• デイヴィー・リチャーズの真意は?


    さて昨日に引き続き、デイヴィーのお話。
    昨日のエントリーで「色々と話が漏れてくる」と書いたけれど、一番衝撃的だったのがこちら。

    昨日も紹介したPWTORCH.COMの記事だけれど、昨年10月28日にデイヴィーがROHの社長とブッカーに宛てて出したメールが流出。ヘッダーまで載せているサイトもあるのだけれど、果たして真偽のほどは…?

    ご存知の通り、ROHもDGUSAもレッスルマニアウィークエンドに同じフェニックスで試合を行う。このメールは、デイヴィーがなぜROHではなくDGUSAの試合に出ることにしたかを説明しているもので、簡単にまとめると下記の通り。

    • DGUSAの方がギャラが良い。ただし金の問題が全てではない。
    • 実際のところ、過去3年間ROHではギャラのアップがなかった。こんなにも頑張っているのに、だ。
    • 過去に2回WWEからもオファーがあったけれど、一つの会社に縛られたくないのとROHを離れたくないという理由で二度とも断っている。
    • DGUSAは俺の働きぶりを評価し、気にかけてくれている。会社のトップから直接電話をもらって、大丈夫か?問題はないか?と聞かれたことは初めてだ。
    • でもこの会社(ROH)では、どんなに頑張っても、どんなに良い試合をしても、よくやったの一言も言われたことがない。マッチ・オブ・ザ・イヤーの候補になるほどのKENTA戦の後でさえ、控え室に戻っても誰も何も言ってくれなかった。
    • 何度も言うが、問題は金ではないんだ。俺は自分の意思で、レスリングがやりたいからこうやってプロレスを続けているんだ。

    ちなみに、このメールを読んだ後にデイヴィーが以前書いたブログを読んで頂きたい。

    まあ同じような内容を言っているのは理解いただけるでしょう。

    しかし、プロレスは金ではないと言いつつも実際のところギャラの高いROHを選んだデイヴィー。「俺は金のためにプロレスをやっているのではない。これが俺の使命なんだ」と言うのは、まあカッコいい。でも、実際はそうでないのがバレちゃったら、とてもカッコ悪い。そして金になびいて、義理を欠いてしまうのはもっとカッコ悪い。これって日本人的な考えで、アメリカ人的には何て事もないのでしょうか?


    【文:Shiori】


  • デイヴィー・リチャーズについての続報


    先日お伝えしたこの一件。当初は、デイヴィーがROHと独占契約を結んだために他の団体に出られなくなったのでは?(つまりROHによる引き抜き)と噂されていたのですが、一晩開けたら衝撃の事実が出てくる出てくる…。この件に関してPWTORCH.COM(アメリカのプロレスニュースサイト)では以下のように報じています。簡単にまとめると。

    1. 1月23日のDGUSAシカゴ大会では、デイヴィーからDGUSAに対し、レッスルマニアウイークエンドに行われるDGUSAフェニックス大会には、既に告知してあるように両日必ず出場すると伝えた。
    2. その翌週(つまり1月25日の週)、デイヴィーがDGUSA事務所に、今後はDGUSAとEVOLVEの試合には一切出場しないと電話で伝えた。その理由は、ROHと契約をし、DGUSAとEVOLVEには関わらないことに合意したため。またこの契約更改によって、ROHの試合のギャラも上がり、DGUSAのフェニックス大会とEVOLVEを欠場することへのボーナスも貰うことになったという。
    3. これを聞いたDGUSA事務所は、ROHとの独占契約を結ぶのは構わないが、既に発表している試合については出場してもらわないと困る旨を申し出た。
    4. またデイヴィーは、この数カ月間ずっとゲーブ・サポルスキーに対し、自分を中心にDGUSAとEVOLVEを作り上げてくれ、自分が欲しいのはお金ではないと言い続けていた(それに対しゲーブがどのような対応を取ったのかは、DGUSAとEVOLVEのカードを見れば一目瞭然)。

    ソースはこちら


    ブライアン・ダニエルソンがWWEに行った今、インディー界トップレスラーの称号を得たデイヴィーだけれど、このような立ち振る舞いってどうなのよ?というか、ビジネスだったら色々な駆け引きがあるのは当然だと思うけど、このような立ち振る舞いをして問題になるよりも、こういった事が起こった途端にあちこちから色々な話が漏れてくる、その事実の方がまずいのでは?

    色々と漏れてくる話については、また明日にでもお伝えします。


    【文:Shiori】


  • デイヴィー・リチャーズがROHと再契約


    ROH公式サイトによると、デイヴィー・リチャーズがROHと再契約をかわしたと発表。これをうけてDGUSAとEVOLVE公式サイトのロースターからデイヴィーの名前が削除されています。

    また、ゲーブ・サポルスキーのTwitterでも、「Effective immediately Davey Richards has been removed from all DGUSA and EVOLVE events. I have been advised not to make more comments now.」という書き込みが確認されています。

    いきなりエース格が抜けてしまったエボルブ。今後の展開に注目したい。


  • 田中将斗 vs ホミサイド


    1月23日 JAPW @ラーウェイ・レックセンター ニュージャージー州ラーウェイ

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    JAPW(ジャージーオールプロ)の12周年記念興行として行われたセミファイナルは田中将斗とホミサイドのシングルマッチ。現在はTNAで活躍中のホミサイドが団体の記念興行なのにセミファイナルというのが意外だった。思うにメインイベントにネクロさんがブロディ・リーと組んでニック・ゲイジらとエニウェアーフォールマッチを行うからだろう(客席になだれ込んで会場全体をぐちゃぐちゃにするから)。

    まず驚いたのが田中の人気だった。名前をコールされると同時に大歓声と紙テープが投げ入れられる。そしてECWチャントが自然発生。アメリカインディーファンの間ではいまだに元ECWチャンピオンMASATO TANAKAなのだ。その田中はゼロワンのウインドブレーカーを着たスティーヴ・コリノをセコンドとして引き連れていた。この日は前座試合にアズリエルと対戦して勝っているコリノ。しれっと現役復帰していた。

    で試合はというと、ゴングと同時にラフファイトで押しまくるホミサイドだったが、田中がホミサイドの顔面へ唾を吐きかけ反撃開始。ホミサイドの足をコーナーにかけて客席から取り出した椅子で殴打。続けざまに「Hoooo!」と叫んで四の字固め。そのまま張り手合戦になりホミサイドがロープエスケープ。そしてリング下にいた田中めがけてトペ・コン・ヒーロがいいタイミングでヒット。

    それにしてもホミサイドの思いっきりの良さは圧巻だ。体格が恵まれていないぶんスピードと勢いでそれをカバーしている。しかしコンディションでいえば田中の方が明らかに上回っていた。見た目はヘビーではないが一発の重さという意味では技の一つ一つに説得力があるように見えた。

    リングに戻り田中のブレーンバスター二連発とスーパーフライが炸裂するもツーで返される。すると田中のラリアットがレフェリーに誤爆。その隙にホミサイドがコップキラを決める。代わりのレフェリーが入ってくるも田中がツーで返す。そして今度はセコンドのスティーヴ・コリノが椅子を持ってリングイン。ホイサイドにチェアーショット。怒ったホミサイドはコリノにラリアットを狙うが代わりのレフェリーにこれまた誤爆。

    で、こんどは何故かTNAのマディソン・レインが乱入。田中に襲いかかるがブレーンバスターで返り討ち。そして最後は二度目のコップキラを決めたホミサイドが田中からスリーカウント奪取。かなりキツイ角度から落とされた田中は試合後も肩を気にしてしばらく立ち上がれない。観客からは大きな拍手が送られるがなんとも微妙な終わり方だった。

    意外だったのが田中の負けだった。ぶっちゃけ見た目は確実に田中の勝ちだろと思っていたがまんまと裏をかかれた感じ。そしてJAPWの試合全般に言えることだが無駄な乱入が多すぎ。全てにおいて何をしたいのか分からないのがJAPWのイメージだ。この日のベストマッチと言える内容だったが、田中とホミサイドならセコンドの介入などせず、シンプルにぶつかり合う試合の方が内容的に良かったのではないか。そう思うと残念でならない。


    【文・ジュードーチョップ aka Yama-chan】


  • カイル・オライリー


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    ご存知の通りプロレス団体には、エースとなる選手がいる。でも、団体が「この選手がエースですよ!」と言ったって、ファンが納得しなければエースでもなんでもないというのが実状なのだけれど、先日旗揚げをしたEVOLVEの場合は文句なしにデイヴィー・リチャーズがエースとして認識されている。デイヴィーは、米メディアそしてファンの両方からアメリカインディー界トップの選手と認められていて、人気・実力ともに団体のエースとなるには非の打ち所のない選手。そのデイヴィーをエースに擁したゲーブのセンスには、さすがと頷ける。説得力がありすぎる。でもエース以上にもっと重要なのが、次期エース候補の存在。いくらエースが良くても、そのエースを脅かす存在となる次期エース候補がいなければ、面白味も、エースの良さも引き立たないわけで。

    実は、先日の旗揚げ戦で観客を唸らせた選手が二人いる。ファンの間ではこの二人がEVOLVEの次期エースになるのでは?と考えられているのだけれど、まず一人は先日のレビューにも書いたTJP。彼はキャリアも実力も、次のエースとなるには問題なし。澤との熱い一戦で評価が急上昇。そしてもう一人が、記念すべき旗揚げ戦の第一試合で見事勝利を飾ったカイル・オライリー。

    日本でもお馴染みのボビー・フィッシュと対戦したカイルは、デイヴィーに師事する期待の若手。何が良いって、まず顔つきが非常に良い。師匠のデイヴィーと同様に闘志を表に出すタイプではないけれど、とても意志の強い顔つきをしている。そして動きもかなり良い。まだ若手なだけに技巧派とは言えないけれど、オリジナルの技も持っているし、体もそこそこできている。彼の試合を見た人は口々に「彼が次のエースになるね」と言っていた。皆にそう思わせるのは、やはり彼自身に「何か」があるからで、リングに上がれば観客を惹きつけるオーラも持ち合わせている。久々に「これは!」と思う期待の若手を見つけたと思っていたところ、いきなり次のEVOLVE2でデイヴィーと対戦することが発表され、ファンの間で話題騒然。このチャンスに、果たしてどんな試合を見せてくれるのか、そしてカイル・オライリーという若手レスラーがどう進化(EVOLVE)するのか、今からEVOLVE2が楽しみで仕方ない。


    【文:Shiori】