1月29日 ”Kaiju Mini Battel” @アサイラムアリーナ ペンシルバニア州フィラデルフィア
興奮のあまり眉毛が抜け落ちてしまったピーランダーZのイエローさんが、怪獣ビッグバトルの物販コーナーに出現!
すこし緊張した表情でリングアナウンサーのラウデン・ノクシャスがリングインすると、「ドラゴンゲートUSAの前座を務めさせてもらえてとても光栄です!」と挨拶。諸々の説明があって、どうやら今回のリング上はフィラデルフィアの街ということらしい。ドクター・キューブの仲間である一つ目タコ怪獣サイクロプトパス(股間をホタテの貝殻でカバーした武田久美子風)と、ヤースミンコが登場!続けてドクター・キューブのマスク(頭)を被った怪獣もエントランスに現れる。まさか死んだはずのドクター・キューブが生き返ったのか?と驚くラウデンだったが、マスクを脱ぐとそれは大きなカニバサミを持ったクロウだった。
怪獣たちはフィラデルフィアの街を破壊しにやって来たのだ。何の前触れもなく突然バトルをはじめる怪獣たち。ラウデン逃げ惑うばかり。
そこにヒーロー軍団の吸盤スチーム怪獣スチーム・パワード・テンタクル・ボウルダーが助けにやってくる。ゆっくりとドラゴンリングインするボウルダー。いつも以上に気合が入っている。
吸盤のついた腕をふりまわし、サイクロプトパスの顔面に容赦ない攻撃をくわえるボウルダー。大きな一つ目にボウルダーのパンチがクリーンヒット!悪者ドクター・キューブ軍団をボコボコにやっつけてしまう。
場内にTwisted Sisterの『I Wanna Rock』が流れる中、ラウデンのインタビューがはじまる。「よーし!これでもう安心だ!フィラデルフィアの治安は守った!」とボウルダーが自慢気に叫ぶ。 すると、またしてもドクター・キューブのマスクを被った怪獣が現れる。マスクを脱ぐとそれはヘル・モンキーだった!
チカラプロでもお馴染みのレフェリー、ブライス・レンズバーグがリングイン。いつの間にか髭が生えていた。以前、ヘル・モンキーにヘルモンキーホットソースをかけられてしまったアメリカンビートル。その後遺症でいまも目が見えないまま。そこで、ヘル・モンキーは公平を期すために、目の見えないアメリカンビートルと目隠しをして戦ってやろうじゃないかと自ら提案。余裕のヘル・モンキーは「アメリカンビートル出てこいや!」と呼びこむ。
目が見えなくなったアメリカンビートル登場。相手がどこにいるのかすらも分からないアメリカンビートルは、誰もいない方向へフラフラと歩いていくが、目隠し状態のヘル・モンキーもあっちフラフラこっちフラフラ。なんだか分からんが、目隠しした怪獣たちがリングの上でフラフラしているのである。しかも会場内には『特攻野郎Aチーム』のテーマ曲が鳴りひびく。なんとも言えない脱力感におそわれる。シュールすぎてお客さんの口もポカーン状態。
ヘル・モンキーの尻尾をつかんだアメリカンビートルが、チャンスとばかりに怒涛のラッシュを仕掛ける。しかし、ズルしていただきのヘル・モンキーは、アメリカンビートルを返り討ちにしてしまう。よーく見るとヘル・モンキーの腕には金色に光る腕時計がはめられているではないか!とそこに、サミ・キャラハン登場。
「オイッ!ちょっと待て!そこのヘルモンキー!お前オレの腕時計を取ってねえか?!」とサミがマイクで叫ぶと、ヘル・モンキーがソワソワしはじめる。金の腕時計を見つけたサミは、気が触れたようにリングへ駆け上り、ヘルモンキーの脚を取ってぶん投げる。ヘルモンキーはリング上で大の字。倒れていたアメリカンビートルを起こして、ヘルモンキーの上にのせフォール。そのままスリーカウントが入ってアメリカンビートルの勝ち。
再びラウデンがマイクを持つと、「あの憎いドクター・キューブはもう居ません!もうこの世は平和だ!それを記念してこれから怪獣ヒーローの殿堂セレモニーをはじめます!」とアナウンス。ヒーロー軍のダスト・バニーが呼び込まれ、殿堂入りを果たす。
嬉しさのあまり踊りだしてしまうダスト・バニー。腰をくクネクネさせるたびに体から白いホコリが立ち込める。大好きなダンスパーティーがはじまるが、流れてきた曲はダンスではなかった。それはドクター・キューブの入場曲。と、そこにドクター・キューブのマスクを被ったテュコールが登場。続けてグルーディンもやってくる。
もう騙されねえと余裕のラウデンだったが、なんとそこに本物のドクター・キューブが登場!「ギャハハハハ!戻ってきたぜ!」と叫ぶドクター・キューブ。去年6月に行われた“The Halls Of Danger”で、死んだかと思われたドクター・キューブだったが、なななんと生きていたのだ!テュコールとグルーディンそしてドクター・キューブが、ダスト・バニーを取り囲んでボコボコに…。
しかし、そこに頭にバルブが付いた吸盤スチーム怪獣テンタクル・ボウルダーが助けに入る。圧倒的なパワーでグルーディンとトゥコールを蹴散らすと、ドクター・キューブはすたこらさっさと逃亡。最後はボウルダーとダストバニーが両手を挙げて勝ち名乗りを受ける。ラウデン「信じられない!あのドクター・キューブが、か、帰ってきたー?!」
つづく。
MONSTERS are REAL… and DANGER CAN HAPPEN!
なんとドラゴンゲートUSAのリングに怪獣ビッグバトルが登場するという、数年前までは考えられない露出度の高さに、プレショーだとはいえ正直戸惑ってしまった。なんとも言えないソワソワ感が止まらなかった。まあ、これは完全なるアウェーであることは間違いなかった。観客からの容赦ないブーイングも出るかと思いきや、準備のためリング上にミニチュアのビルが設置されると、怪獣ビッグバトルのコアなファンなのか「イエーイ!」という歓声がわきおこったのにはビックリした。わっ、怪獣を知ってる人がいたんだと。ショーの最中、ほとんどの観客が笑顔で、残りはなんじゃこりゃという顔だった。でも、なんじゃこりゃの人、もしくは初めて観た人には頭の中に大きなクエスチョンマークを残せたのではないか。一体これは何なのか?と思わせることが、いまは大切だなと思った。通常よりも短い時間だったが、いつもながらに狂った内容で素晴らしいショーだった。にしてもドクター・キューブが生きていたとはねー。悪者とはいえドクター・キューブのファンとしては今後の展開が楽しみである。
































































































