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CZW Tournament of Death X (Round One)


6月25日 CZW Tournament of Death X @マークランド・エーカース・ファーム デラウエア州タウンゼンド

ニューヨークから車で約3時間のデラウエア州タウンゼンド。ハイウェイを下りて林道を抜けると、そこにはなーんにもない空き地が現れた。野球場ほどの広さはある会場エリアには、既にリングが設営されてあり、その隣には売店や特設トイレも完備。駐車場ではテールゲートパーティー(試合前にビールを飲みまくる)をするファンたちが数多くいた。これから血みどろな試合が始まるとは想像もできないほどユルくのどかな雰囲気だが、一方バックステージではお客さん持ち込みのデスマッチアイテムが山のように集められ、一種異様な光景だった。

試合開始の2時間前、CZWスタッフによるデスマッチアイテム作りを見学させてもらうことに。蛍光灯、画鋲、剣山、バット、竹刀、水のタンク、ドラム缶、有刺鉄線、それにガラスボード。建設現場か廃材置き場と間違えそうなバックステージだ。経験の浅いCZWフタッフが、蛍光灯の束を作ろうと試行錯誤していると、大日本プロレスのレフェリー李日韓さんが手際よくアシスト。そこで急遽、李日韓先生によるデスマッチアイテム作りのワークショップが開講。デスマッチアイテムを作るにも経験と技術が必要なのだ。

試合前からビールをがぶ飲みするネクロ・ブッチャーは、「今日は暑くて汗をかくから、ビールと水を交互に飲むのがいいんだ」と聞いてもいないのに語りはじめる。まったく意味が分からないが、もしかしたらその通りかもと思わせてしまうから不思議な人だ。試合時間が近づくと、お客さんがぞくぞくと席に着く。

1) ディスファンクション vs. MASADA (一回戦)
ディスファンクションの奇襲で試合が始まる。ファン持込みアイテムを使ってのデスマッチということで、リング上には様々なファン自作デスマッチアイテムが散乱している。ディスファンクションがフォークでMASADAの額をメッタ刺し。流血したMASADAは、ゴミ箱のフタでディスファンクションの頭を殴る。CZWと書かれた太鼓を、フラフラになったディスファンクションの頭に振り落とす。すると太鼓がディスファンクションの頭にすっぽりとイン!MASADAの眼が一瞬にしてキラーの眼になる。

こんどはディスファンクションの頭めがけてギターをフルスイング。「バッコーン!」という枯れたいい音がする。MASADAは有刺鉄線が巻きついたパイプ椅子に、ディスファンクションを投げつける。ディスファンクションは大流血。MASADAが鬼神のような怒涛の攻めを見せる。場外でファンから渡されたサインボードを投げつけるがMASADAにカットされてしまうディスファンクション。リングに上がったMASADAは、マンハッタンドロップが持参した「焼き鳥の串」を取り出し、ディスファンクションの腕や頭にブスブスと刺しまくる。MASADAがまるで必殺仕掛人の藤枝梅安みたくなっていた。最後はMASADAがディスファンクションを担ぎ上げて、場外のテーブルにデスバレー・ドライバー。そのままスリーカウントが入り、MASADAの準決勝進出が決まった。

2) ”ザ・ブルドーザー” マット・トレモント vs. ネクロ・ブッチャー (一回戦)
試合前にビールを1ダースほど飲んでいるネクロ・ブッチャー。「ビールはエナジードリンク」や「俺にとってビールはエアー(空気)みたいなもんだから無いと困る」という名言を残してからリングへ。この日も裸足にボロボロのジーンズ姿だ。いきなり椅子をがんがんリングに投げ入れる。ここで早くも大「ネクロ!ネクロ!」チャントが発生した。ネクロはブルドーザーをコーナーに投げてパンチ攻撃。ブルドーザーもパンチで反撃すると、「カモーン!オールドマン!」とネクロを挑発。確かに見た目はオッサンだがネクロはまだ40歳前。歳のことを言われカチンときたのか、ネクロは椅子を向かい合わせにセットすると、タイペイスタイルのグーパンチ合戦を要求!

デビューして1年も経たないブルドーザーは、ネクロの顔面にフルスインググーパンチ!「バツン!」といういやーな音が。しかしビール飲んで感覚が麻痺しているのか、ハードパンチを食らってもネクロはビクともしない。お返しとばかりにネクロもブルドーザーの顔面にグーパンチ!こんどは「ドンッ!」という鈍い音。するとブルドーザーは気持よさそうな表情でリングに崩れ落ちる。グーパンチ勝負はネクロに軍配が上がった。

二人は客席に雪崩込んで大乱闘。ネクロは相手の背中に椅子をあてがえて、そのままボディスラム。さらに客席をねり歩くと、お客さんのクーラーボックスをブルドーザーに投げつける。ネクロが場外でフォールするが、ブルドーザーがツーでキックアウト。リングに戻ると、ネクロが棒の先に空の水ボトルがついたアイテムでばこばこ殴る。そしてなんとネクロは、客のビール瓶をブルドーザーの頭に思いっきり叩きつけたのだ。ビール瓶は割れて中身が吹き出す。当然ながらブルドーザーの頭は大出血。これが路上なら普通に警察沙汰である。

ブルドーザーは画鋲バットでネクロの足の裏を連打。ネクロも画鋲バットで反撃するが、ブルドーザーがネクロを椅子の上にパワーボム。ぐにゃっと椅子が変形する。ブルドーザーは空の水ボトルでネクロの頭をボコボコに殴ると、コーナーからダイビング・ヘッドバット。そのままスリーカウントが入り、”ザ・ブルドーザー” マット・トレモントが準決勝進出。このマット・トレモントは思いっきりがイイ。むしろ良すぎるくらい。要注目選手である。

3) 沼澤邪鬼 vs. ダニー・ハボック (一回戦)
沼澤は蛍光灯の束を持って入場。ハボックは右手に蛍光灯を括りつけて入場。蛍光灯セレブレーションマッチと題されたこの試合、リングサイドには電球やクリスマス用のガラスボール、リングコーナーには蛍光灯の束が設置してある。ハボックはジャンピングエルボーで腕に括りつけた蛍光灯を沼澤にヒットさせる。沼澤は額から流血。ハボックは沼澤を蛍光灯の上にボディスラム。ハボックがムーンサルトプレスを狙いにいくところを、沼澤が蛍光灯をフルスイングして阻止。蛍光灯の破片が客席付近へふっ飛ぶ。

沼澤はイス攻撃を失敗すると、逆にハボックが椅子の上でエースカッター。沼澤はハボックを蛍光灯の上でリバース・パイルドライバー。しかしハボックはツーでキックアウト。同じようにハボックも沼澤に長い蛍光灯の上でリバース・パイルドライバー。沼澤もツーでキックアウト。

ハボックはコーナーから場外のガラスボールへブレーンバスターを狙うが、ミスター・トフィガが蛍光灯を持って突如乱入。ハボックの背中に蛍光灯を叩きつけると、チョークスラムで場外のガラスボールに投げ捨てる。観客から大ブーイングを食らうミスター・トフィガ。沼澤は蛍光灯で出来た建造物にハボックをパワーボム。蛍光灯の破片がリング上に散乱する。しかしハボックはツーでキックアウト。観客から「ダニー!ダニー!」チャント。最後は沼澤が蛍光灯の上でハボックをパイルドライバー。そのままスリーカウントが入り沼澤が準決勝進出。

4) 竹田誠志 vs. スコッティ・ボルテック (一回戦)
CZW初登場の竹田誠志は、入場時から気合十分。ボルテックはニーパッドに画鋲を貼りつけた(試合前にサミ・キャラハンが作った)サムタックニーパッドを着用。実に分かりやすーいデスマッチアイテムである。前回優勝者のボルテックは竹田に比べてすこし余裕が感じられる。リング上には有刺鉄線ボードが設置されているが、序盤はレスリングの攻防。

一旦、両者とも場外に出ると、竹田がサインボードでボルテックの頭を叩く。リングに戻ると竹田が有刺鉄線ボードの餌食になってしまう。ボルテックは画鋲付きのニーパッドで竹田の顔面にキック。顔面に画鋲が刺さったままの竹田。ボルテックは竹田の胸に蛍光灯を押し付けそのままキック。蛍光灯が「ボン!」と破裂する。さらにボルテックは竹田の背中に画鋲ニーパッドでキック。竹田はツーでキックアウト。

しかしここから竹田がネバリを見せる。竹田は有刺鉄線ボードにボルテックをスープレックスで投げつける。さらにボルテックをコーナーに追い込むと、有刺鉄線ボードの破片を立てかけてそのままタックル。しかし有刺鉄線が自分の方に向いたままタックルした為に、「イター!」と叫ぶ竹田。やりたいことが空回り。するとボルテックは画鋲ニーパッドでコーナーからニードロップ。竹田がツーでキックアウト。

竹田が椅子に有刺鉄線ボードを寝かせセットすると、そこへボルテックをジャーマンスープレック。体勢が崩れてしまいもう一度有刺鉄線ボードにジャーマンスープレックスホールド。そのままカウントスリーが入って竹田が準決勝進出を決めた。

(Semi Finals) につづく


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MASADA インタビュー


いまCZWで活躍中のMASADAは、今年6月25日に開催されるCZW主催のデスマッチトーナメント、『Tournament of Death 10』への出場が決定している。そんなMASADAにいろいろと話を聞いてみた。


――デビューはいつですか?2002年説と2004年説があるのですが…。

本当のデビューは1999年なんだ(笑)1999年の3月…20日だったかな?俺はネットもやらないし、自分で色々書いたりもしないから、まあ正しい情報が無いのも当然だけど。

――誰に師事しましたか?

スティーヴ・オーブリー。彼はかなり荒くれ者として有名なんだけど、その人の門下生だったんだ。スティーヴのところで2年間トレーニングしてから、テキサス・レスリング・アカデミーでルディー・ロイ・ゴンザレスの下でまたトレーニングを始めたんだ。まあそういう経緯もあって、デビュー時期も色々混同されてると思うんだけど。その後のROHに出たことも大きく取り上げられて、ROHでデビューとかも言われたしね。でも本当のデビューは1999年。俺が17歳の時のことだよ。

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――では、なぜプロレスを始めたのですか?きっかけは?

俺は5歳の頃から大のプロレスファンでね。AWAとかミッドサウスとか観てたんだ。でもそのうち、母親に観るなって言われてある時期は観てなかったんだけど、しばらくしてまた友達と一緒に観るようになったんだ。でもその時にはただ観てるだけじゃなくて、プロレスラーになりたいって思うようになったんだよ。その頃は今みたいにプロレスのスクールもそんなにないし、まずどうやったらプロレスラーになるかすら分からなかったんだよ。そんなに情報が溢れてるわけでもなかったし。で、たまたま17歳の時にテキサスでプロレスのスクールを見つけてさ、これはやるしかないだろう、って(笑)

――最初からデスマッチ志向だったのですか?

いや、最初はただ単にプロレスラーになりたかったんだよ。ハードコアとかルチャとか正統派とか関係なく。俺の初期の試合を観てもらえればわかるけど、最初はレスリング重視のプロレスをやってたんだよ。その後ROHでハードコアマッチをやるようになって、FMWやW★ING、IWA Japan、ECWやスモーキー・マウンテン・レスリングのファンだったこともあって大日本プロレスに行くことになったんだ。そういった自然な流れでデスマッチをやるようになったんだ。その頃のハードコアは、今とは違って基礎もしっかりした上でレスリングをやり、その中でハードコアな試合をするという感じだったんだ。今みたいに技術ができないからデスマッチ、というわけではなかったんだよ。金村、マンモス佐々木、ハヤブサ、大仁田、サブゥー、テリー・ファンクなんかが好きだったから、デスマッチをやるのも自然な流れだったよ。

――デスマッチをやることに対して恐怖はありましたか?

全然!(笑)まあ怪我をしたら怪我した時だって思ってたからね。やってやるぜ!って。ある意味開き直りというか(笑)それにROHに出てた時には、周りにいたのは運動神経の良い奴ばかりだったから、こういう人達が新日本とかノアとかに行けるんだって感じたんだ。俺はこんな格好でプロレスしてるし(と言いながら自分の着てるコスチュームを指差す)、正統派を目指すのは難しい。でも日本が大好きだからいつも日本に行きたいと思ってた。そうなるとあまり他の人が目指していない所を狙うのが良いかなと思ってデスマッチが自分の中で大きくなってきた。その頃はもうFMWもW★INGもなかったし、じゃあ大日本を目指そうかな、って。

――ノーマルの試合とデスマッチとでは、どちらが好きですか?

んー、どっちも好きかな。レスリングができるのであればどっちでも構わない。例えばバックヤードレスリングみたいな物でも、そこにストーリーがあって駆け引きがあるなら、それでも良いよ。

――では、デスマッチとそれ以外のノーマルな試合は、基本的に同じ物といった考えですか?

いや、そうじゃないな。試合の流れとかは全く違うから。通常の試合の場合は試合自体にもっと集中しなくちゃいけないし、もちろん技術的な部分もすごく重要になってくる。デスマッチの場合は自分の感情がもっと重要になってくるんだよ。でもどっちの試合形態も好きだよ。それと、あまり気づいてもらえないけど、俺はハイフライヤーでもあるんだよ(笑)プロレスのトレーニングを始めた時は、練習生の中で一番小柄だったっていうのもあって、跳んだりはねたりっていう技をたくさん練習したんだ。だからそういう技もかなり出せる。特に俺の初期の試合は飛びまくってるぜー!できたら確認して欲しいなー(笑)

――確かにあなたは長身なのに身軽だし、動きも速いですよね?今までのスポーツ歴は?

実は、9歳から14歳まではテコンドーをやってた。なんと黒帯の2段(笑)親が気に入っててね、そのまま指導員にでもなって道場を持って欲しかったみたいだけど、周りに変な奴が多いから嫌になって辞めた。周りが変な奴だらけっていうのはこの世界も同じだけど(笑)

――テコンドーとは意外ですね。プロレスラーの場合、アメフトかアマレスの経験者が多いですけど。

でも、実はテコンドーも役にたってるんだ。テコンドーってジャンプしながら蹴ったりするのが多いでしょ、さっきも言ったようなハイフライ系の技を出す基礎になってるんだよ。特にプロレスを始めた当初はすごく役立った。その他のスポーツは全くしてない。野球もアメフトもバスケも全く興味なし。

――では、音楽は好きだと聞きましたけど?バンドもやっていたとか?

ああ、日本にいた時にゲストボーカルで参加して、それはCDにもなったよ。以前はあるバンドでボーカルもしてたけど、大して成功もしなかったな。基本はメタルが好き。セパルトゥラの大ファンなんだ。あとはホワイトゾンビとかスレイヤーとか。オールドスクールというか、ハートのあるバンドが好きだな。

――音楽にしてもプロレスにしても、ハートが重要なんですね?

まさにそう!商業主義で金儲けばかり考えてるバンドにロクなのは無い。ロクでもない奴の作る音楽は、ロクなものじゃないだろう?

――私も音楽好きなんで、よーくわかります。ではプロレスの話に戻って、日本とアメリカとではデスマッチの違いみたいなものは感じますか?

時期によっても違うけど、初期ECWやスモーキー・マウンテン時代は特になかったと思う。ECWの人気が出てバックヤードレスリングが出て、基礎もないのにデスマッチをやるようになってからは、差というのが大きくなってきたと思う。例えば、普通にレスリングのできるレスラーがデスマッチをするのと、レスリングができない奴らがデスマッチをするのとでは、差は愕然でしょ?もっとわかりやすく言うと、最近ジョン・モクスリーがWWEと契約したけど、デスマッチファイターと言われる人がWWEと契約するなんてサブゥー以来だよ。日本のデスマッチファイターは、基礎がしっかりできてる人も多いけど、アメリカでは2~3ヶ月プロレススクールに通ってデビューしただけの奴がデスマッチをやったりしてるから、この部分は大きな違いだよね。あとストーリーや感情といった部分が日本のデスマッチにはある。FMWでは大仁田がよく泣いてたし、工藤めぐみのデスマッチとか、あれなんて感情そのものでしょ?そこも大きな違いかな。

――確かに日本のデスマッチにはドラマ性がありますね。ではデスマッチアイテムはどうですか?好きなアイテムとか嫌いなアイテムは?

うーん、嫌いというわけでもないけど、蛍光灯は難しいよね。運が悪いと大怪我するし。でも嫌いってほどでもない。好きなのは有刺鉄線。あと焼き鳥スティック(竹串)!

――日本の竹串はアメリカのに比べると短くて細いですが、どちらが好きですか?

日本の!アメリカのだと長くて刺さっても垂れてきちゃうんだよね。ダラーンと。それと日本の方が刺しやすい。

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――では、リングネームのMASADAを選んだ理由は?

よく日本の名前だって言われるけど、そうじゃないんだよね。これはヘブライ語でイスラエルにある要塞の名前なんだ。ユダヤ人がこの要塞に立てこもっていたところをローマ人が包囲して、最終的にはそのユダヤ人が自決したという歴史的背景のある場所なんだ。両親からこの話を聞いたんだけど、すごくカッコいいと思って、その時にバンドを組んでいたからまずはバンド名にして、それからプロレスを始めてからもこの名前を使うことにしたんだ。

――ということはあなたはユダヤ人?

いや、全然違う(笑)俺のルーツはスコティッシュ、アイリッシュ、そしてチェロキー族。

――チェ、チェロキー?!

そう。鼻の横に筋があるでしょ?これはチェロキー(ネイティブアメリカンの部族)の特徴だよ。この名前を使って面白いことは、まず日本人には「マサダ?日本の名前?」って聞かれて、ヘブライ語だって答えると「じゃあユダヤ人?」って聞かれること。どっちの血も全く入ってないんだけどねー(笑)

――日本で記憶に残るエピソードはありますか?

うーん、大日本のレスラーは皆面白いから、笑える話はたくさんあるけど。札幌に行った時に、宮本、佐々木、ネクロ・ブッチャー、クレイグ・クラシックと一緒にバーに行ったんだけど、店にあったビールとアルコールを全部飲んじゃったことがあってね。あれは凄かったなー(笑)

――日本のここが嫌いっていうのは?

うーん、特にないけど、経済が悪くなったせいで俺がもう日本に住めなくなったってことは、それに当てはまるかな。日本は生活するのにお金がかかる国だよね。

――日本食も好きですか?

もちろん!何でも食べるよ!

――納豆も?

オー!納豆はダメ。臭いも味も受け付けない。キライ!!初めて日本に行った時は食べ物が心配で、知らない物は食べないようにしてたらすごく痩せちゃったんだ。だから次に行った時には何でも挑戦するようにした。そうしたら刺身も焼肉も牛丼も何でも好きになったよ。

――では最後に日本のファンにメッセージを

いつもサポートしてくれてありがとう。なかなか戻ることができなくて、残念だ。皆の事は忘れてないし、早く日本に戻ろうと思ってるよ。日本のことは大好きだし、いつも想ってる。俺のことも忘れずにいてくれよ。


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葛西純 vs. ネクロ・ブッチャー


4月10日 CZW @エースアリーナ ニュージャージー州ユニオンシティ

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ネクロ・ブッチャーが「ウガー!」と叫びながら裸足で入場。客席からパイプ椅子を奪ってリングへ投げ入れる。葛西が入場するとコーナーに登って中指を立てる。前日のダニー・ハボックとの試合(有刺鉄線ガラスボードデスマッチ)で、背中の傷からいまにも血がにじみ出そう。

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ネクロはパイプ椅子を手にすると、いきなり自分の額に打ちつける。「バコーン!バコーン!」という音が会場内に響くと、頑丈なパイプ椅子がぐにゃりと曲がる。ゴングが鳴る前からネクロの額から流血。気合を入れているようだが意味が分からない。そして、ボロボロのズボンに忍ばせておいたバナナを取り出し葛西に投げつける。すると葛西はニンマリ顔でそのバナナを完食。観客からは「カサイ!カサイ!」チャント。更に何を思ったのか、葛西はぐちゃりと曲がったパイプ椅子を拾い上げ、同じように自分の額になんども叩きつけはじめる。日米キチ●イレスラー同士のコールアンドレスポンス。

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いきなり場外戦に突入。ネクロは葛西にパンチとチョップの雨あられ。葛西は口の中の(食べ残し)バナナを観客へ吹き出してバナナシャワー。二人は殴りあいながら観客席をねり歩く。すると葛西がグレート・アントニオ似のおじさんに椅子を持たせると、そこへネクロを頭から投げつける。「パッコーン!」と漫画の吹き出しみたいな音がして、ネクロは観客席に大の字。

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ネクロは葛西を観客席に座らせて張り手。そしていまどき珍しい目潰し攻撃。完璧にネクロの指が葛西の両目にインしている。ネクロは葛西を担いでエアプレーンスピン。ぐるぐる回って客席をなぎ倒しながら場内を移動する。ただ担いで移動すればいいものをエアプレーンスピンで移動は新しい。

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客席を半周したところで葛西を下ろすと、目が回ったネクロはその場ですっころぶ。観客は失笑。案の定である。そしてスモールパッケージホールドに丸め込むが葛西がツーでキックアウト。

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ネクロは回転エビ固めをしようとするが失敗。見事に頭からコンクリートの地面に落ちて自爆。「ゴンッ!」というもの凄い音がして辺りは騒然となるが、ネクロはむくりと起き上がる。ネクロ巨神兵。額からは大量の出血。

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リングに戻る二人。ネクロが椅子を向かい合わせに立ててセットすると、葛西も握りこぶしを作ってアピール。グーパンチ合戦(タイペイ)の始まりである。

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「ゴツッ!」、「ベシッ!」と、両者一発ずつグーパンチで殴り合う。ネクロは葛西の顔面をなぐると、葛西はネクロの鼻をかじる。

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葛西はコーナーポストからリング中央椅子へネクロを投げ落とす。

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ネクロはコーナーポストに上る葛西に椅子を投げつけ阻止。コーナーに上ったネクロは、葛西を椅子の上へ雪崩式ブレーンバスター。葛西のラリアットを両手でブロックすると、ネクロの十八番タイガードライバーを椅子の上に決めるが、それを葛西がツーでキックアウト。

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再び椅子をセットするネクロ。葛西を椅子の鋭角部分にバックブリーカー。ネクロがフォールにいくが葛西がツーで脚をロープにかける。葛西はネクロを椅子の上にボディースラム。動けなくしたところに葛西が「シュワッチ!」とパールハーバースプラッシュをきめてスリーカウント。葛西純の勝利。

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葛西の気の触れたような表情と、ネクロのだぼついたビールっ腹が印象的で、両者の魅力が消えることなく、痛みの伝わる素晴らしいハードコアマッチだった。この両者ならどんな試合形式であれ、自分のスタイルを貫き通すはず。何度でも観てみたいカードである。


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葛西純 vs. ダニー・ハボック


4月9日 CZW @アサイラムアリーナ ペンシルバニア州フィラデルフィア

<CZWウルトラバイオレントアンダーグラウンド王座戦> 葛西純(C) vs. ダニー・ハボック

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対角線上のコーナーにガラスボードが2枚。リングサイドにも有刺鉄線が巻きつけられたガラスボードが椅子にセットされてある。先にダニー・ハボックが入場。すこし緊張した表情。次にこの日デスマッチ2試合目の葛西は、ココバットの「DEVIL」で入場。レフェリーは李日韓。

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ゴングが鳴るとロックアップ。ハボックが葛西をガラスボードに投げようとするがこらえる。葛西がリバースしてハボックをガラスボードに投げる。「バッコーン!」という音と同時にガラスの破片が客席まで飛び散る。ハボックは背中から腰にかけて流血。葛西は硝子の破片を手にとってハボックの額にこすりつける非道攻撃。観客から「You Sick F***!」チャント。

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リング中央に椅子を置いてハボックをボディスラム。カウントツーでキックアウト。再びガラスを手にしてハボックの額にグリグリ。観客から悲鳴が上がる。葛西はハボックの脚を取り、粉々になった硝子の破片の上をずるずると引きずる。ハボックが「ウガー!」と悲鳴を上げる。

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ハボックは葛西をガラスの破片の上にブレーンバスター。葛西は何事も無かったかのようにスクッと立つ。葛西はハボックをコーナーに詰めてスーパプレックスを狙いにいくが失敗。逆に葛西を持ち上げ、そのまま対角コーナーのガラスボードめがけランニングパワーボム。ガラスが粉々に砕けてあたりは血だらけ。軽い殺人現場。

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たまらず葛西は場外へエスケープ。赤いランニングシャツを着ているかのような葛西の背中。このあたりから顔面蒼白になっていく。

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場外の葛西を追いかけるハボック。葛西を捕らえると、リングサイドに設置してあるガラスボードの下に寝かせ、リング上からダイブ。葛西はガラスシャワーを浴びる。リングに戻ると、コーナーの葛西にランニングエルボー。ノーザンライトスープレックスが綺麗にきまるが葛西はそれをツーでキックアウト。

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逆に葛西はバックドロップ、DDTと怒涛の攻め。続けて場外にセットしてあるガラスボードをコーナーに置いてハボックをバックドロップ。角度は浅めだが地味に痛そう。すると突然葛西がズボンを脱ぎはじめる。

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股間に「猿」の文字が現れる。満面の笑みをうかべる葛西。。完全に狂っている。「オーイェー!」と叫びながらリック・ルードばりに腰をくねらすと観客は大爆笑。

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葛西のリバースタイガードライバーはツーでキックアウト。セクシーに食い込んだ葛西のケツからも血が流れる。葛西がゴーグルを手にコーナーに登ると「シェー!」のあとパールハーバー・スプラッシュ。

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しかしハボックがツーでキックアウト。すると葛西はリング上に椅子を置いてその上にガラスをセット。手鼻攻撃。ハボックをガラスの下に寝かせると葛西へコーナーポストへ登る。

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葛西がもたついている間にハボックが脱出する。葛西を下におろすとハボックは捻りの入ったムーンサルト。粉々になったガラスが血の色で染まっていく。両者大の字。

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フラフラになりながらも必至で立ち上がる両者。エルボーの打ち合いは五分と五分。葛西の背中がまた一段と赤い。

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葛西のリバースタイガードライバーはツーでキックアウト。ここで会場から「This Is Awesome!!」の大チャント発生。そして有刺鉄線が巻かれたガラスボードを葛西がセットする。葛西はコーナーに登ってまたリバースタイガードライバーを狙うが失敗。

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逆にハボックが雪崩式のデスバレードライバー。カバーに入るハボックだったが、なんと葛西がカウントワンでキックアウト!観客が一斉に立ち上がり大拍手。狂猿最後の粘りを見せる。

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信じられないといった表情のハボック。最後はハボックが、血で染まったガラスの破片にデスバレードライバーをきめてスリーカウント。ハボックがCZWウルトラバイオレントアンダーグラウンド新王座に就いた。

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観客はスタンディングオベーション。しばらく拍手が鳴り止まない。葛西はフラフラになりながらロープに掴まり立ち上がる。意識が朦朧としているのか足に力が入らずよろけてしまう。まだ信じられないといった表情でUVUベルトを受け取るハボック。するとコーナーポストに登りベルトを高々とあげる。まだ拍手は鳴り止まない。葛西は手を差し出しながらヨロヨロとハボックのところへ歩み寄る。ハボックもそれに応えようと近寄る。すると突然葛西がキス!ハボックをキ●ガイと認めた瞬間である。葛西がリングを降りて花道を帰ろうとすると、観客から「Please Come Back! Please Come Back!」の大チャントが送られた。


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“The Crazy Monkey” Jun Kasai returns to US


YouTube Preview Image

Jun Kasai, a notable deathmatch fighter, is coming back to US to defend his UVU Championship title at CZW. He is one of the best deathmatch fighter, and known for his crazy fight style. He’ll be in 4 matches in 2 days – against Drake Younger at No Ropes Barbed Wire match, against Danny Havoc to defend his UVU Championship, against Sami Callihan at hardcore match, and lastly but not least, against Necro Butcher at ultraviolent rules! What will happen to each match?!

Don’t miss this opportunity to see this Japanese ‘Crazy Monkey” Jun Kasai live!!


wXw presents
April 9th 2011 @ 2:30PM
@ Asylum Arena • South Philadelphia
7 W. Ritner Street
Phila, PA 19148

No Ropes Barbed Wire Match
Drake Younger vs. Jun Kasai


CZW presents
April 9th 2011 @ 8PM
@ Asylum Arena • South Philadelphia

Ultraviolent Underground Championship Match
Danny Havok vs. Jun Kasai


CZW presents
April 10th 2011 @ 1:30PM
@ ACE Arena
725 Sip Street

Ultraviolent Rules
Necro Butcher vs. Jun Kasai


wXw presents
April 10th 2011 @ 5:30PM
@ ACE Arena
725 Sip Street

Hardcore Match
Sami Callihan vs. Jun Kasai


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