投稿者: Yama

  • ウルトラマンティス・ブラックのHPリニューアル


     

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    今年の6月に行われたチカラプロ日本公演にも参戦した、極悪カマキリ僧侶ことウルトラマンティス・ブラックの公式サイトがリニューアルされました。これがまたアヴァンギャルドな作りでかなりクール。新作のTシャツデザインも逸品なのですが、既に販売中止になってしまったブラッグ・フラッグやザ・スミスのジャケをパロったデザインがまた憎たらしいほどカッコ良い。あとゴジラも。この機会に是非ご覧下さい!


    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • ピンキー・サンチェス インタビュー/Pinkie Sanchez Interview


    ど派手なコスチュームと人を食ったようなレスリングスタイルで試合会場を一気に明るくしてくれるピンク色のニクイ奴。今回は、マンハッタン・ドロップ注目の若手インディーレスラー、ピンキー・サンチェスにいろいろと話を聞いてみました。


    ――よろしくお願いします。では先ず、あなたのプロレスの師匠を教えてください?
    僕は、ACE(American Championship Entertainment)という団体のスクールで3年ほどトレーニングしていたんだ。師匠はアズリエル(Azrieal)。他にもグリム・リーファーとか何人かに教わってはいるけど、主に師事していたのはアズリエルだよ。プロになってからは2年になる。

    ――小さい頃からプロレスが好きでしたか?
    もちろん!小さい頃はよくプロレスを観ていたよ。ハルク・ホーガンが好きだった。4歳の時にプエルトリコに行ってからはプエルトリカンのプロレスやルチャリブレも観るようになったんだ。パソコンを使うようになってからは、日本のプロレスも観るようになったんだ。

    ――あなたはいままでCZWやPWS、それにCHIKARAなど、東海岸の様々なインディー団体に出場していますよね。デスマッチであったりルチャスタイルであったりとその団体のスタイルに違和感なく対応してるように見えるんですが、あなた自身では自分はどのようなファイトスタイルだと思いますか?
    自分自身ではドラゴンゲートのCIMAだったり、TAKAみちのく、獣神サンダーライガーを混ぜたようなスタイルを目指してるんだけど、自分のファイティ ングスピリットの根本にあるのはエンターテインメント。リング上でダスティン・ローデスやハルク・ホーガンのような動きをするのもそのせいなんだ。

    ――いわゆる“コミック”と云われるスタイルのキャラクターで、ウルトラバイオレンスなデスマッチもこなしてしまうわけですが。
    CZWには上がっていたけど、実際にそこまでのデスマッチはやっていないんだよ。でもデスマッチは好きだよ。まず情熱がないとあそこまでのものって出来ないでしょ?本格的なデスマッチをやるとしたら、まだまだ何年も先の話!僕は、ホミサイドのようなハードヒットなスタイルと、コミックをごちゃ混ぜにしたよ うなスタイルを目指しているんだ。ストロングスタイルというには、僕はまだまだ弱すぎるからね。

    ――日本のプロレスが好きということですが、対戦してみたい日本の選手はいますか?
    うーん、難しい質問だなぁ。まず、いつの時代の誰でも良いって言うなら、大仁田かな。手にチェーン巻いてさ、電流爆破マッチをやる!あれはすごいよ…。そ れか、武藤か小橋。あのチョップを何度も胸で受けて、まだまだー!ってやりたい!今の選手なら、飯伏幸太。このまえチカラプロでの試合を目の前で観たけど、 彼は凄いよね。彼と思いっきり試合をしてみたいなぁ。

    ――で、また何でピンク色を基調にしたコスチュームを選んだのですか?
    それはー、みんなが僕のことを「ピンキー!ピンキー!」と呼ぶようになって、それでピンクしかないなと。

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    ――話題を変えて、好きなテレビ番組は?
    メタロカリプス(Metalocalypse)は大好きだよ。あのアニメ番組は狂ってて最高。アダルト・スイムも。ああいう狂ったアニメが大好き。

    ――好きな音楽は?
    メタル大好き!ドラゴンフォース!(メロイックサインを振り上げたまま)オーイエー!あっ、でもマイケル・ジャクソンも好きかなあ。プリンスとかクリス・ブラウンとかも。あー、でも彼がやったことは評価できないけどねー(恋人のリアーナに対する暴行で話題になった)。メタル好きでダンスミュージックも好きってことかな。ドラゴンフォースとかのメタルは、トレーニングする時にすごく良いんだよ!腕立てとかする時に聞くでしょ?そうするとガンガンできるんだよ(笑)自分の限界を超えてもトレーニングを続けることができるってわけ。よし、まだまだ!って(笑)

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    ――あなたの入場曲(Toni Basilの「Hey Mickie」)といい、マイコー風のコスチュームといい、全て80年代テイストっていうのは何か理由があるんですか?
    おーイエス。お母さんが80年代の人だからね。その影響でマイケル・ジャクソンとかよく聴くようになったんだ。それでかな。

    ――そういえばこれは是非お聞きしたかったのですが、このまえチカラプロの試合会場で子猫を連れていたのを見かけたんですがー、あれは?。
    あーあれは僕の猫だよ。まだ3ヶ月で可愛いのなんの。いつも肩に乗っけて連れて歩いてるんだ。僕の初めてのペットなんだ。

    ――では最後に、日本のプロレスファンへメッセージを。
    日本のプロレスファンはとても熱狂的だから、そんなファンの前で試合をしてみたい。どこでも誰とでも良いから、もし日本で試合をする機会に恵まれたらとても光栄だよ。



    [youtube:http://www.youtube.com/watch?v=mspBOag-Hx8]

    一見してとてもレスラーとは思えない細身のカラダだけれども、それを補ってあまりある強烈な個性とプロレスに対する情熱は生半可ではないピンキー・サンチェス。ドリフのもしもシリーズで例えるなら、『もしも、人を笑わせようと頼んでもいないのに面白アクションを連発してしまうクラスに必ず一人は居るひょうきんな奴がそのまんまプロレスラーになったら』、みたいなキャラクター。インディーならではと言ってしまえばそれまでだが、若干19歳にして自分のスタイルを掴んでいるように見えるから、末恐ろしい。マンハッタンドロップはこれからも彼のことを注目していくつもりです。


    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • ブレット・ハート


    9月26日 ROH@グラウンドボールルーム ニューヨーク州マンハッタン

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    ROHニューヨーク大会ではお馴染みの、「オールドスクールレスラーをゲストに呼んでみましたがー」のコーナー。今回のゲストは90年代を代表するWWFのスーパースター、「ヒットマン」ことブレット・ハート。これといって特に注目すべき発言があったわけでもなく、逆にこれもアリかなと思えるほど低いテンションでニューヨークでの思い出なんかを語ってくれたブレット・ハート。腹はでていたけれども、ヒットマンオーラというのかその存在感はさすがだった。うっすらとドン・ジョンソン似。


    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • ケニー・オメガ vs クラウディオ・キャスタニョーリ


    9月26日 ROH@グラウンドボールルーム ニューヨーク州マンハッタン

    クラウディオの入場と同時に会場のファンから大ブーイング。いつものロックマン2ミックスではない曲がかかるとエントランスにケニーが現れる。とそこでいきなり波動拳ポーズ。クラウディオが脱いだ手袋でケニーの頬を叩くと、こんどはケニーがショートタイツのちょうど股間の辺りをまさぐり始める。手品師のように取り出したのは同じく手袋。それでクラウディオの頬をペシッと叩きかえすケニー。

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    そんな拍子抜けな流れで試合がスタート。ストップ延髄斬り、ダイビングボディーアタック、跳び箱式フェイスクラッシャー、とストリートファイターのハメ技のように次々と技が決まる。クラウディオが攻めるとブーイング、ケニーが反撃すると大歓声、といったわかりやすい客の反応がつづく。

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    フランケンシュタイナーも決めて更に勢いづくケニー。ガッツポーズを披露する。クルクル具合(髪の毛)と調子の良さは比例するのかこの日のクルクル度はかなりのもの。

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    しかし勢いづいたのも束の間、すきを突かれて軽々と担ぎ上げられてしまうケニー。そのまま豪快なエアプレーンスピンを仕掛けるクラウディオ。しかも最後はホールドしていた手をはなし、ケニーを肩だけで支えたままクルクルクルーと回すという怪力っぷりを披露する。平衡感覚を狂わされマットに叩きつけられるケニー。クラウディオがカバーに入るがカウント2.89でキックアウト。

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    フラフラになりながらも必殺の波動拳を発射するケニーは、すかさずクラウディオを肩に担ぎ上げてクロイツ・ラスを狙いにいく。がしかし、肩車させられた状態のクラウディオは、投げられまいとレフェリーの胸ぐらを掴んで必死に抵抗する。体勢が崩れクロイツ・ラス失敗。レフェリーが倒れているすきに、ケニーの股間へローブローをぶち込むクラウディオ。悶絶するケニーを押さえ込んでそのままスリーカウント。クラウディオ・キャスタニョーリの勝利。

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    いつでもどこでも全力で戦うのがプロレスに対するポリシーだというケニー・オメガは、この日もトリッキーかつ機敏な動きでニューヨークのファンから大声援を浴びていた。この日のケニーは、ジャンプ力の高さ、技のキレ、波動拳の時のアー顔、どれを取っても素晴らしかった。そして改めて感じたのは、アスリート揃いのROHの中でもケニーの身体能力はずば抜けているということ。日本で見せているいつものファイトスタイルと全く変わらないのもケニーらしいと思った。ヒールスタイルのクラウディオは、試合内容にむらがあるものの、この日はオーソドックスなヒールらしさが光っていた。あともう一歩のところで負けてしまったが、ケニーにはメイン級のレスラーに食ってかかるような貪欲なところをもっとアピールして欲しい。いつの日かROHのメインでケニーのアー顔が見てみたいなと。


    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • ジ・アメリカンウルヴス vs ケビン・スティーン&エル・ジェネリコ


    9月26日 ROH@グラウンドボールルーム ニューヨーク州マンハッタン

    Ladder War 2

    “Ladder War”とは、2007年9月にシカゴで行われたROHでは初のラダーマッチ(ケビン・スティーン&エル・ジェネリコvsブリスコブラザーズ)で、今回が2回目。試合形式はいたってシンプル。天井から吊されたROHタッグチャンピオンベルトを先に取った方が勝ちというものだが、テーブルやパイプ椅子も使用可とあってかなりブルータルでハードコアな試合形式となっている。

    ジ・アメリカンウルヴスのエディ・エドワーズが、前日のボストン戦で右肘を骨折というアクシデントに見舞われしまい出場が危ぶまれていたが、なんとコルセットで肘を固定したまま試合に出場するという男っぷり。この一戦にかける決意の程がうかがえる。

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    序盤でいきなり場外乱闘。両者揉みくちゃになりつつも、リング上にラダーと2つのテーブルがセッティングされている。ジ・アメリカンウルヴスをテーブルに寝かせると、スティーンとジェネリコがラダーに上りテーブルめがけてダイブを試みるが失敗。そのままスティーンとエドワーズは場外へ。そのすきにジェネリコがベルトめがけてラダーを上ると、慌ててデイヴィーがカットに入る。

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    ラダーの頂上で揉み合いになる2人だったが、顔面にパンチが入ってデイヴィーがフラフラ状態に。するとすかさずラダーの頂上を飛び越えて、ジェネリコが下のテーブルめがけてサンセットフリップ式のパワーボムを決行。食らったデイヴィーは白目をむいてノックアウト状態。テーブルは真っ二つに。会場のファンからは割れんばかりの「Holy Shit !!」チャント。

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    チャンスとばかりにジェネリコがラダーを駆け上るが、場外にいたエドワーズがカットに入る。反対側の段から駆け上ったエドワーズは、ジェネリコを捕まえてもう一つのテーブルへ投げつける。腰を強打したジェネリコはぴくぴくとジャンボの痙攣状態。今度はスティーンが一番大きいラダーをリング中央にセッティングして上り始める。あともう少しというところでエドワーズがラダーごと倒して阻止。

    倒れた勢いでスティーンがエプロンとリングサイドフェンスに架けられたテーブルに墜落。ここでまたファンから「Holy Shit !!」チャント発生。粉々になったテーブルの上でスティーンはぴくりとも動かない。倒れたラダーをリング中央にセットしなおしたエドワーズが、痛めた手をかばいながら一段ずつ駆け上る。しかしジェネリコがゾンビのように起き上がり、同じラダーの逆の段からエドワーズを追う。

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    一度はベルトに手がかかったジェネリコだったが、下にいたデイヴィーがカットに入る。パイプ椅子で背中を強打されたジェネリコは、だらーんと逆さ吊り状態に。手負いのエドワーズに代わってデイヴィーがラダーに上り、天井から吊されたタッグベルトを奪取する。ジ・アメリカンウルブスの勝利。

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    まるでテーブル葬の見本市みたいな試合だった。ここ最近では控えめだったハードコアな試合で、恐らくテレビテーピングでは観ることの出来ない内容ではあったものの、あまりレア感のないラダーマッチだったという印象。ただし肘を骨折してまでもラダーマッチに出場したエディ・エドワーズのプロ根性はすごいと思った。逆にエドワーズが万全の状態だったらもっと違った展開になっていたのかなと。今週中にプレートを入れる手術を受けるというエドワーズ。今後のジ・アメリカンウルヴスの動向が気になるところ。一体タッグベルトはどうなるのだろうか。


    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】