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Interviewのアーカイブ

ARフォックス インタビュー


ハイフライング新世代としてEVOLVEやDGUSAなどで頭角を現しはじめているARフォックス。近々来日を控えその心境などを聞いてみた。


――まずは簡単に経歴を教えてください。

アトランタにあるワールド・レスリング・アライアンスという団体のスクール出身なんだ。Mr.ヒューズ(WWFやECWで活躍)に師事していたんだ。デビューしたのは2007年の5月だよ。

――レスラーを目指したきっかけは?

とにかく物心付いた頃からプロレスが好きだったんだ。プロレスラーになること以外は考えてなかった。僕の人生はプロレスと共にある、と言い切っても良いくらいだよ。

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――5月に行われたEVOLVE 8スタイルバトルでは“ハイフライング”のカテゴリーで参戦そして優勝しました。正直あなたの技はかなり難易度も高く、またとても綺麗なフォームなのですが、今までのスポーツ歴を教えてください。体操などやっていたのでしょうか?

実はこれといったスポーツ歴は無いんだ…。体を動かすのは好きだから走ったり、ウエイトトレーニングはずっと続けてるけど。他のレスラーみたいにアマレスをやっていたとか、そういうのは全くないんだ。

――それであの身体能力?!恐ろしいですね…。あなたの試合を見ていて思ったのは、ロープをとても上手く使っているということです。ロープの勢いを利用してより高く飛んだりしていますが、ああいった独特の技は全てオリジナルですか?

全部というわけじゃないけど、ほとんどの技がオリジナルなんだ。リングという限られた空間で、どれだけの事ができるのか…、それが僕のテーマだね。基本的に使える物ってリングしかないわけでしょ?そこで一体何ができるのかを考えながら、新しい技を作っていくのが大好きなんだ。

――なるほど。確かにあなたの技は独創的ですよね。それを聞いて納得しました。では何か新しいアイディアの助けになるような趣味などはありますか?

いや、無い(キッパリ)。プロレスだけ。寝ても覚めてもプロレスのことばかり考えてるよ。

――では将来の目標は?

プロレス界で成功すること。そして有名になること。あとファンから支持されること。好きなレスラーは?と聞いたら、一人でも多くの人がAR FOXと言ってくれるように頑張りたい。

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――今回日本へ行くことも発表されましたが、日本に期待することはありますか?

うーん…。今回が国外に行くのが生まれて初めてなんだよね。だからわからないことだらけで…(笑)ただ、色々と新しいことを体験する機会が多いと思うから、怖がらずに挑戦して、そこから何かを学びたい。僕にとって今回日本へ行くことは大きな意味があるから、無駄にせずチャンスをモノにしようと思ってる。

――最後に日本のファンにメッセージをどうぞ。

日本のプロレスファンが今までに見たことのない技を、たくさん見せるよ!楽しみに待ってて!


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MASADA インタビュー


いまCZWで活躍中のMASADAは、今年6月25日に開催されるCZW主催のデスマッチトーナメント、『Tournament of Death 10』への出場が決定している。そんなMASADAにいろいろと話を聞いてみた。


――デビューはいつですか?2002年説と2004年説があるのですが…。

本当のデビューは1999年なんだ(笑)1999年の3月…20日だったかな?俺はネットもやらないし、自分で色々書いたりもしないから、まあ正しい情報が無いのも当然だけど。

――誰に師事しましたか?

スティーヴ・オーブリー。彼はかなり荒くれ者として有名なんだけど、その人の門下生だったんだ。スティーヴのところで2年間トレーニングしてから、テキサス・レスリング・アカデミーでルディー・ロイ・ゴンザレスの下でまたトレーニングを始めたんだ。まあそういう経緯もあって、デビュー時期も色々混同されてると思うんだけど。その後のROHに出たことも大きく取り上げられて、ROHでデビューとかも言われたしね。でも本当のデビューは1999年。俺が17歳の時のことだよ。

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――では、なぜプロレスを始めたのですか?きっかけは?

俺は5歳の頃から大のプロレスファンでね。AWAとかミッドサウスとか観てたんだ。でもそのうち、母親に観るなって言われてある時期は観てなかったんだけど、しばらくしてまた友達と一緒に観るようになったんだ。でもその時にはただ観てるだけじゃなくて、プロレスラーになりたいって思うようになったんだよ。その頃は今みたいにプロレスのスクールもそんなにないし、まずどうやったらプロレスラーになるかすら分からなかったんだよ。そんなに情報が溢れてるわけでもなかったし。で、たまたま17歳の時にテキサスでプロレスのスクールを見つけてさ、これはやるしかないだろう、って(笑)

――最初からデスマッチ志向だったのですか?

いや、最初はただ単にプロレスラーになりたかったんだよ。ハードコアとかルチャとか正統派とか関係なく。俺の初期の試合を観てもらえればわかるけど、最初はレスリング重視のプロレスをやってたんだよ。その後ROHでハードコアマッチをやるようになって、FMWやW★ING、IWA Japan、ECWやスモーキー・マウンテン・レスリングのファンだったこともあって大日本プロレスに行くことになったんだ。そういった自然な流れでデスマッチをやるようになったんだ。その頃のハードコアは、今とは違って基礎もしっかりした上でレスリングをやり、その中でハードコアな試合をするという感じだったんだ。今みたいに技術ができないからデスマッチ、というわけではなかったんだよ。金村、マンモス佐々木、ハヤブサ、大仁田、サブゥー、テリー・ファンクなんかが好きだったから、デスマッチをやるのも自然な流れだったよ。

――デスマッチをやることに対して恐怖はありましたか?

全然!(笑)まあ怪我をしたら怪我した時だって思ってたからね。やってやるぜ!って。ある意味開き直りというか(笑)それにROHに出てた時には、周りにいたのは運動神経の良い奴ばかりだったから、こういう人達が新日本とかノアとかに行けるんだって感じたんだ。俺はこんな格好でプロレスしてるし(と言いながら自分の着てるコスチュームを指差す)、正統派を目指すのは難しい。でも日本が大好きだからいつも日本に行きたいと思ってた。そうなるとあまり他の人が目指していない所を狙うのが良いかなと思ってデスマッチが自分の中で大きくなってきた。その頃はもうFMWもW★INGもなかったし、じゃあ大日本を目指そうかな、って。

――ノーマルの試合とデスマッチとでは、どちらが好きですか?

んー、どっちも好きかな。レスリングができるのであればどっちでも構わない。例えばバックヤードレスリングみたいな物でも、そこにストーリーがあって駆け引きがあるなら、それでも良いよ。

――では、デスマッチとそれ以外のノーマルな試合は、基本的に同じ物といった考えですか?

いや、そうじゃないな。試合の流れとかは全く違うから。通常の試合の場合は試合自体にもっと集中しなくちゃいけないし、もちろん技術的な部分もすごく重要になってくる。デスマッチの場合は自分の感情がもっと重要になってくるんだよ。でもどっちの試合形態も好きだよ。それと、あまり気づいてもらえないけど、俺はハイフライヤーでもあるんだよ(笑)プロレスのトレーニングを始めた時は、練習生の中で一番小柄だったっていうのもあって、跳んだりはねたりっていう技をたくさん練習したんだ。だからそういう技もかなり出せる。特に俺の初期の試合は飛びまくってるぜー!できたら確認して欲しいなー(笑)

――確かにあなたは長身なのに身軽だし、動きも速いですよね?今までのスポーツ歴は?

実は、9歳から14歳まではテコンドーをやってた。なんと黒帯の2段(笑)親が気に入っててね、そのまま指導員にでもなって道場を持って欲しかったみたいだけど、周りに変な奴が多いから嫌になって辞めた。周りが変な奴だらけっていうのはこの世界も同じだけど(笑)

――テコンドーとは意外ですね。プロレスラーの場合、アメフトかアマレスの経験者が多いですけど。

でも、実はテコンドーも役にたってるんだ。テコンドーってジャンプしながら蹴ったりするのが多いでしょ、さっきも言ったようなハイフライ系の技を出す基礎になってるんだよ。特にプロレスを始めた当初はすごく役立った。その他のスポーツは全くしてない。野球もアメフトもバスケも全く興味なし。

――では、音楽は好きだと聞きましたけど?バンドもやっていたとか?

ああ、日本にいた時にゲストボーカルで参加して、それはCDにもなったよ。以前はあるバンドでボーカルもしてたけど、大して成功もしなかったな。基本はメタルが好き。セパルトゥラの大ファンなんだ。あとはホワイトゾンビとかスレイヤーとか。オールドスクールというか、ハートのあるバンドが好きだな。

――音楽にしてもプロレスにしても、ハートが重要なんですね?

まさにそう!商業主義で金儲けばかり考えてるバンドにロクなのは無い。ロクでもない奴の作る音楽は、ロクなものじゃないだろう?

――私も音楽好きなんで、よーくわかります。ではプロレスの話に戻って、日本とアメリカとではデスマッチの違いみたいなものは感じますか?

時期によっても違うけど、初期ECWやスモーキー・マウンテン時代は特になかったと思う。ECWの人気が出てバックヤードレスリングが出て、基礎もないのにデスマッチをやるようになってからは、差というのが大きくなってきたと思う。例えば、普通にレスリングのできるレスラーがデスマッチをするのと、レスリングができない奴らがデスマッチをするのとでは、差は愕然でしょ?もっとわかりやすく言うと、最近ジョン・モクスリーがWWEと契約したけど、デスマッチファイターと言われる人がWWEと契約するなんてサブゥー以来だよ。日本のデスマッチファイターは、基礎がしっかりできてる人も多いけど、アメリカでは2~3ヶ月プロレススクールに通ってデビューしただけの奴がデスマッチをやったりしてるから、この部分は大きな違いだよね。あとストーリーや感情といった部分が日本のデスマッチにはある。FMWでは大仁田がよく泣いてたし、工藤めぐみのデスマッチとか、あれなんて感情そのものでしょ?そこも大きな違いかな。

――確かに日本のデスマッチにはドラマ性がありますね。ではデスマッチアイテムはどうですか?好きなアイテムとか嫌いなアイテムは?

うーん、嫌いというわけでもないけど、蛍光灯は難しいよね。運が悪いと大怪我するし。でも嫌いってほどでもない。好きなのは有刺鉄線。あと焼き鳥スティック(竹串)!

――日本の竹串はアメリカのに比べると短くて細いですが、どちらが好きですか?

日本の!アメリカのだと長くて刺さっても垂れてきちゃうんだよね。ダラーンと。それと日本の方が刺しやすい。

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――では、リングネームのMASADAを選んだ理由は?

よく日本の名前だって言われるけど、そうじゃないんだよね。これはヘブライ語でイスラエルにある要塞の名前なんだ。ユダヤ人がこの要塞に立てこもっていたところをローマ人が包囲して、最終的にはそのユダヤ人が自決したという歴史的背景のある場所なんだ。両親からこの話を聞いたんだけど、すごくカッコいいと思って、その時にバンドを組んでいたからまずはバンド名にして、それからプロレスを始めてからもこの名前を使うことにしたんだ。

――ということはあなたはユダヤ人?

いや、全然違う(笑)俺のルーツはスコティッシュ、アイリッシュ、そしてチェロキー族。

――チェ、チェロキー?!

そう。鼻の横に筋があるでしょ?これはチェロキー(ネイティブアメリカンの部族)の特徴だよ。この名前を使って面白いことは、まず日本人には「マサダ?日本の名前?」って聞かれて、ヘブライ語だって答えると「じゃあユダヤ人?」って聞かれること。どっちの血も全く入ってないんだけどねー(笑)

――日本で記憶に残るエピソードはありますか?

うーん、大日本のレスラーは皆面白いから、笑える話はたくさんあるけど。札幌に行った時に、宮本、佐々木、ネクロ・ブッチャー、クレイグ・クラシックと一緒にバーに行ったんだけど、店にあったビールとアルコールを全部飲んじゃったことがあってね。あれは凄かったなー(笑)

――日本のここが嫌いっていうのは?

うーん、特にないけど、経済が悪くなったせいで俺がもう日本に住めなくなったってことは、それに当てはまるかな。日本は生活するのにお金がかかる国だよね。

――日本食も好きですか?

もちろん!何でも食べるよ!

――納豆も?

オー!納豆はダメ。臭いも味も受け付けない。キライ!!初めて日本に行った時は食べ物が心配で、知らない物は食べないようにしてたらすごく痩せちゃったんだ。だから次に行った時には何でも挑戦するようにした。そうしたら刺身も焼肉も牛丼も何でも好きになったよ。

――では最後に日本のファンにメッセージを

いつもサポートしてくれてありがとう。なかなか戻ることができなくて、残念だ。皆の事は忘れてないし、早く日本に戻ろうと思ってるよ。日本のことは大好きだし、いつも想ってる。俺のことも忘れずにいてくれよ。


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Manami Toyota Interview


MD) How do you feel now after wrestled 2 shows in US?
I feel so good!! Now I really want to come back here again.

MD) What do you think about American fans?
I like them a lot. They were totally different from Japanese fans. They are very honest and respond directly to wrestling itself, so I was very happy to be in the ring and wrestled in front of them. Japanese fans are very picky and stick to negative points and tend to criticize wrestling. On the contrary, American fans stick to good points and try to enjoy wrestling. They get excited more and more as matches go so I tried to respond to their cheers.

MD) What is your impression on CHIKARA?
The atmosphere was very good and I was so impressed at them. I was also very impressed at Mike Quackenbush’s  leadership. All the wrestlers and staff at CHIKARA were very nice and I trust them a lot. I was very comfortable working with them.

MD) Did you notice any differences from Japanese promotions?
Actually I don’t know well about Japanese promotions (LOL)

MD) Your original moves are very unique but how do you create those moves?
I don’t make new moves recently but basically I just think of new moves. And try those moves several times during practices, and make it to the final version. I don’t watch other promotions, so I always ask other people if someone else uses those moves,  and make it as my original if no one uses it. Actually some moves were already used by others so I dropped those moves and never used again.

MD) So you don’t watch men’s wrestling?
No. I don’t even watch WWE either.

MD) What is the reason you don’t watch other promotions?
If I see it, then I would like some of the moves and try to use them. But I think to be the best wrestler, you must be a wrestler that other wrestlers want to copy you, and not you copy other wrestlers. I don’t want to copy others that’s why I don’t watch other wrestling.

MD) That’s very interesting! What made you to be a pro-wrestler?
When I was in middle school, I saw AJW live which featured Crush Girls, then interested in wrestling.  However, I know I’m a bit different from others but Crush Girls were not my main reason. At that time, wrestlers joined AJW right after they graduated from middle school. I saw young wrestler whose name was Kazue Nagahori, and she was almost as same age as mine. She was still a student so she had lots of work at the show but she looked so energetic and happy. I was very curious why such young girl with so much tough work looked very happy. I kept watching AJW since then to find out the reason. Then I was getting into AJW because it was very attractive and gorgeous in any ways – they were like celebrity stars to me. I liked sports as well, so I thought this is what I have to be. Also I was just a student in rural area so I wanted to go to Tokyo and become famous. So I took the audition and luckily I passed the audition.

MD) Was AJW gorgeous place as you expected?
No! (LOL)  If you see them from outside, it looked very attractive and gorgeous world. Inside was not. Every morning I woke up, I thought I would quit today. I expected training was very tough, so it was not a big deal although it was really hard. The most hardest part was, it was girls’ world so there were lots of tensions going on among here and there and that was really tough. But I am not sensitive person, so I didn’t feel that much if someone was very tough on me.

MD) Do you know how many people was in for audition?
I heard around 2,500 people. Then 7 people passed in the end. I was one of the last person to be debuted among those seven. I was very upset and disappointed as I was the last one, so I decided to be the best among seven of us. I am very competitive and don’t like to lose.

MD) Do you have any bad memories from AJW days?
I had a lot of bad experiences but I believe I needed those experiences for me to grown up. I really didn’t care bad things and I forget them when I sleep overnight. I am very positive person.

MD) What does AJW mean to you?
It was a root of my life. I love AJW. I don’t exist today if I didn’t go through AJW.

MD) Who do you respect?
Itsuki Yamazaki.

MD) Why? Can you describe what type of person she is?
She is like god to me! She was my first trainer at AJW. She was very quiet and independent person so I felt she was not an accommodating. Also she didn’t teach other people that much. So I was following her all the time and asked her to teach me drop kicks and stuff, then she became very friendly to me and taught me many things. Maybe she tested me in that way.

MD) What do you think about New York? Do you like it here?
I was very worried before I came here because I can’t speak English. But I walked around town and I really enjoyed NYC. Now I even want to live here! ( LOL)

MD) What does pro-wrestling mean to you?
To be honest, I felt I didn’t have any goals or purpose in wrestling recently, and I didn’t know if I like pro-wrestling or not. That is my concern but since I didn’t have any goals, I just wrestled as my routine work. However, as I wrestled here in US for the first time in my career, seeing audience at CHIKARA enjoyed shows and cheering for wrestlers including me, I realized I LOVE wrestling. I had a great experience thru my matches at CHIKARA. Everybody gave me lots of power and energy and this was precious experience for me. I guess you won’t feel as same as me unless you’re wrestler, but wrestling here in the US was much fun experience than what I expected.

MD) Lastly, can you give some message to American fans?
Thank you very much for your support this time. You are awesome. I wish to come back here again to see all of you sometime in the near future!


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サミ・キャラハン インタビュー


ここ最近、観に行く試合のほとんどにブッキングされているサミ・キャラハン。とにかく今が旬の選手であることには間違いはない。が!ただの旬の選手ではなく、見るごとに試合内容がどんどん良くなっているまさに成長株の筆頭なのです。そんな良い選手をマンハッタン・ドロップが見逃すはずはない!というわけで、早速インタビュー開始。

――プロレス歴は何年になりますか?

2006年1月からトレーニングを開始して、その年の3月にデビューしたんだ。

――え?!そんなに短期間でデビューしたのですか?

幸運にも、と言っても良いのかわからないけど、すぐにデビューできるプログラムでトレーニングしたおかげで、早くデビューできたんだ。

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――誰に師事したのですか?

最初に教わったのはシャークボーイ。それからオハイオのハートランド・レスリング・アソシエーションでレス・サッチャーとコディ・ホークに習った。あとタッグパートナーでもあったジョン・モクスリーにも色々と教わったよ。ジョンとは、俺がプロレスを始めた時からの付き合いなんだ。

――しかしシャークボーイというのは意外です。なぜシャークボーイを選んだのですか?

シャークボーイは初心者向けのプロレスコースを開催してるんだ。週3回の2ヶ月コースで、とにかく基礎をみっちり教え込む。値段は$500だったかな。俺はまだ大学生だったんだけど、クラスメートにプロレス習いに行こうぜ、って誘われたんだ。それで週に3回、片道3時間かけてシンシナティまで車で通った。あの頃はとにかくトレーニングのためなら!って無我夢中だったね。

――ところであなたはCZWにも上がっていることから、デスマッチレスラーと思われる事も多いかと思いますが、本来はどのようなレスリングスタイルなのですか?

よくデスマッチファイターだと思われるんだけど、それは本当に大きな間違い。今までのキャリアの中で、多分15回しかデスマッチをやったことがないと思う。ところが一番最初にCZWに行った時に、その時はスポット参戦だったんだけど、こんなに注目されてる団体なら何でもやります!という気分になっちゃって、デスマッチをやることになったんだ。でも去年の12月のケージ・オブ・デスでダニー・ハボックとデスマッチをやった時に背中を怪我して(と言いながら、すごい傷跡を見せる)もう潮時かな、と。肘にもガラスが入ったままだしね。ただデスマッチも楽しかったよ。デスマッチに嫌な思い出は全くない。だけどもっとレスリングに専念した方が俺自身の良さが生かせると思えるんだ。例えば今はハイフライヤーで跳んだり跳ねたりっていうのが流行ってるけど、それは俺のスタイルじゃない。もっとハードヒットで、技の一発で相手にダメージを与えて、関節技でタップアウトを取ったりKOしたりする、そういうのが俺のスタイルなんだ。

――確かにあなたのスタイルは、デスマッチではなくストロングスタイルだと思います。ではどういうプロレスラーに影響を受けていますか?

スタン・ハンセンとベイダーだね。友達がホーガンと言ってる中で、断固ベイダー支持だったよ!大きなレスラーが容赦なく叩き潰すあのスタイルがたまらなく好きなんだ。彼らは技術的にすごい技を出すわけでもないけど、一発一発に破壊力があって、とにかく説得力があるよね?それにあの存在感は凄い。そんなベイダーとハンセンのように、存在しているだけで恐怖を与えるようなレスラーを目指してるんだ。相手のレスラーだけじゃなく、リングの下にいるセコンドもビビってるでしょ?試合が終わって控え室に戻る時も大暴れして、会場にいる全員を怯えさせるって凄いことだよ。リング上だけを見て、プロレスの技術だけに注目をしてレスラーを評価する人が多いと思うけど、リングを下りてもリング上と同じ存在感を出せるのは本当に凄いことだと思う。俺は控え室を出てからリングでプロレスをし、そしてまた控え室に戻るまでの全ての動きや行動に注目してるんだ。その全てを引っくるめてこそプロレスラーを評価できると思う。そういう意味でもハンセンは最高のレスラーだと思うんだ。

――なるほど。ところで変な質問かもしれませんが、日本の鶴見五郎というレスラーはご存知ですか?

うーん、知らないなあ。どうして?

――実は、あなたのそのタイツが鶴見五郎のタイツにそっくりなんです。その形のタイツは珍しいですよね?

ああ、このタイツ?俺がもう一人すごく影響を受けたレスラーはタズなんだ。タズに影響を受けてこのタイツを履いてるんだよ。タズも俺のように体はそんなに大きくないけど、当たりも強いし、大きなスープレックスで相手を翻弄するでしょ?今までにトランクスタイプのタイツを履いていたこともあったけど、皆が履いてるからやめたんだ。他の人と同じじゃ意味がない。

――確かに最近はショートタイツにレガースという格好をしている人が多いですよね。

そう。タイツじゃなけなくて、プロレスのスタイルもそうだよ。今流行の大技をどんどん出して行くスタイルも別に嫌いではないけど、でもそれは僕のスタイルじゃない。技を出しまくるわけじゃなく、一つ一つの技に説得力のあるレスラーが俺の目指すものなんだ。俺は本当にオールドスクールタイプのレスラーが好きでさ。一目見てサミ・キャラハンだとわかる特徴のあるレスラーになりたいんだ。俺には俺のスタイルがある。技の一つにしても誰かの真似をするのではなく、俺自身の技を使いたい。誰かの真似をしたギミックも使いたくない。俺はプロフェッショナルのレスラーだから他の人の真似や流行っていることをするのではなく、サミ・キャラハンというレスラーをもっと磨き上げていきたいと思っている。だからトレーニングをする時も、リング上でも常に100%の力を出して、100%のサミ・キャラハンを出そうと努力している。ベイダーや日本にいた時のスコット・ノートン、それにスタン・ハンセンみたいな存在感のあるレスラーになりたいんだ。スタン・ハンセンが客席を練り歩くと皆が逃げ回るでしょ?ロープを持って、椅子を蹴散らしながら歩き回るだけで、そこにいる全員が本気で逃げまわるんだよ?凄いと思わない?俺もああいう風に怖がってもらえたらと思うよ。サミが来た!ってだけで、そこにいる全員が震え上がって、観客の全員が俺に注目したら最高だと思う。

――ところであなたはベビーフェイスですか?それともヒール?

どちらでもない。俺はサミ・キャラハンであって、ベビーでもヒールでもない。サミ・キャラハンというレスラーとして全力で試合をしてるだけだよ。今はだいたいベビーかヒールに分かれちゃってるけど、どちらでもない存在がユニークな一面として、珍しく思われてるんじゃないかな?

――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

5年後のサミ・キャラハンを見て欲しい。プロレスが俺の人生だから、毎日しっかりとトレーニングをしてプロレスのための生活をしている。こうやって努力をすれば、きっと実を結ぶと信じてるよ。それにいつかは日本へも行きたい。まだまだ力不足なのはわかってるけど、5年後にはきっと皆に評価してもらえる存在になっていることを約束するよ。


この翌日、インタビューのお礼にと言って鶴見五郎の試合映像を教えたところ、「ゴローの試合見たけど、最高だよ!」との返事が返ってきた。プロレスラーなんだからプロレスができて当たり前。それ以上のプロレスラーとしての存在感が必要なんだと熱く語るサミには、どうやら80年代の鶴見五郎のスタイルはドンピシャだったらしい。とにかくハートの熱い男で、常に努力をしている様子は、試合を見る毎に良くなっていることからも判断できる。5年後とは言わずに、2年後3年後にはトップに登りつめていくのでは?と思わせる説得力を持つ男。唯一無二のレスラーになれるように、ぜひ頑張ってもらいたい!





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マット・クラシック インタビュー


――いきなりですがおいくつでしょうか?

知らん。とにかく長く生きてきて、長くプロレスをしている。あんたが生まれる前よりも、あんたの母さんが生まれる前よりも、たぶんあんたのお婆さんが生まれる前よりもまえからプロレスをしている。

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――なるほど。そんなに長いプロレス歴を誇るマット・クラシックさんですが、来日経験はあるんでしょうか?

もちろんだ!馬場に勝った。力道山にも勝った。おれの歴史はプロレスの歴史だ。猪木を片エビ固めでタップアウトさせたのさ。武道館でもやったし、同じ時に東京ドームでもやった。そんなことも知らないのは恥と思え!

――す、すみません…

ゲラーアウト!!謝ってすむもんじゃない!

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――いやいやそんな。もうちょっとお話を聞かせて下さい。お願いします。

少し言い過ぎたようだな。あんたはまだキッズだからしょうがない。

――では、いままで現役を続けていられるのはその素晴らしい体型があるからこそだと思うのですが、どうやって維持されているのですか?

毎朝3時に起きる。ヒンズースクワットを13.000回、70マイルジョギング、その後に17個の卵、パンケーキ、ワッフル、トースト、それを一気に大きなグラスに入ったビスクイック(ホットケーキミックス)で流し込む。液体のままだ。こうやって炭水化物やプロテインを摂るんだ。最近の若者はプロテインシェイクやサプリメントなんていうものをわざわざ食べたり飲んだりしてるが、そんなものは信用ならん!おれは昔ながらの方法でやる。朝起きたら、こういった物を食べて、それから熊と訓練だ。それが一番。

――え、いま熊って言いました?

ああ、熊だ。というかその話はもういい。次だ。

――ということは、あなたのトレーニングや食事は全てナチュラルということですね。

そんなもん当たり前だろー!おれは木の根っこも食べるぞ。

――日本でも根っこを食べるんですよ。ゴボウとか。

その通り!ジャパン!!(と突然叫び出す)。ミズーリ州ジャパン。そういう名前の小さな町があってな。昔、そこで試合をしたことがあって、その街の人も木の根っこを食べていたぞ。奴らは根っこだけじゃなくて、枝も食べてたな。栄養が詰まってるからな。

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――意味が全然わかりませんが、ところでヒンズースクワットは最高で何回くらいできますか?

あれは1963年のメモリアルデーの週末だったか…。3週間半連続でヒンズースクワットに挑戦したことがあった。その時は175万2000回やったかな。27時間ごとに休憩をとったけど、その休憩の時にアルカセルツァー(炭酸水)とクラッカーを摂っただけだ。とにかく記録を作るのに必死だった。

――ちなみにトイレはどうしてたんですか?まさかオムツ?

その通り。

――どうやって替えたんですか?

交換などせん!おれは男だ。記録を作るのが目的だったから、そんな小さなことは気にしてられん!記録を作るには肉体的よりも精神的に苦痛がある。肉体的な苦痛は自分の糞尿の臭いを嗅ぐだけだ。おれはこの3週間半の苦行を耐えるための準備をしっかりしてきたから、そんな臭いはなんとも思わん。

――あなたのマスクはマスク・ド・スーパースターのマスクにそっくりですが、それは…?

あーその件に関してはこうだ。あの小僧(マスク・ド・スーパースターの中の人)が、おれがアラバマの裏庭でトレーニングをしていた時にやってきて、「ミスター・クラシック。あなたのマスクデザインを使用したいのですが。」と言い出した。そこでおれは「そんな申し出は糞食らえだ!」と言ってやった。そうしたらあの小僧は勝手におれのデザインを真似しやがった。だから少額訴訟を起こしてやったんだ。あいつは$15か$17俺に使用料を払わないといけないのさ。

――え?たったそれだけですか?

本当におれに払ったかどうかわからん。奴に会ったら、おれに連絡するように言ってくれ。おれの電話番号は7389だ。いいか、必ず伝えるんだぞ!

――あなたはいつも若いレスラーに苦言を呈していますが、何か彼らにアドバイスはありますか?

おれはあいつらが大嫌いだ。トサカにきてる。アドバイスだって?「ドント・ドゥー・イット!!(やめてしまえ!!)」 。おれのやってるスポーツを汚すな!おれがスチュ・ハートをトレーニングして、ハート・ダンジョンを作り上げたんだ。ファーマー・バーンズやルー・テーズもおれが育てた。おれが彼らを叩き上げて育てたんだ。彼らはプロレスをリスペクトしている。しかし!今の若い奴らはプロレスに何のリスペクトもない。ゼロだ。そんな奴ら一人一人に練習をつけてプロレスに対するリスペクトを植えつけるには、78年もかかるわ!でも必要とあればやってやる。

――かなり厳しいご意見ですが、若いレスラー達がこのインタビューをウェブサイト上で読んで何か感じ取ってくれるといいですね。

ウェブサイト?ウェブサイトって何だ?

――インターネット上の…

インター?インター何だ?

――はい、では次の質問です。あなたにとって理想のレスラーとは?

おれ自身だ。この大きな胸。この分厚い胸を見ろ。がっしりとしたこの肩。太い腕。今の若い奴らがつけてるようなニーパッドなんか必要ない。パッドなんか付ける意味がわからん。あーそれと最近の若い奴らはあんな小さなタイツなんて履きおって…。へそも隠さずに性的に見せつけることばかり考えてやがる。タイツというのはだな、へそを隠してなんぼのもんじゃ。「シェイム・オン・ユー!(恥を知れ!)」。

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――では最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

最近は日本に行ってないな…。以前は25年連続で行ってたもんだが。あの時はー、メガ・ジャパンプロレスに参戦していた。当時は最高の団体だったんだ。シュウシ・ハラシシが社長だった。まあ今の若い者は知らないとは思うがな。じゃあ、日本のファンにはこう言ってくれ。もし馬場が希望するならば、再戦してもいいぞ、と。もしくは猪木でもいい。タイガーマスクなら初代から7代まで対戦を受け付ける!

――でももう馬場さんは…

俺が馬場と言ったら馬場なんだ!いつでも挑戦は受けるぞ!

――はい(苦笑)ありがとうございました。


滅多に試合を目にすることが出来ない、いにしえの時代から現れた奇跡のレスラー、マット・クラシック。その揺るぎない自信と、プライドに充ち溢れた言葉の数々。これほどまでに素晴らしいレスラーが、あの『プロレススーパースター列伝』に取り上げられていないのが不思議でならない。みなさんも機会があったら是非とも生観戦してみて下さい。ファンならずとも一見の価値はあります。


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