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  • Necro Butcher


    Necro Butcher
    【名前】ネクロ・ブッチャー 【生年月日】1973年7月13日 【出身地】ウェストヴァージニア州モーガントン 【身長】188㎝ 【体重】104㎏ 【得意技】技の八割がグーパンチかキック、残りの二割で凶器攻撃かボディースラムなど、しかし最大の武器は技の受けそのものにある 【経歴、タイトル歴、エピソード等】 本名は、ディラン・キース・サマーズ。リングネームのネクロ・ブッチャーは、ノルウェーのブラックメタルバンド”メイヘム”のベーシストであるネクロブッチャーに由来するという説もある。1998年にプロレスデビュー。IWAミッドサウスをはじめ、PWG、CZW、Chikara、ROHなど、全米各地のインディー団体を渡り歩く。現在は、東海岸エリアのプロレスリング・シンジケート(PWS)のコミッショナーを務め、ROHではジミー・ジェイコブス率いるエイジ・オブ・ザ・フォールのメンバーでもある。試合コスチュームはヘロヘロのTシャツにボロボロのジーパン、裸足、そして麻の葉をモチーフにしたベルトバックルを愛用している。技の受けには定評があり、往年のジプシー・ジョーを彷彿とさせ、ニックネームはデスマッチジーザス。無類のビール好き。   【文・ジュードーチョップ】

  • PRO WRESTLING SYNDICATE @Yonkers, NY (03/22/08)

     

    2007年6月に旗揚げをしたプロレスリング・シンジケートの4回目の興行です。今までの3回はニュージャージー州で行われていたのですが、今回は ニューヨーク州に場所を移しての開催となりました。このPWS、旗揚げ戦から一貫して言えるのですが、出場しているレスラーのレベルに非常にばらつきがあ るとても不思議な団体です。サブゥー、サモア・ジョー、ジェリー・リン、アビス、スティーブ・ウィリアムス等が試合をする一方、お尻にパットを入れている 練習生レベルのレスラーも出ています。またスペシャルゲストとしてキャプテン・ルー・アルバノ、ブルータス・ビーフケーキなどが会場に姿を見せるとても謎 の多い団体なのです。また事前に告知をしていたレスラーが出ないことも多く、今回はサブゥー、そしてゲストのオックス・ベイカーの来場がありませんでし た。そしてこの団体のコミッショナーがネクロ・ブッチャーなのですが、これらの情報からこの団体のカラーを想像頂けるかと思います。

    今回はPWS初の王座を決める試合ということで、12人のレスラーによる王座戦トーナメントが開催されました。エントリーされたのは、テディ・ハー ト、ジャック・エヴァンス、トレント・アシッド、ラッカス、”M-Dogg20″マット・クロス、デヴォン・ムーア、ダニー・デマント、ジェリー・リン、 ケニー・オメガ、トミー・スエード、ケヴィン・マシューズそして当日発表の謎のレスラーの計12人のレスラー。試合形式ですが、まずはタッグ戦。その後勝 利したタッグチームのパートナー同士がシングル戦。その次には三つ巴戦で王座決定という仕組みです。

    (さらに…)

  • サンドマンvsネクロ・ブッチャー

     

    久々にインディー団体でサンドマン対サブゥーの試合が実現すると聞いて、試合会場のあるニューヨーク州ヨンカース(ブロンクスの北)へ車を走らせる。この二人の試合なら盛り上がらないわけがない。と、いろんな妄想をしながら車を運転しつつ、楽しみすぎて興奮のあまり一人で薄ら笑いを浮かべていた。怪しい。自分で言うのもなんだがかなり怪しい人になっていたはず。

    会場はそこら辺によくある普通の体育館で、インディー団体独特の匂いというか、のほほんとした雰囲気が充満していた。チケット売り場で子連れの女性客に「入場料はおいくらかしら?」と尋ねられ、スタッフでもないので思いつくまま「15ドルか20ドルくらいですかね」と答えると、「あらー、まー、じゃーもう帰りましょー」てなことを言いながら子供の手を引いて外に出てしまうくらい、客層がプロレスマニアとは限らないのもアメリカインディーの特徴。またこの試合前のまったりとした時間が堪らない。

    で、30分遅れで興行開始。前座試合、子連れお父さん用に女子レスラーの試合、レスラー12名によるトーナメント戦と続いて、やっと待ちに待ったサンドマン対サブゥーの試合が始まろうとしたその時、何故かデスマッチジーザスことネクロ・ブッチャー(ノースリーブにボロボロのジーパンそして裸足)が突然のリングイン。何があったのか訳が分からない。しばらくリングの様子を伺っていると、どうやら今夜の試合にサブゥーが出場できなくなった、ということらしい。あまりにも突然すぎで笑った。というか笑うしかなかった。

    そこで、コミッショナーであるネクロ・ブッチャーが代わりにサンドマンと対決するという強引な展開に。ネクロウォッチャーでもある私にとって願ってもないカードがいま目の前で決まろうとしている。この興行で唯一の盛り上がりどころなので、興奮ゲージがレッドゾーンへ。というかネクロ対サンドマンて東宝特撮映画の題名(ゴジラ対ビオランテ)みたいでかっこいい。これは相当やばいことになると期待をふくらませながらサンドマンの入場を待っていると、いきなり後ろから「グワァー!」というゴリラの遠吠えのような奇声が聞こえてくる。すると会場内にメタリカの「エンターサンドマン」が大音量で流れ出し、真後ろの扉がガバッと開いて、6本パックになったバドワイザーと竹刀を持ったサンドマンがズザーンと仁王立ち。

    一瞬だけサンドマンがラオウ(ケンシロウの義兄)に見えた。惚れ惚れした。試合をする前からこんなに格好良くていいのかってくらい格好いい。で、お決まりのアレが始まる。アレとはビールをがぶ飲みしたりファンにぶちまけながら会場内を一周するビールマラソンのことで、これが正味10分ほどつづく。アメリカのファンはノリがすこぶる良く、餌をもらう錦鯉のように口を開けてサンドマンからのビールお裾分けを待つ。あっちにもこっちにもサンドマンにビールを飲ませてくれたと大喜びするファン達が骨折しそうな勢いでガッツポーズをする。かなりのケイオス状態へと突入。

    そういった前置きが延々と続いたあと、思い出したかのように突然と試合が始まる。竹刀を振り回しながら意味不明なことを叫ぶサンドマン。負けずに意味不明なことを叫ぶネクロ・ブッチャー。うわあ、漫画みたい。と磁場が狂い始めるのを感じながら自分のカラダが前のめりになる。リング上でにらみ合う両者。ロックアップと同時にカラダがよろけるサンドマンはかなり泥酔状態。あとはもう、推して知るべしというか、グダグダのダラダラでボロボロな状況にファンも呆れ気味。当然ながら試合が成立するわけもなく、サンドマンがネクロを丸め込んでピン。場外乱闘も流血もなし。

    期待が大きかっただけに、あまりにも悲惨な試合内容すぎて、ニューオーダーのライブが本当にへたくそだったような、そんな何ともやるせない気持ちになる。そのグダグダなところがいいんだよ、と強引に肯定する人もいるだろうが、もう肩すかしを食らったあとにまた肩すかしみたいな、軽い怒りみたいなものまで感じた。そんな新旧デスマッチレスラーの一戦でした。もし今度があるのならアルコールはほどほどにお願いしたいです、できることなら。   【文・ジュードーチョップ】

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