるEVOLVE1の一列目及び二列目のチケットを買われた方には、特典としてピーターソンカップのDVDを配布します。
では先に述べた『同じような気持』について少し。最初は、1993年にECWのロッカールームにいた時だ。周りを見回しても知らないレスラーばかりだった。もしかしたら、どこかで試合を観たことがあるかもしれないが覚えていないレスラーか、今まで一度も観たことのないレスラーだった。彼らの名前は、タズ、トミー・ドリーマー、サンドマン、パブリック・エネミーといった。そして彼らにはあることが共通していた。彼らは若く、ハングリー精神があり、この新しい団体に対する意気込みがとても強かった。それから8ヶ月後、ポール・ヘイマンがそれまでバックステージでインタビューする時に使用していた“Eastern”と書かれたチープなバナー(看板)に、“Extreme”とスプレーで上書きするプロモをパブリック・エネミーに伝えたときのことだ。
「しっかりやれよ」と、ヘイマンはジョニー・グランジに言った。「本当に間違いなくEXTREMEと書けるんだろうな?」
「ちょっと待ってくれよ」グランジは笑いながらこう答えた。「もちろんスペルくらい知ってるさ!」
そこにいた人達は皆大笑いした。そしていよいよグランジがスプレーで書き出した時、最後の一文字まで間違うことなく書き終わるまで、皆で固唾を飲んで見守った。
その9年後、Ring of Honorという新しい団体のバックステージで以前と同じように、新しいレスラー達を囲んで座っていた。過去にどこかで観て、可能性を感じていたレスラー達だ。彼らはロウ・キー、アメリカン・ドラゴン、クリストファー・ダニエルズ、ジェイ&マーク・ブリスコ、ホミサイドそしてアメージング・レッドという名前だった。彼らにもまた共通点があった。彼らは若く、ハングリー精神があり、この新しい団体に対する意気込みがとても強かった。私は今でも、Ring of Honorという名前が誕生した時のことを覚えている。
当時、何週間もかけて「これだ!」というものを探していた。まずは何か良い単語を選ぼうという話になった。ある晩、ブロードストリートにある小さなワンベッドルームのアパートで、後に素晴らしい妻となる、その時はまだ彼女であった美しい女性と一緒にいた時に、当時のROHのオーナーであるロブ・ファインスタインから電話をもらった。
「Word Honorというのはどうだ?」すぐにその案を気に入り、電話を切ってから彼女に伝えたところ、「Circle of Honorはどう?」という返事が返ってきた。
「なかなかいいけど、Circleはちょっと違うな。」と私は答えた。「リングで戦うんだから、RING OF HONORだ!」
パズルの最後のピースがはまったようなこの感じ。同じようなことが数ヶ月前にもあった。ブライアン・ダニエルソンと私は、新しいプロジェクトについて話し合いを進めていた。このプロジェクトとは、2010年1月16日に旗揚げ戦を迎えることになるものだ。そう、WWEが断る理由もないオファーを出す以前、ブライアンは私のパートーナーだったのだ。私達は団体の名前やコンセプトについて、様々な案を練っていた。その時に、日本に行っていたブライアンから一通のメールをもらった。
「ちょっと気に入る名前を思いついたんだ。」ブライアンはこう書いてきた。「EVOLVEっていうのはどう?」
その瞬間、最後のピースがはまった。そしてその数ヶ月後、ジェフ・ピーターソン・メモリアルカップのロッカールームで、懐かしい気持ちになった。そこにいたレスラー達は、ECWやROHの最初のショウで見た時と同じような雰囲気を持っていた。彼らは若く、ハングリー精神があり、この試合にかける意気込みがとても強かった。彼らはまさにEVOLVEしようとしていた。
そして、これから新しい始まりを迎えようとしている。今では、EVOLVEのコンセプト、レスラーの質、ストーリーラインには強い自信を持っている。あとは、1月16日の旗揚げ戦を待つだけだ。ファンの人達からEVOLVEにチャンスをもらえるよう期待している。何が起こるか、素直な気持ちで見てもらえたら嬉しいと思う。今後何が起こるのか、www.EVOLVEwrestling.comや1月16日当日を楽しみにしてもらいたい。
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オースティン・エリーズ vs タイラー・ブラック
12月19日 ROHファイナルバトル @グラウンドボールルーム ニューヨーク州マンハッタン
一年を締めくくるファイナルバトルは今年もニューヨークで開催された。メインイベントは挑戦者タイラー・ブラックと王者オースティン・エリーズのROH世界王座戦が行われ、60分フルタイムドローという結果に終わった。これによりオースティン・エリーズが王座防衛を果たした。
試合開始から30分が経過したあたりで何となくフルタイム行くんじゃないかという雰囲気は確かにあった。それはエリーズが度重なる場外エスケープやチープな反則攻撃といった時間稼ぎとしかとれない試合運びから察することができた。問題なのは観客の反応だった。それは比較的遅い時間(23時頃)からメインイベントが始まったことに加え、エリーズのノラリクラリ戦法で観客の意識が「早くこの試合を終わらせてくれ」というネガティブな方へと傾いていたことだ。
次第に応援チャントが少なくなり、客のしゃべり声が目立ち始め、試合に集中できない状況になっていた。メインイベントだというのに試合途中で帰りはじめる客の姿も…。ここで一つ断言しておきたいのは今までのROHでは考えられない異常事態だということ。いくら試合がダレたとしても今までこんなことはなかった。恐らくこの一年でファン層がかなり変わってきているという証拠だろう。
試合開始から45分が経過したころ、突然試合を放棄してバックステージへ帰ろうとするエリーズをブラックが追いかけまたエリーズが逃げるという鬼ごっこ的な展開に。すると観客から失笑と共に「ディス・イズ・ブルシット!」という前代未聞のチャントが発生。ストレスと怒りを通り越して、なんともいえない笑いの境地へと。
もしかしたら59分あたりでブラックが奇跡的にサプライズ勝ちしまうのではないかと妄想してみたものの、結果はやはりフルタイムドローだった。やっぱり感というかどうしようもなく重苦しい雰囲気が会場を包んでいた。ガックリとうなだれたブラックには観客から拍手が送られていた。しかし本人は全く納得していない様子でリングをあとにした。
ファイナルバトルのメインイベントということで期待値が高かっただけにこの試合内容の落胆ぶりはかなりのものだった。何故にこのタイミングで60分フルタイムドローなのか。ファイナルバトルがこれで本当に良いのだろうか。エリーズのこのキャラはこのまま続いてしまうのかなど、色んな意味で考えさせられる一戦となった。
ただ一つだけ言えることは、ROHにとって良くなる要素はまだ必ずあるはずだということ。ラリー・スウィーニーの復帰や、クリス・ヒーローとクラウディオ・キャスタニョーリのタッグ(キング・オブ・レスリング)の復活といった新しい展開にも注目していきたい。
【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】


