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  • ネクロ・ブッチャー(海外の)情報

     

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    10月25日、ROHエジソン大会においてFIP世界ヘビー級王座戦が行われます。現FIPチャンピオンの潮崎豪に対する挑戦者は、なんと!やさぐれプロゴルファー猿ことデスマッチジーザスの我らがネクロ・ブッチャー。プライベートでは潮崎豪Tシャツを好んで着ているネクロさんですが、試合となれば話しは別。グーパンチと足蹴りオンリーの狂乱ファイトでFIP王座奪取といきたいものです。出番です顧問!

    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • 月刊 ネクロ・ブッチャー


    念願だった両国国技館でカシンとRVDを相手にひどいやられようにもかかわらず、一部のファンを魅了しまくった我がマンハッタンドロップ顧問(本人承諾済み)のネクロさん。ひさしぶりにお会いしたら、また一段とだらしないカラダになっていたので一安心。ネクロさんウォッチャーの方ならご存じの通り、一時期の激痩せした頃が嘘のよう。だらしないカラダだからこそネクロさんなわけで、グッドシェイプしたネクロさんなんてストレートヘアーの天龍源一郎よりもありえません。ここはひとつ本来のやさぐれた姿へと更に戻って欲しいものです。そんなネクロさんに近況などを聞いてみました。

    ――いやーお久しぶりです。日本での活躍ぶりはネットや雑誌で逐一チェックしていますよ。

    (ネクロ・ブッチャー 以下顧問) おおーひさしぶり。両国の試合は観てくれた?

    ――動画共有サイトで少しだけ観ました。また思いっきり流血していましたね。やはり、大相撲が好きなネクロさんにとって両国はいつも以上にエキサイトされたんじゃないですか?

    (顧問) 大相撲の殿堂って言われている両国国技館で試合ができたなんてとても誇りに思うよ。

    ――ところで、例の奥さんのトラブルは解決されたって聞きましたけど?

    (顧問) あーあれね。もうワイフとは一緒に住んでるし、ひとまずは解決したよ。

    ――それはよかった。これでまた思う存分イノキゲノムで暴れられますね。

    (顧問) ああ。

    ――唐突ですけど、いままでで最も印象に残る試合とかってあります?

    (顧問) んー。三年くらい前かなあ、ジプシー・ジョーとの試合。ジプシー・ジョーはオレにとってアイドルだから。

    ――ジ、ジプシー・ジョー!実は、はじめてネクロさんの試合を観たとき、真っ先にジプシー・ジョーを連想したんですよ。動きといい、なんとも味のある風貌といい、ジプシー・ジョー二世だなと。

    (顧問) ワーオ。それは光栄だよ。

    ――あと、練習は一切しないって本当ですか?

    (顧問) 一切しない(キッパリと即答で)。

    ――試合前のウォーミングアップとかも?

    (顧問) 一切しない。強いて言えばビールを飲むことが練習だな。

    ――がははっ。ビールトレーニングですね。では、いまネクロさんが最も注目しているデスマッチファイターは誰ですか?

    (顧問) んー。

    ――例えばいまだと、ブレイン・ダメージだとかドレイク・ヤンガー、それにダニー・ハボックとかいますよね。

    (顧問) あっ、一人いる。男じゃないんだけどすごいのがいるぞ。その名前は女子レスラーのミッキー・ナックルズ(現在はムースというリングネームでTNAに出場していたが足の怪我で戦線離脱中)。彼女こそデスマッチファイターだ。オレが保証する。

    ――デスマッチ・ジーザスのネクロさんが認めるデスマッチファイターが女子レスラーだなんて、意外です。名前は聞いたことありますが、まだ実際には観たことないです。男顔負けの血みどろファイトをするっていう。

    (顧問) そうそう。彼女はマジですごいよ。

    ――では最後に、いままで一番痛かった、もうやりたくないデスマッチアイテムは何ですか?

    (顧問) あーそれはね、誰がなんと言おうとサボテンだね。あれは最悪。サボテンマッチの後は何週間も体中にトゲが刺さったまま抜けないんだ。もう体中がチクチクチクチクしてたまんないぞ。

    ――げげっ。サボテン恐るべしですね。ということは、もしミッキー・ナックルズとサボテンマッチをやることになったら?

    (顧問) ノー! ものすごく最悪!でも、やれって言われれば、誰とどんなデスマッチスタイルでもやってやるけどな(拳を握りながら)。

    ――むかしからのネクロさんファンからしたら、いまの試合内容というのは本来のネクロさんではないと思うんです。あの頃の血みどろなデスマッチを見せてください。

    (顧問) それはオレもわかってる。わかってるよ…。


    お気に入りの潮崎豪Tシャツ姿がまた一段とかっこいい。そしてデスマッチファイターとしての誇りと輝きに満ちたネクロさんの後ろ姿にしびれました。また機会があれば月刊ネクロ・ブッチャーとして定期的にお話を聞くつもりです。需要がなくてもやります。

    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • ネクロ・ブッチャーvsジェイ・ブリスコ


    2008年6月7日 ROHフィラデルフィア大会

    しかしまあ、アメリカのプロレスオタクというのはネクロ・ブッチャーに一体何を求めているのだろうか。いまROHにかぎらず凄い人気なのだけれども、外見だけなら間違いなくプロレス界のワースト3に入る我らがマンハッタンドロップ顧問のネクロさんが、どちらかというと精悍な面構えで雰囲気のあるブリスコ兄弟の兄ジェイとハードコアな試合をすると聞いてフィラデルフィアまで駆けつけた。

    このフィラデルフィアのナショナル・ガード・アーモニーというところは、比較的なんでもオーケーな自由度の高い会場で、ハードコアな場外戦もありだし、照明やぐらからダイブしてもいい。してまたオリジナルECWの本拠地がちかいエリアだけに、ダイハードなハードコアファンが多いので、ネクロ対ジェイの試合は盛り上がること必至のはず。ていうことを考えていると、「ウガァー!」という雄叫びとともに、ネクロが裸足で入場してくる。頭はきれいに刈り込んで、もちろんボロボロのジーパン着用。いつものネクロさんだ。

    リングインするやいなや、この試合はレフェリーなんていらねーと言わんばかりに、レフェリーのポール・ターナーを場外に投げるネクロ。片手をぐるぐると回しながらリングを徘徊する。つづいてジェイ・ブリスコが入場してくると、いきなり場外戦へと突中。ゴングが遅れて鳴らされる。リングの周りに7~8列ほどのイス席が設置してあり、当日券用の雛段席が一面だけ用意されている。そのリングサイドの客席を殴ったり蹴ったりしながらグッチャグチャにする二人。武器として自分の座っていたイスをジェイに差し出すファンやら、興奮してネクロに中指を立てるおばさんもいたりしてケイオスな状態。

    かなり固いと思われるイスでネクロの背中をがんがん殴るジェイ。「行くぞー!」みたいなことを叫んだジェイは、折りたたんだイスを地面に並べて、雛段の真ん中からネクロをパワーボム。ドスンという鈍い音。ファンからは「プリーズ・ドント・ダイ!」コール発生。ネ、ネクロが死んじゃう、と思った。しかし、技の受けなら世界一のネクロはフラフラになりながら立ち上がってくる。ゾンビかっ。というか見た目はかなりゾンビ。

    ひととおり場外戦をやり終えると、リング上へと戻る二人。その瞬間、エイジ・オブ・ザ・フォールの二人(タイラー・ブラックとジミー・ジェイコブス)が乱入してくる。するとそこへ怪我で欠場中の弟マーク・ブリスコが兄ジェイを助けにエントランスから走ってくる。タイラー・ブラックを場外へ投げてダウンさせ、捨て身のトペを決める弟マーク。勢いに負けたタイラー・ブラックとジミー・ジェイコブスはマークから逃げまどうばかり。そのままマークが二人をバックステージへと連行して、リング上はネクロとジェイ・ブリスコの二人だけが残る。

    ジェイが折りたたみイスを持ってネクロに襲いかかる。そのチカラで叩いたら記憶が飛びますっていうくらいのフルスイングでネクロの頭を椅子で強打。よろけるネクロ。しかし人間では出せないような獣系の周波数で「ウオォー!」と叫びながら、よたよたとジェイへ向かっていくが、再びジェイがバチコ~ンとフルスイング。もう駄目だろと思いきや、ここからがデスマッチジーザスの本領発揮、また「ウオォー!」と雄叫びを発して反撃開始。場外の鉄柵を強引に外してリングへと投げ入れるネクロ。目の色が完璧におかしいことになっている(放送コードぎりぎり)。

    で、そのフェンスをリング中央に立てかけ、アトミックドロップのような体勢でジェイを持ち上げてフェンスにまたがられるようにして落とすネクロ。非道すぎる。BADBOY非道よりも非道。さらにネクロは鉄板でもって右に左に悶絶をうちながら倒れるジェイをぶん殴る。フォールに入るがカウント2でキックアウトするジェイ。こんどは固いフェンスをコーナーに立てかけ、おもいっきりジェイを投げつける。すると超人的な底力でもって息を吹き返したジェイは、逆にネクロを鉄柵へと投げつける。カウント2でキックアウトするネクロ。ファンからの声援が一段と大きくなっていく。しかし最後は強引にジェイを持ち上げ、鉄柵の上にタイガードライバーを決め、ネクロがスリーカウントを奪取。ノンPPVマッチだからか、メインイベントにしてはあっけない幕切れだった。

    試合後、顧問に挨拶するためバックステージへ向かうと、足を引きずりながら顧問自ら私たちの元へやってくる。すると、試合でやってしまった傷口を手で開いて見せようとする顧問。なにやら白いものがこんにちはしていて、パックリすぎるくらいパックリと切れている。うあー見たくないみたいな仕草をすると、「ほれ、ほれ、見てみー」とまた開いて見せようとする。普段、私たちが朝起きたら顔を洗うみたいなのと同じように、試合したら全身傷だらけという状況がデフォなんだなと思うと、顧問のいる世界ってとんでもないところで、しかも、笑顔でピースサインというね。顧問の魅力はきっとこれなんだなと思った。

    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】

  • プロレスリング・シンジケート(PWS)という団体

     

    今回はプロレスリング・シンジケート(以下PWS)をご紹介したいのですが、うちの顧問ネクロ・ブッチャーがコミッショナーということ以外、基本的なデータというものが少ないので正直言って説明をする自信がない。ただ言えることは、「ど」が付くほどのインディー団体だということ。それとインディーのわりに出場するレスラーが無駄に豪華という、ボロボロの定食屋に入ったら料理人が道場六三郎だったみたいなアンバランスなゆるさという。

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    会場はクイーンズにある高校の体育館。入場料は当日券で20ドル。このクラスだと平均的な値段かすこし高いくらい。リングサイドはもう少し高めだが自由席の雛段で十分だ。土曜日というのもあるが親子連れで来ているお客さんが多い。してまたこの子供達が血の気が多いのばっかりで、そこらじゅう走り回ったり、プロレスごっこしたり、それがエスカレートしてケンカしたり、売店で買ったシコデリコのマスクを被るコアな子供がいたり、もうあっちもこっちも子供だらけ。プロレス会場に子供が多いていうのは基本的に良いことだとは思う。思うんだけれども、多すぎっていうのもプロレスを見る環境としてはあまり好ましくない、気もする。

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    でまた、そんな子供達が知るはずもないような、大御所のグレッグ・バレンタイン対ブルータス・ビーフケーキなんていう試合があること自体が的外れすぎて笑える。需要と供給のバランス完全無視。あと念のためにもう一度書きますけれども、あのネクロ・ブッチャーがコミッショナーですからね、この団体。その時点で軽くボケかましているわけです。誰かつっこむべき。

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    かと思うと、元ECWのザ・ゾンビがパイプ椅子を持ち、「ウガーッ!」と叫びながらリングを一周して帰って行く。それだけ‥。ほとんどレッスルせずに終わり。そんな扱いをされてザ・ゾンビはいいのか、と余計な心配をしてしまう。ま、いいんだろうな。で、TNAのアビスがネクロさんと対戦するからというので来てみたら、急遽カードが変更になっていた。ネクロに代わって元ECWのボールズ・マホーニーがアビスと戦うことに。PWSの特徴としてはホームページに対戦予定カードを大々的に載せたあと、なんの説明も無しに当日になってカード変更をするパターンが多い。いや、本当はそんなことはしっかりと説明してもらわないといけないわけだが、とにかく投げっぱなしが多すぎる。

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    旗揚げ戦のときはスポーツセンターの食堂から借りてきた鍋をゴング代わりにしていたり、リングサイドのフェンスが薄っぺらのベニヤで作られていたり、トホホなことだらけ。もうこの際だからはっきりと言いますと、怪しい(もちろん良い意味で)団体であることは間違いない。まあ、いわゆる、つっこみどころ満載なのです。そんなPWSをこれからも取材していきますのでお楽しみ。

    【文・ジュードーチョップ】

  • ネクロ・ブッチャー夫人 ミニインタビュー / Mrs.Necro Butcher Interview

     

    2008年5月10日 ROHニューヨーク大会の後。

    ネクロVS森嶋という、響きも絵面もトンデモナイ一戦に度肝をぶっこ抜かれたこの日の大会も無事終了。お客さんもみんな引いた会場のロビーで待つ事数分。来ました!出て来ました!おじさん!いや、みんなのアイドル。ネクロ・ブッチャー!おつかれさんです、顧問っ!今日もいつものネクロファッション決まってま…あっ!今日はアロハじゃない!Tシャツじゃん!ネクロといえばアロハというイメージがインプットされているボクにとってTシャツ姿のネクロなんてネクロじゃない!…ん?でもちょっと待って‥。そのTシャツにプリントされている文字をよく読んでみれば「Keep it Green」。「緑を守ろう」ってなんて素敵なメッセージ!さすがだ‥ネクロさすがだ‥。声を大にして叫ぼう!「だからネクロが好きなんだーッ!」

    「森嶋に喰らわしてやったよ、ははは。」的な会話をボクらとしつつも、すぐソコに座っているROHの副社長が気になる様子のネクロ。そうかそうか、そうだよね、すんませんでした。そうです、ネクロはココからビジネスの時間。ライターという立場にありながらボールペンを無くしてしまい「今日のレポートは全て記憶のみに頼るか?」と無謀な考えが頭をかすめ始めたボクに、快くペンを貸してくれたROHの副社長。彼の元に今日のファイトマネーを貰いに行かなきゃなんです、顧問は。前回は副社長の財布から直接現金を手渡しされているところを目撃。「え?とっぱらい!?」って軽くビビりましたけど。

    副社長にも「森嶋に喰らわしてやったよ、ははは。」と身振り手振りを交え話すネクロのそばを離れ、会場の外に。入り口付近にネクロ夫人を発見!「行くか!?突撃インタビュー行くか!?」という事で「エクスキューズミー‥。ネクロの奥様ですよねー‥?」と近づく怪しい日本人約一名。

    おまっとさんです、ミセス・ネクロへのミニインタビューです!

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    ――まずはお名前を教えてください。

    (夫人) 「バージニアよ。みんなからはジニーって呼ばれてるわ。」

    ――ネクロは日本のインディーシーンではカリスマ的な人気を誇っているんですが、その事についてどう思いますか?

    (夫人) 「文化も習慣も違う国で、しかもアメリカと違ってまずレスリングありきの日本のプロレス界でアレだけみんなに認めてもらってるなんて本当に誇りに思うわ。」

    ――ネクロとの出会いを教えてください。

    (夫人) 「彼がテキサス州のデントンのXCWっていう団体でレッスルしてた頃に出会ったの。私の元カレが『凄いレスラーがいるから見に来い。』って言うから試合を見に行ったんだけど、初めて見たその試合で彼の事を好きになっちゃったの。それから一緒に良く遊ぶようになって付き合うようになったの。」

    ――お腹に赤ちゃんいるんですね。おめでとうございます!

    (夫人) 「ありがとう。」

    ――男の子ですか?女の子ですか?

    (夫人) 「女の子よ。」

    ――名前はもう決まってるんですか?

    (夫人) 「エイミーよ。」

    ――もし差し支えなければネクロがどんなプロポーズしたか教えてもらえますか?

    (夫人) 「全然OKよ。あるプロレス会場で試合を終えた彼がリングの上からマイクを使ってこう言ったの。”オレには今好きな人がいる。バージニア、オレと結婚してくれ!”ってね。もうビックリしたわよ。」

    ――うおー!マジですか?リング上からプロポーズ!?あのネクロがなんてロマンチックな!

    (夫人) 「うふふ、そうなの。客席にいた私はそのまま彼に抱えられてロッカールームに連れて行かれちゃったの。」

    ――わはーっ!やるなーネクロ!すごい!

    (夫人) 「うふふ。」

    と、ネクロのプロポーズ話で盛り上がっているところに、ビジネストークを終えた顧問が登場。「やばっ。奥さんに勝手にインタビューしてるの見つかった‥。」と軽くビビるも特にお咎めは無し。今回のインタビューはココまでになりましたがまた機会が会ったら是非インタビューの続きをお願いしたいと思います。

    そしてネクロ顧問に「日本のファンに一言!」とお願いしたところ「また行くからな。」とのお言葉。
    行くってさ、また行くってさ。

    【文・カズキ】